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RPAを導入すべき業務内容とは
RPAはその導入に際してきちんとした業務プロセスが確立されている事が前提となり、そのプロセスをロボットが実行する事でミスのない高い業務効率を得る事が導入の主な目的となります。
その目的を達成する為にRPAを導入する事に適した業務がありますので例をいくつかご紹介致します。
データ・帳票入力
従来は人間が処理していたデータ入力系の業務プロセスにはニューマンエラーというものがどうしても発生していました。
但し、多くの場合はインシデント管理と対応フローというものを策定・活用する事で正しいプロセスに復旧可能となっていますが、この対応にはインシデントを発生させた本人及びの業務関係者、管理監督責任者及び利害関係者といった複数の人間に一定の負担がかかる事になります。
これらの負担による間接的なコストはバカにできないものですが、これらの関節コストが不要となる事は大きなメリットと言えます。
当然ですが、自動化による業務効率及び精度は改善される事となり、従来に比較して単位時間当たりの作業量は大きく増加しますので、より多くの業務を従来と同じ時間で対応可能となります。
DM発送業務
DMの発送業務も予め決められた配送先に決められた書類(広告)を同封して送付するという定型的な業務となりますので、RPAの導入には適していると言えます。
配送先の情報は定型フォームから読み取る事でどのような宛先にも対応可能となり、封筒などへの書類の同封や宛名ラベルの貼り付け等は従来の機械化の仕組みで充分に対応可能となりますので、既に一部自動化されているものをRPAに組み込むといった対応も可能ではないでしょうか。
RPA導入事例2つ
実際にRPAを導入している企業は既にありますので、どういった形でRPAを実装して運用しているのかを簡単にご紹介させていただきます。
やはりそれぞれの企業での業務プロセスに合った形でRPAを導入していますが、やはり目的としては業務プロセスの改善・高効率化を目指しており、それにより人的資産をより高度な業務へ振り分ける事に成功していると考えられます。
金融業での事務処理
定型の伝票によるデータ入力と入手金管理、履歴管理といったほとんどの業務に対応フローが存在すると考えられますので、RPAによる内部フローの一部自動化にはかなりの成果があり、人的ミスと言える業後の入出金チェック作業負荷が軽減されているとの情報があります。
実際の対顧客となる窓口業務及び高額な決済や上位レベルの承認といった事はRPAでは対応するのは難しいと考えますが、他の内部処理は順次RPAに置き換えが進む可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
製鉄業での生産管理(データ入力)
製鉄という業務ではかなりの複雑な工程管理が必要となりますが、その工程管理をRPAにて置き換えて工程Aから工程Bへの処理の流れを自動化して、作業の高効率化を図っている企業があります。
従来は複数の人間が確認を行って順次作業工程を進めていましたが、確認条件を明確化して業務プロセスを自動化する事でRPAに置き換える事に成功しています。
まとめ
日本政府が掲げている働き方改革の一翼を担うRPAについてご説明させていただきましたが、どういった内容で進められているものかという概要はつかんでいただけましたでしょうか。
RPAは定型作業を人間からロボットに置き換えてより高いレベルの業務に労働力を集中させ、企業そのものの活力と潜在的な能力を発掘する事で日本全体の国際競争力を高めるといった目的を実現させる施策と言えます。
RPAはあくまでも一定の作業範囲をロボットに担当をさせる事で人間に協力させると捉えていただき、ご自身の業務をより高度で創造的なものにしていく為に活用していければ良いのではと考えます。
また、RPAの導入に関して業務サイクルを見直すという事から新たな課題やその対策といった人間にしか出来ない仕事が生み出される様な事もあるのではないかと感じますので、いろいろな業界で積極的に取り組んでいける事を願っています。
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