アンドロイドのスマホを利用していると、本物か偽物か分からないウイルス感染に関する警告文が表示されることがあります。
アンドロイドの特性として、iPhoneよりも自由度が高くどんなアプリでもインストールできるという反面、ウイルスには弱いという性質を持っています。
これは、アプリが取り扱われているGoogle Playストアではアプリに危険性がないかどうかのチェックを行わないためであったり、いわゆる野良アプリと呼ばれるインターネット上にあるアプリを自由にインストール出来るためです。
ある日突然アンドロイドのウイルス感染の警告文が表示されると、かなりドキッとします。ですが、それは偽物かもしれません。
そこで今回は、偽物の警告文が表示された場合はどうしたら良いのかという点や、アンドロイドをウイルス感染から守る方法についてご紹介します。
目次
よくある偽のウイルス感染警告文2つ
まずは、よくある偽のウイルス感染の警告文を2つピックアップしてご紹介致します。これからご紹介する警告文が表示されたら、それは偽物であるため適切な対処方法で対処しましょう。
Googleセキュリティ
最近よくあるのは、Googleセキュリティを偽ったウイルス感染の警告文です。この警告文では、ウイルスに感染しているという偽の情報を伝え、ただちに対処する必要があると促します。
ポップアップの表示通りにタップして進めていくと、信用できるか分からないウイルス対策アプリのインストール画面に移っていきます。
これは、こうしたウイルス対策アプリを偽った悪意のあるアプリの可能性が高いです。
そのため、もしポップアップの表示通りにタップしてしまったとしてもアプリのインストールは避けましょう。
あなたの携帯は感染しています。
こちらは、ポップアップで表示される警告文ではなくブラウザ上で表示される警告文です。
パソコンを使用していると、Webサイトを開いた時に広告が貼られている位置に広告と同じようにこうした警告文が貼り付けられていることがあります。
これはウイルス性を持ったWebサイトや悪意のあるアプリのインストール画面に誘導するためのものであるため、インターネットを利用していてもしこうした表示がされたとしてもリンクを踏まないように注意しましょう。
これと似たものに、「Androidアップグレード通知!」というものもあるため、インターネットのブラウザ上で表示されている警告文は全て偽のものであると判断して無視した方が良いです。
自分のアンドロイドはウイルス感染している!?
続いて、ご自分の使っているアンドロイドスマホがウイルスに感染しているのかそれともしていないのかを確認する方法や、それを判断する方法についてご紹介致します。
さらに、偽の警告文は一体どういう役割を果たしているのかという点についても見ていきましょう。
偽の警告文は広告である
偽の警告文指示通りに操作を進めていくと、アプリのインストール画面に誘導されます。つまり、ポップアップで出てくる偽の警告文はアプリの悪質な広告と捉えても良いです。
アプリをインストールしてしまうと危険性はありますが、インストールしなければ危険性はほとんどありません。
アプリのインストール画面に誘導される場合
表示されている警告文が本物が偽物かの区別がつかない時は、ある程度ポップアップの指示通りに操作を進めてみるというのも一つの方法です。
上記でご紹介したように、偽物の警告文であればアプリのインストール画面に誘導されます。
またこの際、ブラウザバックをして画面を戻そうとするとさらに危機感を煽るような警告文や注意文が表示されます。こうしたものが表示されていたらほぼ100%偽物の警告文であると判断して良いです。
ウイルス対策アプリでスキャンしてみよう
警告文が表示されていると、お使いのアンドロイドスマホがウイルスに感染しているということだと判断してしまいがちです。
焦って操作を進めてしまうと、偽物の警告文であった場合逆にウイルスに感染してしまうということがあります。
警告文が表示された時は、焦らずにお使いのアンドロイドスマホにインストールしているウイルス対策アプリでスマホ内をスキャンしてみましょう。
もしウイルス対策アプリをインストールしていない場合は、一度インストールを行ってからスキャンをしてみましょう。
この時に何も問題ないという表示がされれば、警告文は偽物であることが分かります。
次ページ:警告文に従ってアプリをインストールしてしまった場合はどう対処する?
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