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データは消えない?格安SIMカードの利用方法と特徴5つ

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データは消えない?格安SIMカードの利用方法と特徴5つ

スマートフォンを使用の際に必要なSIMカード。しかし、具体的にどのような役割があるか把握していない人は多いのではないでしょうか。

スマートフォンとの関係や仕組みを把握しておくと、キャリアや機種の変更をする際に役立つ場合があります。格安SIMに変更することによって、月々の支払を抑えられるケースも珍しくありません。

そこでこの記事では、SIMカードの役割と格安SIMプランをご紹介します。

SIMカードに関する知識を得て、スマホをより活用しましょう!

SIMカードとは?

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simカードはスマートフォンだけでなく、実は一般的な携帯電話の時代から使用されていました。個別の番号が割り当てられており、これを機器に挿入することでその端末の持ち主を明らかにできる仕組みです。つまり、汎用的な端末を個人の専用端末にするためのアイテムと言うことができます。

このSIMカードはスマートフォンを使用する際に挿入することになりますが、自分で挿入した記憶がない人もいるのではないでしょうか。店頭で手続きをした場合、スタッフが挿入してしまっているケースもあります。特に高齢者の場合はスタッフにセットアップしてもらうケースが多いでしょう。多くのスマートフォンは、横にある挿入口を開いてみると内部に挿入されていることを確認できます。

SIMカードの種類

SIMカードと一口にいっても、複数の種類が存在します。自分のスマートフォンに挿入しているカードはどの種類かを把握しておきましょう。これは、新しい機種を購入したときに移し替えられない可能性があるからです。例えば、以前使用されることが多かった標準的なサイズは今ではあまり使われていません。

標準的なサイズの後に作られたのが、マイクロと呼ばれるサイズのものです。しかし実はこちらもすでに減ってきており、今ではナノと呼ばれるサイズのものが一般的になっています。最新機種はほとんどこのサイズのものが使用されています。

データ専用SIM

データ専用SIMとはデータ通信のみ利用することができるSIMカードのことです。SNSや検索、ゲームなどができますが、090や080の電話番号を持つことはできません。

音声通話SIMより安い料金で利用できます。

SMSが利用できない

二段階認証などSMSが必要になるサービスは増えてきましたが、データSIMは電話番号がついていないため、SMSも利用することができません。

そのため、データSIMを契約する時にはあくまでサブ端末として考えておくことをおすすめします。

音声通話SIM

音声通話SIMはデータ通信に合わせて通話を利用することができるSIMカードのことです。090や080の電話番号を持つことができます。

データSIMよりは料金が高くなってしまいます。

格安SIMとは

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キャリアが提供しているSIMの他に、MVNOと呼ばれる通信業者が提供している格安SIMと呼ばれるものがあります。非常に使用料金が安いく、キャリアから移行する人も多くなってきています。当初は通信面において不安が指摘されることも少なくありませんでしたが、大手キャリアの回線使うことにより、今では安定して使用できることがほとんどです。

しかし、このサービスを使用するには、スマートフォンのロックを解除しなければなりません。

元からロックがかかっていない機種であれば問題ありませんが、キャリアの提供する端末はロックがかかっている場合があります。そのような機種でも、ロックを解除することができれば問題なく使用できることが多いです。ロックは2015年から解除することが義務化されているので、購入した店舗に相談すると解除してもらえるケースが多いです。

SIMフリーを使用する

ロックが気になる場合は、キャリアのスマートフォンを使用しないことも一つの手です。具体的な方法としては、SIMフリーと明記されている端末をキャリア以外で購入することができます。

これらの端末はMVNOやメーカーなどから直接購入できます。例えばiPhoneであればアップルストアで販売されており、店舗でもオンラインでも購入することが可能です。購入する場合は、カードスロットのサイズが適合することを確認しておくのが大切です。

また通話を行えるものと、データ通信のみに対応しているものがあるので、それを区別することも重要です。データ通信のみのプランの方が料金が安いため、通話が必要ない場合はそちらをおすすめします。またプランによってデータ通信の上限が決まっているので、自分の使用量と照らし合わせて選ぶのもポイントです。

MVNOの特徴5つ

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大手携帯電話会社では、音声通話のみの契約、データ通信のみ利用できる契約、さらにその双方が利用できるものがあります。そして、契約を変更したとしてもSIMカードを差し替える必要がなく、携帯電話会社での端末操作だけで行うことができます。

しかし、MVNOの場合は、それぞれSIMごとに契約が決められている場合が大半です。そのため、契約する都度新しい番号を取得しなければなりません。

このように、MVNOにのみにある特徴もあります。

そこで、ここではMVNOの契約の中でも1番価格が安いデータ専用プランの特徴を5つご紹介します。

1.音声通話の加算額がある

まず、このサービスの料金が安い理由は、大手携帯電話会社から卸される料金にあります。これは、最低料金がデータ回線のみで、オプションとして音声通話をつけるという仕組みになっているからです。そのため、音声通話の加算額はどこのMVNOも同じ金額を提示しているところが多いです。

また、データ専用と言えどもSIMに特別な大きさの違いがあるわけではなく、使える端末に制限もありません。そのため、キャリアのSIMロックの問題を除けば、大半のスマートフォンで利用することができます。

さらに、最近のガラケーについてもアンドロイドOSを搭載したものは、APNの変更が行うことができ、ほとんどの場合正常に利用することができます。ただし、音声通話はできないため、注意しましょう。

2.重複しない電話番号が振られている

利用端末に挿入して電話番号を確認すると080の番号などが表示されます。しかし、その際に電話番号はをぶことができません。

音声通話ができないこの契約においてもユニバーサルサービス料が毎月かかることになっているものもあります。しかし、2017年10月から割り振られる020番号については、個人の利用者にもユニバーサルサービス料を支払う必要がなくなっています。

3.電話番号を取得出来る

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代表的なものは050番号です。しかし、それに限ったわけではありません。日本のMVNOは海外と比べるとこの回線を利用した通話の制限が緩いため、様々な通話が遮断されることなく行えます。そのため、海外の友人を招待する際には、渡航者用の050番号を取得して使ってもらうことができます。

さらに、渡航前にデータ回線を利用する現地の電話番号を取得して来てもらえば、そのまま日本でも使うことができる場合があります。この方法を用いれば、日本で音声契約をするほど手続きが面倒ではなく、違約金も発生せずに使うことができます。

4.電池の消費が若干速い場合がある

MVNOは通信速度が遅いことがあるため、長い時間低速通信をし続けることがあります。この際、電池は休みなしに負荷をかけ続けると通常より減りが速まるため、充電消費量が多くなってしまいます。

さらに、利用できる提供回線に制限があったり、音声通話の信号を受信できないため、スマートフォンが接続確認のために電池を時々余計に消費することがあります。

5.音声付き契約にはない制限がある場合も

この契約の場合は利用するMVNOによって購入時に端末の割引が受けられなかったり、端末保証サービスに加入ができない場合があります。そのため、希望するオプションサービスがある場合は、契約前に加入できるか確認する必要があります。

しかし、安いこの回線を利用したSIMプランだからといって、その他のサポート面で不利益を被るようなことはありません。

SIMカードを交換する前に

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格安SIMの利用を決めたら、まず下記のことを把握をしておきましょう。特に、どのデータが消えて保存しておく必要があるか、そもそもSIMカードには何が保存されているのかなど、基本的な情報について見ていきましょう。

SIMカードに記録されているデータは

「SIMカードにはスマホの多くのデータが保存されている」と思っている人もいるかもしれませんが、元々、SIMカードとはSubscriber Identity Moduleの略で、回線の契約者を識別することを目的としたカードです。

そのため、SIMカードに記録されているのは、契約者の電話番号などの回線の契約情報のみです。

今までスマホに入っていたデータは消えない

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キャリアから格安SIMへ交換したとしてもスマホからデータが消えてしまうことはありません。下記のようにアプリの情報なども消えませんので、安心して交換することができます。

アプリの情報などは消えない

SIMカードを交換したとしても、アプリの情報などは消えません。現在、様々なアプリがありますが、どのアプリにもアカウントがあるため、SIMカードを交換したとしても同じアカウントでログインすれば今まで通り使うことができます。

キャリアメールは使えなくなってしまいますが、GmailやYahoo!mailなどはアプリ同様データが消えません。ただし、キャリアが提供している独自のアプリなどは、アプリ自体がなくなってしまうため、注意しておきましょう。特に、連絡先などの情報は別の記録するかデータ移行などが必要なので、注意しましょう。

バックアップは必要なし

上記のように、スマホやアプリの情報は消えないため、アプリなどのデータをバックアップする必要はありません。しかし、データが消えないからといって常日頃のバックアップを怠ってはいけません。また、格安SIMに交換する前には、念のためスマホデータをバックアップしておくことをおすすめします。

SIMカードを交換する

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格安SIMへ交換する際、自分で設定をおこなう必要があります。そのため、事前に流れを把握しておくことで、交換をよりスムーズに行うことができます。

SIMロックの解除方法やAPN設定はキャリア・格安SIMのホームページで詳細を確認しておきましょう。

注意すること

SIMカードを交換する際には、注意点もあります。SIMカードを交換する前に下記のようにSIMロックの解除を行いましょう。現在利用しているキャリアによってアクセスするオンラインサイトや店舗が異なるため、注意が必要です。

SIMロックの解除

ドコモやau、ソフトバンクなど、キャリアのSIMロック製品(2015年5月以降発売のSIMロック解除機能搭載)を使っている場合は、SIMロック解除の手続きを行いましょう。

これは、SIMロックを解除をしないと格安simへの交換ができないからです。各店舗もしくはオンラインで手続きを行うことができますが、本人確認資料が必要です。また、申し込み方法によっては解除手数料がかかるため、注意しましょう。

■SIMロック解除手続き先

  1. ドコモ:My docomoまたはドコモショップ
  2. au:My auまたはauショップ
  3. ソフトバンク:My SoftBankまたはソフトバンクショップ

必要な設定を行う

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格安SIMに交換したあとは、APN(アクセスポイント)設定をする必要があります。iPhoneとAndroidそれぞれのAPN設定は下記の方法でおこないます。

■iPhoneのAPN設定

  1. iPhoneでAPN設定をする場合は、Wi-Fiに接続をしてSafariを開きます。
  2. 格安sim事業者が提供しているプロファイルのURLにアクセスをします。
  3. プロファイルをインストールします。
  4. ホーム画面から「設定」を開きます。
  5. Wi-Fiの接続を切ります。
  6. メニューから「モバイルデータ通信」を選択します。
  7. 「LTE回線を使用」をオンにすればAPN設定が完了します。

■AndroidのAPN設定

  1. AndroidでAPN設定をする場合は、まず「設定」を開きます。
  2. メニューから「モバイルネットワーク設定」を選択します。
  3. 「モバイルデータ通信」がオンになっているかを確認します。
  4. 「アクセスポイント名」を選択します。
  5. 「新しいAPN」を選択します。
  6. 格安simカードの情報に従い、認証IDやアクセスポイント名、パスワード、認証方式などを入力していけば、APN設定が完了します。

海外旅行の時は国外のSIMを使うのもおすすめ

これまで海外旅行する時の通信手段は下記のいずれかが主流でした。

  • ローミング
  • レンタルWi-fi
  • フリーWi-fi

しかし、ローミングとレンタルWi-fiは料金が高く、フリーWi-fiは場所の制限があるという問題があり、これを解決したのが旅行先の国のSIMを使うという手法です。

特に現在は空港で旅行中に使用できる期間限定のSIMが販売されていることが多く、購入すればその場でセットまでしてもらうことができます。SIMを変えれば電話番号が変更するので音声電話は使用することができませんが、LINEなどは普通にそれまで通り使用することができますので困ることはほぼありません。

帰国後は再び元のSIMをスマートフォンに設定すれば、元の状態に戻すことができますので、今後は海外旅行にいくときには旅行先の国のSIMの利用を検討してみてください。

データSIMならピクセラモバイルがおすすめ!

データSIMをお探しならピクセラモバイルの利用がおすすめです。

docomoの通信ネットワークが利用できるデータ専用の格安SIMであり、柔軟な複数の料金プランに加え、「USBドングル」と併用することでノートパソコンのネット環境構築にも使用できます。

料金プランは定額プランから100GBプランなど、下記のように柔軟な料金体系となっています。

プラン 月額料金(税込)
20GB 2,780円
30GB 3,480円
100GB 3,780円
IoT 470円
定額SIM 2,138円
定額SIM+
LTE端末セット
1,598円

USBドングル14,800円、初期費用3,300円のUSBドングルセットプランも提供されており、データSIMとUSBドングルがあれば、ノートパソコンのUSBポートに接続して簡単にネット環境を構築できます。

外出時のネット環境の構築方法を探している方や、音声通話機能をスマートフォンに必要としていない方は、柔軟な料金体系で安定的なdocomo通信ネットワークが利用できるピクセラモバイルのデータ専用SIMの利用を検討してみてください

まとめ

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いかがでしたか?

SIMカードを十分に理解すると、今よりもスマートフォンを活用することができるのではないでしょうか。特に、格安SIMプランを利用することで、毎月の携帯料金を安く済ませることができる場合もあります。

SIMカードを活用してより良いスマホ人生を送りましょう!

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