Windows Vistaは、WindowsXPやWindows7に比べ、起動や動作が遅いと指摘の多いOSです。
理由は Vistaがマイクロソフトが今までリリースしてきたOSの中でも、デザイン重視で様々な機能などが付いており、メモリー消費量がかなり多いためです。
最初から起動や動作が重いWindows Vistaですが、カスタマイズを行えば起動、動作は速くすることができます。今回はWindows Vistaの重い動作を解消して高速化する方法についてご紹介します。
目次
Windows Vistaを高速化させる方法
それまでのWindowsに比べ、動作が遅いことでも有名なWindows Vista。
ここでは、Windows Vistaの遅い動作を解消し、速くするための方法を全14種類ご紹介します。
①メモリーを増設する
非常にメモリー消費量の多いWindows Vistaは最低でも2GB以上搭載しましょう。
2GB以上可能であればできる限りメモリー増設を行いましょう。Windows Vistaは発売当初パソコンメモリーが1GBしか搭載されていませんでした。
今のiPhoneでも16GB以上です。1GBだと処理速度を上げるのには限界がありますので、メモリーの搭載量自体を上げることが遅い速度を改善するために非常に重要な要素となります。
②Windows Aeroをオフにする
Windows Aeroは、Vistaから搭載された機能でグラフィックに関する機能になります。
ウィンドウを半透明にし表示したり、立体的に並べて切り替えたりすることができます。これまでCPUが行っていたグラフィック処理をグラフィックチップに任せCPUの負担を軽くし、その分、全体のパフォーマンスを上げるために搭載された機能でした。
しかし、グラフィックチップの性能が十分でない場合は、逆に重荷になり、全体のパフォーマンスを落とす原因となりました。Windows Aeroをオフにすることで、遅い動作を速くすることができます。
③いらないプログラムを削除する
使用していないソフトは削除しましょう。
また、メッセンジャー系のプログラムは使う時のみ使用するようにしましょう。Windows Vistaにある標準のWindowsサイドバーやWindowsDefenderもオフにすることができますので、極力使わないものはオフにしておくようにしましょう。
パソコンに導入したソフトの中には、Windowsと同時に起動して常駐するものがあります。同時起動なため、すぐに利用することができますが、起動に時間がかかってしまいますし、常にメモリー容量を消費する原因となります。
常駐ソフトを確認し、使わないものは解除、もしくは削除しましょう。
④ファイルのインデックス作成をオフにする
Windows Vistaでは、フォルダウィンドウやスタートメニューの検索ボックスにキーワードを入れると、素早くファイル検索できるようになっています。
便利な機能ですが、この機能を実現するために、バックグラウンドでは定期的にファイルのインデックスが作成されています。
インデックス作成中は全体のパフォーマンスが下がり、動作が遅くなる原因の1つになります。遅い動作を速くするためにインデックス作成はオフにしましょう。
⑤Windows Defenderも使わない場合はオフにする
Windows Defenderは、スパイウェアを監視する機能を持ちます。
セキュリティのために役立つ機能ですが、他にセキュリティソフトを導入している場合は、同じ機能を持っていたりしますので、負担を減らし全体のパフォーマンスを上げるためにも、機能が不要な場合はオフにすることで遅い動作を速くすることができます。
⑥機能重視の設定へ変更する
Windows Vistaの設定を変更します。
パフォーマンス優先から機能重視の設定へ変更します。
背景画・壁紙なども無くしましょう。余計な機能を使わないことで動作が軽くなります。
⑦セキュリティソフトを変更する
セキュリティソフトというのはウイルスなどからパソコンを守ってくれるソフトですが、実は1番メモリーを消費し、重い動作の大きな原因になっています。
さらに、ソフトによっては自動でスキャン、アップデートが始まり、Windows Vistaの動作をさらに遅くしていきます。
どのセキュリティソフトもセキュリティ対策には大きな差はありませんので、軽いソフトに変更することで、遅い動作を速くすることができます。
⑧HDDアクセスを抑制する
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