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現在のコンピュータはほとんどがネットワークに接続されて運用されています。Windowsパソコンは単体でもいろいろな機能が使えます(スタンドアローン)が、ネットワークにつながることでより多くの機能が利用できます。
現在のコンピュータネットワークのほとんどは「クライアントサーバーシステム」です。作業はコンピュータネットワークでサーバーにつながったパソコン(クライアント)で行われています。普段作業しているクライアントはわかりやすいのですが、ネットワークの先につながっているサーバーとは実際にはどんなものなのでしょう。
ここでは、特にWindowsサーバーを中心に、概要と基本的な使い方を確認します。
[ad name=”adTop”]1.Windowsサーバーの概要
そもそもサーバーの役割とは何でしょう?
データベース、アカウント制御、ウェブサーバー、メールサーバー、プリントサーバー、役割を列挙するときりがありません。少し乱暴な言い方をすると、スタンドアローンではできないことで、ネットワークにつないで初めてできる機能はすべてサーバーの役割です。ネットワークの管理もサーバーの大切な役割です。
役割によってはクライアントと同じOSでも処理しきれますが、複数のユーザーが同時にアクセスするサーバーでは専用のOSが必要です。
Microsoftから発売されているサーバー専用OSがWindowsサーバーです。Windowsサーバーでは、一般的なサーバー機能に加えて、マイクロソフトによって開発されたユーザーとコンピュータを管理する仕組み(Active Directory)を構築することができます。
Linuxサーバーも有名
サーバーのOSとしてはLinux系が有名で、代表的なOSには次のものがあります。
- Cent OS
- Ubuntu
- Red Hat Enterprise
上記のようなOSは、Linux系のディストリビューションの一種類と呼びます。
WindowsOSとは根本が異なるため、実行できるコマンドの種類や得意なことに違いがあります。
サーバーに利用するOSを選定する場合は、用途に応じて適切なOSを選択するようにしましょう。
Windows Server2022が登場
Windows Serverは前バージョンの2019から2022へと最新版がリリース、クラウドとオンプレミスの両方を活用しながら理想的なサーバー運用が可能となりました。
Azureをベースとした新しい形の選択肢が提示され、期間限定で無料体験も提供されていますので新しいWindows Serverを使ってみたい方はぜひ無料体験を活用して触ってみてください。
Windows Server 2022の特徴
Windows Server 2022では、クラウドをより安全かつ効率的に管理するための新しいツールと技術が提供されます。
サーバーをより安全かつ効率的に運用するための新しいセキュリティ機能が搭載されています。
また、新しい仮想化およびハイパーコンバージドインフラストラクチャのサポートも提供され、IoT、AI、マイクロサービスなど複雑なワークロードを容易に管理できるようになります。
さらに、Microsoft Azureによるハイブリッドクラウドサービスや、Azure Stackを使用したオンプレミスのクラウド環境など、クラウド上でのサーバー運用を容易に実現する新しい機能もいくつか提供されます。
2.サーバーでの操作
Windowsサーバーは「GUI使用サーバー」か「Server Core インストール」を選択してインストールされます。初期設定では「Server Core インストール」となっています。
この設定はいつでも変更できますが、初期設定ではGUI(Graphical User Interface)ツールが利用できたほうが便利ですので、「Server Core インストール」で運用するにしても、初期設定が済むまでは「GUI使用サーバー」を選択することをお勧めします。
Windowsサーバーでの操作はGUIベースの「サーバーマネージャー」と、コマンドラインでの「WindowsPowerShell」で行います。サーバーの初期構成や、基本的な管理は「サーバーマネージャー」で、詳細な管理は「WindowsPowerShell」を利用します。
「Server Core インストール」を選択した状態では「サーバーマネージャー」が利用できませんので、テキストベースの「Sconfig ツール」を利用します。Windowsサーバーに管理者としてログインすると「サーバーマネージャー」が立ち上がります。「サーバーマネージャー」ではネットワーク上にある他のサーバーも管理することが可能です。
3.リモートサーバー管理ツール
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