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SQLサーバーをご存知ですか。Windowsを提供しているMicrosoft社のシステムです。SQLサーバーはどのような役割を担い、どんな種類があるのでしょうか。
ここでは、「SQLサーバーの種類と役割、代表的な製品の特徴」について紹介いたします。SQLサーバーを初めて知る方も、なんとなく知っている方も、興味がある方は参考にしてみてください。
1.SQLサーバーとは

SQLサーバーとは、Microsoft社のリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)のことです。SQLサーバーは、Microsoftが提供しているWindowsで動作をします。SQLサーバー以外にもMicrosoftSQLなどと呼ばれることもあります。
SQLサーバーをインストールすることで、データベースが自動で作成されます。自動作成されるデータベースは、master、tempdb、msdb、modelなどがあります。masterは、SQLサーバーのアカウントや環境設定などのシステムレベルの情報やSQLサーバーを動かすために必要な情報が格納されています。
Tempdbは、SQLサーバーが起動した際に一時的な作業領域として使われるデータベースです。msdbは、SQLサーバーバックアップ履歴やバックアップのスケジュールなどの情報が格納されるデータベースです。modelは、すべてのデータベースのテンプレートになります。これらのデータベースを自動作成し利用しながら、SQLサーバーを利用します。
SQLサーバーのバージョン
SQLサーバーのバージョンは、2000年以降は年号で表示されるようになっております。
2,3年周期で新しいバージョンのSQLサーバーがリリースされており、2020年12月現時点においては、「SQL Server 2019」が最新バージョンになてtいます。
ここ最近は3年開くことはないため、2021年には新しいバージョンのSQLサーバーがリリースされてきそうですね。
SQLサーバーのバージョンによって、利用可能なエディションが変更となる場合がありますので、SQLサーバーを利用する時にはバージョン毎の違いも理解してから、利用するバージョンを選択するようにしましょう。
2.SQLサーバーの種類と製品の特徴
SQLサーバーは、多くの種類があります。Express、Compact、Evaluation、Workgroup、Standard、Enterprise、Datacenter、Web、Developerなどがあります。それぞれで特徴が違います。
例えば、Enterpriseは、中〜大規模向けのエディションで、機能制限は一切受けません。OSの最大容量までCPUやメモリの搭載ができます。Standardは、有償で小〜中規模向けのエディションです。OSがサポートする最大容量まで、メモリの搭載ができます。大規模エディション向けではありませんが、小〜中規模のシステムなどであれば、Standardで問題ありません。
Enterpriseよりも料金は安くなります。WebはWebサイトでのみ使用するエディションで、利用範囲が狭いことやデータ転送・変換・分析などの機能がないこともあり料金が安いのが特徴です。Workgroupは小規模向けのエディションです。
CPUは2個までの搭載など、さまざまな制限があり、機能もサポートされていません。そのため、料金が安いです。Expressは、小規模向けのエディションで、無償で使えMicrosoftのサイトからダウンロードできます。無償で使えることもあり、CPUは1個まで、メモリも1GBまでなど制限が多いです。
無償ということもあり仕方ありませんが、小規模なシステムであれば不自由なく使えます。Developerは、テスト専用エディションです。開発者向けになり、Enterpriseと同じ機能が搭載されています。また、Expressエディションはさらに3つのエディションに分かれます。ExpressとExpress with Management Tools、Express with Advanced Servicesです。
Express with Management Toolsは、ExpressエディションにSQL Server Management Studio Expressを加えたものです。Express with Advanced Servicesは、Express with Management Toolsエディションに、テキスト検索やレポートなどの機能を加えたエディションのことです。
1.SQL Server Expressのインストール方法
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