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パソコンの処理性能に直結すると言っても過言ではない「メモリ」というパーツがあります。これはパソコンで行う処理の作業領域を司る一時保存場所で、メモリの容量が大きければ大きいほど処理にかかる時間が速くなります。
以前までは4GB程度あれば充分とされていたメモリも、今では技術革新が進み8GBや16GB程度は確保したいという時代となりました。
そのため数年前のパソコンを使っていると、メモリ容量が足りなくてソフトウェアやサービスの処理が追いつかないということもあります。
そんな時はパソコンの買い換えを検討するところですが、パソコンごと買い換えなくても自力でメモリを増設することが出来ます。
そこで、パソコンのメモリを増設する方法についてデスクトップパソコンやノートパソコンといったパソコンの種類に分けてご紹介致します。
メモリ増設方法①デスクトップの場合
まずは、デスクトップパソコンのメモリを増設する方法からご紹介致します。
ここでは、ディスプレイとPCケースがセットになった一体型パソコンではなく、PCケースとディスプレイが別々のパーツとなっている場合の増設方法を解説します。
準備するもの
デスクトップパソコンのメモリを増設するためには、PCケースカバーを開ける必要があります。
PCケースカバーはビスで閉められていることが多く、また内部の基盤は静電気が触れるだけでもショートしてしまい、故障してしまう原因となるためそれを防止するためのアイテムが必要です。
必要となるのは
- ドライバー
- お使いのパソコンの取扱説明書
- 静電気防止手袋
- エアダスター
- 増設するメモリ
となります。静電気防止手袋とエアダスターに関しては、必須ではありませんがあれば作業がかなり捗るようになります。静電気防止手袋によって静電気の発生を防ぐことができます。
さらに、エアダスターという空気圧でホコリを吹き飛ばすアイテムを用意しておくと、パソコン内部の掃除をしながらメモリの増設をすることが出来ます。
パソコンの内部にホコリが溜まったままの状態だと熱を持ちやすくパソコンが故障する原因となるため、メモリ増設の際に同時に掃除をしましょう。
最適なメモリを購入しよう
メモリを増設する際には、マザーボードに対応しているメモリを選ぶ必要があります。
デスクトップパソコンであれば大抵のパソコンは同じ規格となっていますが、読み込みが可能なメモリの最大値が異なることがあります。
メモリは「DDR」というシリーズで展開されていて、DDR3やDDR4というように規格が分かれています。
また、対応している最大メモリ容量についても、増設するメモリの規格と同時にお使いのパソコンの取扱説明書でよく確認しましょう。
お使いのパソコンはどの規格のメモリに対応しているのか、対応しているメモリの最大値は何GBなのか、という点について確認をしたら、それに合ったメモリを購入します。
メモリは一般の家電量販店で取り扱われていることは少ないため、専門店やネットショップの利用をおすすめします。もしこの時点でどのメモリを購入したら良いか分からない場合は、専門店に足を運んでスタッフに取扱説明書を見せながら相談しましょう。
PCケースカバーを開けよう
いよいよメモリの増設です。静電気防止手袋を装着して、ドライバーを使ってPCケースのカバーを開けます。PCケースカバーはケースの側面に着いていることが多く、ビス止めは背面にされていることが多いです。
この時、PCケースカバーを取り付けているビスを紛失しないように注意しながら作業を行いましょう。
いざメモリを取り付け
デスクトップパソコンに対応しているメモリは、定規のような形状をした板であることが多いです。PCケースカバーを取り外し、マザーボードを確認できたら板状のものがマザーボードに対して垂直に差し込まれていることを確認しましょう。
メモリを差し込むメモリスロットとメモリには、正しい向きがあります。正しい向きの見極め方は、メモリとメモリスロットにある切り込みです。
この切り込みのオスとメスが合うように差し込むことで、メモリは正しく取り付けられます。
メモリが増設されたか確認しよう
メモリの取り付けが完了したら、PCケース内部の掃除を行いPCケースカバーを正しく取り付けましょう。これらが完了したら、メモリが正しく動作しているかを確認する作業に移ります。
確認方法について、Windows10を想定して以下でご紹介致します。
- Windowsキーを押す
- 歯車の設定アイコンをクリック
- 画面左上にある「システム」をクリック
- 画面左のメニュー欄の一番下「バージョン情報」をクリック
- 「実装RAM」に表示されているメモリ容量を確認
実装RAMに表示されているメモリ容量を確認し、無事に増設されていればメモリが正しく動作しているということになります。
もしこの部分が正しく表示されていない場合、パソコンをシャットダウンしてもう一度メモリを差し込み直しましょう。
わずかに差し込みが足りなくても正しく動作しないため、メモリを取り付ける際にはしっかりと確認をしながら作業を完了させましょう。
次ぺージ:メモリ増設方法②ノートパソコンの場合
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