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「macOS 復元ユーティリティ」は、Macに内蔵されている復元システムです。macOSの再インストール、Time Machineからの復元を行うことができます。リカバリー作業ですので、この方法を利用する場合は、必ずバックアップをとってからおこなうようにしてください。
復元ユーティリティの起動方法は、Macの電源を入れた直後、または、再起動した直後に、command + R キーを押し続け、Appleロゴが表示されたらキーを離します。
復元ユーティリティが起動したら、Time Machineからの復元、macOSの再インストールが選択できます。
macOS 復元ユーティリティに関するApple社のサポートページはこちらです。
macOS 復元ユーティリティのサポートページ
目次
USBメモリ等の外部ディスクからの起動と修復
Macでは、USBメモリ等に「起動可能なインストーラ」を作成することができます。前述のmacOS 復元ユーティリティを起動することができなかった場合は、このインストーラを利用することで復元ユーティリティと同様の操作を行うことができます。
Macを利用する前に、USBメモリにこの「起動可能なインストーラ」を作成しておくことをお勧めします。USBメモリは8GB以上の未使用のUSBメモリをご用意ください。なお、使用済みのUSBメモリを利用する場合は、全て初期化されますのでご注意ください。
起動可能なインストーラの作成に関するApple社のサポートページはこちらです。
インストーラ作成のサポートページ
Apple Hardware Testを行う
これまでに紹介した回復手段のいずれを試してみても解決しない場合は、ハードウェアが故障している可能性もあります。この場合は、「Apple Hardware Test」を実行してハードウェアの診断を行って原因を特定することができます。
「Apple Hardware Test」を行う方法は、
- Macを完全に終了します。
- 電源を入れ、Dキーをグレイの画面が表示されるまで押し続けます。
- テストが終了し、問題があった場合は、画面の表示内容をメモしてApple Storeのジーニアスバーへ修理を依頼してください。
- ジーニアスバーへサポートと修理を依頼する場合は、これまでに試みた修復手段とその状況を伝えると対応がスムーズになります。
Macが立ち上がらない時にやってはいけないこと
いくつかの方法をご紹介してきました。とはいえ、どうしても焦ってしまうのが人というものです。焦って、間違った方法をとると、OSへの負担や、より大きな故障につながるので注意が必要です。
何度も再起動を試す
Macが立ち上がらないと不安にもなり、何度も再起動をしてしまいがちです。1度くらいの再起動を試すことは間違いではありませんが、何度もおこなうと本体に負担をかけてしまい、また別の不具合がおこってしまう危険性があります。強制終了を何度もおこなうことは避けましょう。
早急な再インストール
紹介した回復手段の中にも再インストールはありますが、他の回復手段を試さずに、いきなり再インストールを考えるのは避けた方が賢明です。すぐにでも起動をさせてくて、再インストールしたいお気持ちもわかりますが、再インストールをするということは、全てのデータが消える、ということを思い出してください。バックアップをおこなわなければ、大事なデータが消えてしまいます。再インストールを決めた時には、必ずバックアップをとってからおこないましょう。
パソコン専門店に持っていくのもあり
紛失することが許されない重要なデータが入っている時には、自分で解決しようとするのではなくパソコン専門店の方に依頼してプロに見てもらう方法が最も安全で確実です。
持ち込むこともできますし、出張して頂くことができるお店も多いので、最寄りのお店に対応してもらえるところがないか確認してみてください。
重要なのは、日常のメンテナンスと予防策の準備
Macが立ち上がらなくなるなどのトラブルを未然に防止するためには、定期的にディスクユーティリティによるメンテナンスを行いましょう。「ディスクユーティリティ」を起動し、「First Aid」を実行するようにしてください。
First Aidの実行
Onyx等のサードパーティによるメンテナンスツールを利用して、常に健全な状態に保っていくようにしていると故障を未然に防ぐことができます。快適なMacライフを長く続けていくためには、日常的なメンテナンスはとても重要なことです。
また、万が一の場合に備え、Time Machineでのバックアップも行っておきましょう。