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LPICの3つのレベルの受験難易度と概要、取得のメリット

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LPICの試験の合格率は非公開となっています。しかし、LPICが公式ホームページで発表している累計の受験者数が276,000人(2016年4月現在)いて累計合格者は、LPIC-3が11,000人、LPIC-2が20,000人、LPIC-1が65,000人です。

そのため、LPIC試験の全体の合格率は96,000人÷276,000人=約34%ということになります。LPIC-3〜LPIC-1でそれぞれ合格率は異なるはずですが、LPIC-3〜LPIC-1の合格率を平均すると約34%になるということです。

4.それぞれのレベル取得までの勉強目安期間

LPIC-3〜LPIC-1まで、それぞれのレベルに合格するためには、どれくらいの勉強期間が必要なのでしょうか。下記が実際にLPICが発表している勉強期間の目安です。

  1. LPIC-3・・・まったくの初心者の方でも1〜3ヶ月程度勉強すれば取得が目指せます。
  2. LPIC-2・・・土日学習だけでも3〜半年程度の勉強で取得が可能です。
  3. LPIC-1・・・半年〜1年程度の勉強期間が必要で、自宅学習だけでなく認定校などで勉強もできます。

スクールや教材を活用するのもおすすめ

LPIC-3に関しては半年から一年程度と必要となる投資勉強時間が長いので、できるだけ合格の確率を高めておくことをお勧めします。

自主学習でも問題ない人は問題ないですが、合格のノウハウを溜めているスクールやオンライン教材などを活用すると、より合格確率を高めることができるでしょう。

また、身近に合格者がいれば、効率的な学習方法について助言を求めてみるのもおすすめです。

3.LPICの資格取得をするメリット

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LPICの資格取得をすることで、就職や転職が有利になる場合があります。LinuxOSを利用している企業は多く、インターネット関連のサーバーでシェア50%を超えます。そのため、技術者不足で悩んでいる企業もあり、Linux技術者の需要は非常に高いです。これからITエンジニアとして活躍していきたい方や、転職をして更なるキャリアアップをしたい方などに大きなメリットとなり得る資格の1つです。

4.LPICとLinuC

「LPIC」を日本で提供していた非営利団体であるLPI-Japanにより、2018年より日本向けのLinuxの認定試験を始めました。「LinuC」(リナック)と呼ばれています。知名度の高い「LPIC」に合わせ、当初はLPICの出題範囲に近い内容でしたが、2020年3月からは、現在のネット社会に合わせたサービスを提供できる人材への資格となるべく改訂されています。

5.他のIT関連資格

1.システムアーキテクト

システムアーキテクトは、エンジニアとしてキャリアアップしたい方や、就転職したい方向けの資格の1つです。合格率13.9%(平成28年度)の難易度の高い試験になります。システム開発の分析やグ設計、開発の要件定義などを行う能力を証明します。企画や要件定義、情報システムの契約や合意、機能要件の分析、凡用的モジュールの利用など、幅広い範囲で問題が出題されます。

2.ITサービスマネージャ

ITサービスマネージャは合格率14.1%(平成28年度)の国家資格です。システムの障害時に被害を最小限にするため管理や改善を行い安定稼働を確保して、サービスが安定して提供ができるように運用管理が行える証明になります。管理責任者として活躍していきたい方に適した資格です。

3.ITパスポート

国家資格でもあるITパスポートの資格は、初級シスアドが整理統合してできました。試験は、ストラテジ系(経営全般)、マネジメント系(IT管理)、テクノロジ系(IT技術)の3つから構成されていて、ITに関する知識だけでなく、財務やマーケティング、法務、経営戦略など経営全般に関する幅広い知識も必要です。ITパスポートの資格を取得することで、企業で重要視される情報セキュリティやモラルに関する知識を一定以上有していることが証明されます。就職や転職の際にも役立つ可能性がある資格です。

まとめ

いかがでしょうか?今回「LPICの3つのレベルの受験難易度と概要、取得のメリット」について紹介いたしました。国内企業の多くでLinuxが使われていることもあり、Linux技術者を認定する資格でもあるLPICを取得することで、就職や転職が有利になる可能性があります。

暗記だけで簡単に取得できる資格ではありませんが、初心者の方でも、認定校などもありますので、しっかりと勉強をすれば取得できます。これからIT業界を目指す方にもおすすめの資格の1つです。

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