
Arch Linuxをご存知ですか?普段、WindowsやMacOSをメインに使い続けている場合は、初めて聞く方も多いかもしれません。Linuxディストリビューションの1つで、非常にシンプルなうえに軽量なのが特徴です。
ここでは、「Arch Linuxの特徴とインストール方法、要件」について、紹介いたします。WindowsやMacOSからLinuxへの変更を検討している方や、Arch Linuxに興味がある方は、ぜひ、参考にご覧ください。
目次
1.Arch Linuxの特徴
Arch Linuxは、☓86_64向けに開発された、Linuxディストリビューションの1つです。シンプルであり、ユーザー中心の環境で、ローリングリリースモデルをベースとしています。ここでは、Arch Linuxの特徴について紹介いたします。
1.Arch Linuxはシンプルかつ軽量
Arch Linuxの特徴と言えばシンプルかつ軽量であることです。最初のインストール後は最低限のものしか入っていないこともあり、シンプルなうえにサクサク操作できます。あまりにもシンプルすぎて、何をやるにしても自分でやらなければいけないです。
環境の構築などユーザーに任されているため、シンプルなOSを好む人にはとても適したLinuxディストリビューションです。実際、Arch Linuxは「不必要な追加、修正、あるいは複雑化を行わい」と定義しており、ユーザーに合わせて、必要に合ったUNIXライクベースのシステム構築をできるようにしています。
インストールの際は、i686/☓86-64用にコンパイルされた、非GUIの環境が提供されます。とにかくシンプル、これがArch Linuxの特徴の1つです。低性能なパソコンにインストールしてもサクサクと軽快な操作が実感できます。
必要最小限のソフトウェア
Arch Linuxは、システムが稼働する最低限のソフトウェアが標準搭載されています。
そのため軽量で作動しますが、本格運用するためには自分の求めるシステムに必要なソフトウェアをインストールしていくことが必要となります。
よって、基本的には熟練のエンジニア向けのパッケージであり、豊富な機能が標準搭載されているディストリビューションと比較すると初心者向きではないとも言えます。
2.常に最新であること
Arch Linuxは常に最新バージョンで使用ができます。ローリングリリースをベースとしたシステムのため、何か問題がない限りは、最初にインストールするだけで、その後、バージョンアップなどの作業は必要ありません。常に最新のバージョンで使えることで、セキュリティも安心です。バージョンアップごとにインストールする必要がありませんので、手間もかかりません。
3.ユーザー中心であること
多くのディストリビューションやOSがユーザフレンドリであるのに対し、Arch Linuxはユーザー中心のディストリビューションです。Arch Linuxのシステムは、ユーザーがすべて自身で管理し使用していきます。
そして、管理していくにあたり、Archコミュニティなど頼りになるサービスが充実しています。フォーラムやメーリングリストなどの問題解決へ向けて意見交換するツールも揃っています。
4.Wikiが充実している
Arch LinuxはWikiが充実しています。WikiとはArchWikiのことで、英語が中心ですが日本語訳されているものも結構あります。ArchWikiが充実していることは、Linuxユーザーにとっては非常に大事で、分からないことなどがあれば、よく使います。
ArchLinuxの内容紹介や、インストールガイド、推奨事項、公式パッケージなどのアプリケーション一覧、FAQ、コミュニティ、ヘルプなど、さまざまな情報が掲載されています。
5.優秀なパッケージマネージャ
Arch Linuxは使いやすく優秀なパッケージマネージャのpacmanという管理ツールがあり、1つのコマンドでアップグレードも簡単に行えます。Pacmanは、C言語でシンプルかつ軽量です。また、ユーザーの作るパッケージが大量にあります。
2.Arch Linuxのインストール方法
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