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ここでは、Arch Linuxのインストール方法について、紹介いたします。Arch Linuxのインストールは初心者の方では難しく、上級者の方でも面倒に感じる作業が少なくありません。Arch Linuxをインストールする際は、環境の間違えがないよう「インストールガイド」を参考に進めていくと良いでしょう。
1.インストール方法
Arch Linuxのインストールを開始する前に、Arch LinuxDownloadsから、ISOイメージのダウンロードが必要です。ダウンロードしたら、CDなどに書き込み起動ディスクを作成します。
- 起動ディスクを実行して、キーボードレイアウトの設定を行います。
- 次にインターネットへの接続を行います。無線接続の場合は「iw,wpa_supplicant,netctl」を使い接続します。
- パーティションの構成などを行います。Arch Linuxをインストールするデバイスには、ルートディレクトリ/のパーティション、UEFIが有効の場合はEFIシステムパーティションが必要です。パーティションを作成したら、ファイルシステムでフォーマットをします。仮にext4で/dev/sda1のルートパーティションのフォーマットの場合は、「#mkfs.ext4/dev/sda1」などのコマンドを実行します。
- パーティションのフォーマットが終わったら、パーティションのマウントを行います。それぞれのマウントポイントを作成し、マウントしていきます。
- パーティションの構成を行ううえで、BIOS-GPT環境でGRUBを使う際は、「BIOS boot partition」が必要になります。UEFI-GPT環境でマルチブートでインストールしている場合は、ESPが既に存在している可能性もあります。存在しているかを確認する際は、「#parted/dev/sda print」で確認できます。
- パーティショニングなどが完了したら、システムの設定を行います。fstabの生成などをし、ロケールの生成と設定を行います。
- タイムゾーンとハードウェアクロックの設定やホストネームの設定、パスワードの設定なども行います。
- その後、ブートローダーのインストールと設定を行います。マルチブートの場合は、自動でシステム検索できるようにos-probaerをインストールしておきます。
- UIEFの場合は、GRUBと必要なものをインストールし、ESPのあるパーティションの確認を行い、/boot/efiにマウントをして、GRUBをインストールします。インストールが完了したら、メイン設定ファイルの生成を行います。
- 最後にアンマウントとリブートを行えば、インストールが完了します。
- インストールが完了した後は、基本設定を行います。
Arch Linuxをインストールする場合は、特にパーティション関連の作業が非常に面倒に感じますので、根気が必要です。インストールする際は、「Arch Linuxのインストールガイド」を確認しながら、一つひとつ進めていくようにしましょう。
インストールは全てCUIなので注意
DIY好きユーザーにはたまらないArchですが、基本的に開発知識のあるユーザーを対象として考えているため、インストールに関してもほぼ全てがCUIでの作業となります。
そのため、インストールにあたっては各種コマンドの実行が必要となり、インストールの難易度としては他のOSと比較しても高度であるため、CUIでの操作に不慣れな方は手順書を確認しながら作業するのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「Arch Linuxの特徴とインストール方法、要件」について、紹介いたしました。シンプルで軽量なArch Linuxは、ユーザーが自由にカスタマイズできるのが特徴でもあります。
インストール方法は、複雑で多少面倒です。Arch Linuxのインストールを検討している際は、必ず「Arch Linuxインストールガイド」をチェックしながら行うようにしましょう。OSが変わるだけで、新しいパソコンを使っているような感覚で楽しめます。
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