Home / ネットワーク・IT / IT基礎知識 / IoT / 農業×テクノロジーで急成長!アグリテックの解説と成功事例3つ

農業×テクノロジーで急成長!アグリテックの解説と成功事例3つ

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

アグリテックを取り入れる3つのメリット

アグリテックを取り入れるとどのようなメリットがあるのか、確認していきましょう

無人化による作業効率化

コンバイン、センサー、ドローンの活用により、農業の一部を無人化、人件費削減、生産量増加などが見込めます。

人の手では起きてしまいがちなミスも機械化すればなくすことができます。

もし機械作業にミスがあっても、作業データからシステム的に100%改善ができるのも大きなメリットと言えます。

イメージの払拭により就業者増加

私達は普段から農家の方が育てている農作物のを口にして生活しています。

にもかかわらず農家に対するイメージは「きつい」「厳しい」「汚い」などマイナスなイメージを持っている方も多いのではと思います。

アグリテックを取り入れてスマート農業が浸透すれば、このようなマイナスなイメージを払拭することを実現可能です。

また、農業に対してプラスなイメージを与えることで、新たな就業者増加も見込めます。

農家の技術をデータ化

農業の技術を人が体得するには大変な時間がかかります。熟練農家のノウハウをデータ化することにより、正しいデータに基づき作業を行えるようになります。

働き手に要求するノウハウがあまりにも多い農業では、このデータ化により初心者でも取り組みやすい環境が築けるようになります。

人工衛星からのデータを農業に活かす!?

宇宙ベンチャーが活発になってきたこともあり、現在は宇宙からの観測データを農業に活かす取り組みも増えてきています。

適切な農作用地を探し出す取り組みだけでなく、農作物の発育状況の観察や天候データなどから最適なタイミング・量での水の提供など、データを活かした農業が本格化してきています。

ビッグデータが蓄積しより活用されていくことで、未来の農業の形は現在と大幅に変わることになるかもしれません。

アグリテックでの成功事例

世界的には人口増加による食料不足が予想され、問題視されています。

食糧生産を現在より7割増やす必要があるという見方もあり、こうした問題を解消するために世界中でもアグリテックは取り組まれています。

こちらでは、世界で大きく話題になったアグリテックの成功事例をご紹介します。

①Plenty 農業スタートアップに過去最高の資金調達を実施

「Plenty」はカリフォルニア州サウスサンフランシスコに本社をおく米国企業。

「Plenty」の特徴は、センサーやLEDを使用し、データ解析をすることで最適な農法を分析し取り入れている点です。

最新技術をインドア農業に取り入れている特徴があります。

2017年に、農業関連スタートアップとして過去最高となる200億円を調達し、話題となりました。

これにより新しい食料生産方法が一般化するのではという注目が集まりました。

今もまだ施策中ではありますが、このような話題性だけでも十分アグリテックを後押しする要因になりえますね。

今後数年間で世界展開を実施も予定しているなど、「Plenty」の今後に注目です。

②Freshbox Farms スタートアップから短期間で黒字化

ボストン郊外の街で創業された、コンテナで展開するバーティカルファーミング(垂直農法)のスタートアップ。

コンテナの中で水耕栽培するという栽培技術が話題になりました。

通常の栽培方法と比べて遥かに狭いスペースでも水耕栽培を可能にした。これらの栽培により育てられた作物はボストン市内のスーパーマーケットに提供しています。

このサービスにより2015年の創業わずか23ヶ月で黒字化を実現。ビジネスとしての注目を集めています。

コンテナを設置するスペースさえあればどこでも栽培可能を実現しています。

農業スタートアップの中では投資から回収のサイクルが非常に早いこともあり、今後の発展が期待されます。

③Iron Ox AI化で生産コスト50%削減

栽培段階の全てをロボットアームを活用することで自動化をはかるというもの。

種まき、水まき、育つたびにサイズに合わせて植え替え、収穫までの流れを全てロボットアームが行います。

野菜生産コストの50%は人件費にかかると言われており、この自動化により大幅はコスト削減が見込めます。

既に全栽培過程を自動化した農場を公開しており、2019年には育てられた野菜は市場に流通する予定だと言います。

これが一般化すれば、人件費以外にも働き手不足の問題も解消されるでしょう。

「Iron Ox」のように、いきなり全栽培過程を自動化するのは大変だと思います。

一つ一つ着実に自動化をすすめていくことが大切と思います。

Vegebot:レタスの自動収穫

Vegebotは、イギリスのアグリテックロボットの研究チームです。

レタスの収穫時期を判断し、傷つきやすいレタスを機械で傷付けずに収穫することができます。最適な収穫タイミングをレタスごとに判断して収穫するなど、人間には難しい収穫方法で注目を集めました。

まとめ

「アグリテック」とは農業と技術を組み合わせ効率化を図り、様々な問題を解決していくことを目指すというものでした。

食糧不足も世界的な問題であり、「アグリテック」は私達が生きていく上で必ず向き合わなければいけません。

本記事を読むことで「アグリテック」や「農業」に関心と理解が深まれば幸いです。ありがとうございました。

1 2

Check Also

OpenStackとは?OpenStackのアーキテクチャの特徴とメリット

OpenStackという言葉は …