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次世代映像規格の最終形とも言われているのがUltraHD Blue-rayです。この規格では通常のBDと比べて、あらゆる点で大幅な拡張がなされています。鮮明で繊細な映像の変化を表現する為の工夫が施されており、よりリアリティな映像が楽しめるでしょう。
ここではUltraHD Blue-rayの凄さと、存分に視聴するために必要な環境・機器について紹介していきます。また、オススメの機器についても紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
目次
通常のBDとの違いは?
通常のBDとUltraHD Blue-rayとの違いについてですが、大きく分けて以下の3つがあります。
1.解像度
BDの解像度はフルハイビジョン(1920×1080)ですが、UltraHD Blue-rayのそれは、約4倍にあたる4K(3840×2160)となっています。これにより、より細かい部分の映像が鮮明になっており、50インチを超える大画面でも画質が劣化しない十分な規格です。
2.HDR(ハイダイナミックレンジ)
画面の明るさである輝度のピーク幅が大きくなっており、白飛びや黒つぶれといった形で現れる映像の見えなかった部分を改善しています。
3.広色域
圧縮する際に色数を減らしていた部分に関しても、色域を広くすることで、より多くの色を表現できるようになっています。これにより、切り捨てられていた少数の色についても表現され、よりリアルな画質で楽しむことができるでしょう。
4.ビットレート
BDでは、最大54Mbpsであるのに対して、UltraHD Blue-rayでは128Mbpsと2倍以上の容量を扱えるようになっています。(1Mbpsは1秒あたりに使っているデータ量が約100万ビット≒128Kバイト)
UltraHD Blue-rayはどのくらいすごいのか?
BDの規格と比べると、解像度は4倍、輝度を表すHDRは10~100倍にもなります。さらに広色域に関しては、世界の物体色の99.9%をカバーできるため、より鮮明でリアルな映像を実現できるようになりました。通常は4Kの画質となっていますが、現在の最高規格である8KもUltraHD Blue-rayの規格に含まれています。
UltraHD Blu-rayを楽しむための視聴環境
UltraHD Blu-rayを十分に楽しむためには、規格に対応した視聴環境を整える必要があります。大きく分けて必要になるのは以下の3つです。
1.再生するためのプレーヤー、またはレコーダー
ソフトウェアを再生するには、UltraHD Blue-rayに対応したプレイヤーかレコーダーが必要になります。現状では、まだ対応している機器が少ないため、対応しているかどうか表示を確認する必要があるでしょう。
今後は大手メーカーの参入が期待されているので、最新モデルに近い物からチェックしていくと見つかりやすいです。
2.表示させる十分な大きさのモニターまたはテレビ
鮮明な映像を存分に楽しむためには、なるべく大きな画面のテレビ若しくはモニターを用意しましょう。もちろんUltraHD Blue-rayに適した4K、HDRに対応したテレビが望ましいです。
HDRに対応していなくても再生することはできますが、色域が落ちるため若干パフォーマンスがダウンしてしまいます。なるべく50インチ以上の大画面サイズを選ぶようにした方が楽しめるでしょう。
3.UltraHD Blue-rayに対応したソフトウェアまたは映像コンテンツ
まだ多くはありませんが、既存タイトルの中でも人気作品を中心にUltraHD Blue-rayに対応した映像ソフトが登場してきています。また、動画配信サービスの中にも4K対応の映像コンテンツが増えてきているようです。これらの対応ソフトなどや、サービスとの契約が必要になってきます。
4.プレミアムHDMIケーブル
データの高速伝送するHDMIケーブルは、HD以上の映像コンテンツに対してはほぼ必須アイテムになっています。UltraHD Blue-rayはさらに高速でのデータ伝送が必要になるため、最大18Gbpsの伝送速度を実現しているプレミアムHDMIケーブルが必要です。
さらに楽しむためにあった方が良い機器
現在テレビの主流モデルは薄型タイプの製品が多いです。そのため、サウンド面で若干不満な点が出てくるでしょう。薄型テレビの多くはサウンドが貧弱であるという弱点があるので、サウンドバーなどのオプションアイテムを接続して、サウンド面を強化するのがオススメです。さらにホームシアターシステムもあると、より臨場感のある映像コンテンツを楽しむことができます。
最近では4K対応のプロジェクターも登場しており、モニターの代用で使用することも可能です。
UltraHD Blu-rayを楽しむためのオススメ機器
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