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人間は文字を考え出し、文字で情報伝達することに成功しました。紙や本の大量生産によって広く情報が伝わるようにはなりましたが、無線通信技術の発展によって劇的に情報量やスピードがアップしました。
2020年から利用開始が見込まれている無線通信技術5Gには多くのことが期待されています。
では5G通信によって具体的にどのような変化が起こるのでしょうか?
この記事では、5G通信が可能になることで社会にもたらされる変化や効果についてご紹介していきます。
これまでの4つの通信技術の特徴と違い

これまでの無線通信技術を1Gから4Gまでの4段階に分けて、知識を整理してみましょう。
1.1G
文字通り、1番最初に利用開始となった規格が1Gで、今回紹介する無線通信技術の中では唯一アナログ回線です。
つまり1Gの機能は通話機能のみであり、昔のショルダーフォンを見れば分かるように巨大な機械が必要でした。
現在の「携帯電話」に近い形となったのは1991年が初めてで、これを機に無線の法整備も始まりました。
当時は通信料が高過ぎたため、個人で利用する人はほとんどいませんでした。
2.2G
2Gは1993年に開始されたサービスで、1Gとは異なりデジタル通信となったことで、飛躍的に情報量やスピードの増加に成功しました。
また、現在の携帯電話で使用されているようなインターネット端末が利用できるようになったのもこの機種からでした。
携帯電話を利用したメール通信や写メールも可能となり、パケット通信も始まりました。
ただしパソコンを利用したサイト閲覧スピードと比較すると、まだスペックがかなり小さいために、あまり大きなサイトの閲覧には適していませんでした。
3.3G
3Gまで発達した頃には通信速度も向上し、パソコンでサイトを見る状況とほぼ同等のスピードでサイトを閲覧できるようになりました。
いわゆる「スマホ」の普及も3Gと同時期で、現在の携帯電話の利用方法が始まった時であると言えるでしょう。
当時は高速通信が話題となりスマホを利用開始する人が激増しましたが、通信料も激増するためすぐに通信料の制限に到達してしまう、という問題点が新たに生じていました。
また通信エリアに差があり、都心部と郊外ではかなり便利度に差がありました。
つまり都心部では快適なインターネット環境が整っているにも関わらず、郊外では通信ができないことや情報伝達スピードが非常に遅くなるという不便さが残っていたのです。
当時はそれぞれの生活地域に基地局を設けなければ通信環境の改善を図ることができなかっため、コストの問題も依然として残っていました。
4.4G
現在のメインの回線が4Gです。
4Gの登場により通信速度はさらに向上したので、通信可能なエリアも広がりました。
ただし4Gにも3G同様の問題点は残っており、基地局を増やさなければデータ通信のスピードは低下してしまいます。
現在では郊外に行っても相当なネットスピードが確保はされていますが、Wi-fiが利用可能なエリアでデータ通信を実施する方が確実と言えるでしょう。
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