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パソコンをご利用されている方であれば1度はご経験がある筈のファイルの誤削除ですが、意識していないうちにやってしまう事もありますし、ある筈のファイルがフォルダにないといった場合にはかなり慌ててしまう場合もあります。
Window環境であれば、削除してもその時点でファイルそのものが消去されない場合もありますので、あまり手間は掛からず復旧できる事もありますが、ファイル操作には注意していただく事は大切です。
そこで本記事では誤ってファイルを削除してしまった場合に、どのような復旧方法があるのかというご説明をさせていただき、誤って上書きしてしまった場合の対応方法にも触れさせていただきます。
目次
削除してしまったファイルを復元する方法
パソコン上でファイルを削除してしまった場合には利用されている環境によりその復旧方法が異なります。
ここでは利用されている方が多いと想定される4つのパソコン及びモバイルデバイスの環境にてどのような復旧方法があるのをご紹介させていただきます。
削除ファイルの復元 – Windows –
多くの方がWindowsパソコンをご利用されているかと考えますが、その操作にてうっかりファイル削除という事はあるのではないでしょうか。
Windowsではファイル削除を行っても即時ファイルが消去される事はなく一時的に削除状態になるだけなので、ゴミ箱フォルダから対象ファイルを選択して復元すれば、削除した時点の元フォルダに復元される事となります。
消去前の一時的な保管場所となるゴミ箱フォルダからファイルを消去してしまう間違いを防止する為に、ゴミ箱フォルダのプロパティにて「削除の確認メッセージを表示する」とい部分にチェックを入れておけば、最終的にファイルを消去する前にも確認する事が可能となりますのでおすすめです。
但し、「Ctrl」キー + 「Del」キーを利用してファイルを削除、もしくはコマンドプロンプトからファイルを削除した場合には上記のゴミ箱には移動されずにそのまま消去されますのでご注意下さい。
削除ファイルの復元 – Mac –
Macにて削除されたファイルを復元するには、標準機能として実装しています「Time Machine」にて履歴情報から復元する事が可能です。
但し、この「Time Machine」自体の設定が必要である事と外付けハードディスク等の補助記憶装置が必要といった事をご考慮下さい。
また、データリカバリー機能を持ったアプリケーションも利用出来ますので必要な方はご検討いただければと考えます。
削除ファイルの復元 – iOS・Android –
スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスに搭載されているiOSもしくはAndroidにおいては、誤って削除したファイルを復元させる場合パソコンに接続した上でデータリカバリー機能を持つアプリケーションを利用していただく事で削除したファイルを復元する事が可能です。
単体での復旧対応が出来ない点はパソコンに比較して劣りますが、データリカバリーが行えるアプリケーションを使用して復元することが可能です。
iOS(WindowsもしくはMac)であれば「Dr.Fone for iOS」、Androidであれば「EaseUS MobiSaver for Android Free」といったアプリケーションが利用可能です。
「Dr.Fone for iOS」はインストール後にメニューから削除済みのファイルを選択して復旧させる事となりますが、「EaseUS MobiSaver for Android Free」はAndroidデバイス側でUSBデバッグモードをオンに設定しておく事とファイル復旧の操作権限を与えるRoot化という設定が必要となります。
上書き保存したファイルを前の状態に復元する方法
削除ではありませんが、更新したデータを元データに対して上書き保存してしまう事も起こりがちな操作ミスではないでしょうか。
そのような状況からも上書きしてしまったファイルを復元する方法はありますので、以下にご説明致します。
上書きファイルの復元 – Windows –
Windows環境であれば、上書きされたファイルも比較的容易に復元する事が可能ですが、事前にその復元機能を利用する為の設定を行っておく必要があります。
機能名は「ファイル履歴」という機能となり、実際の動きとしては自動的にバックアップを取得する機能を提供するものとなります。
Windows上の設定方法は、設定から更新とセキュリティを選択していただき、次画面に表示されている ファイルのバックアップを自動的に実行 という設定をオンにしておく事でこの機能を利用する事が可能となります。
上書きファイルの復元 – Mac –
Macにおいても上書きファイルを復元させる機能を持っていますが、この機能は先にファイル削除後の復元機能にてご説明した「Time Machine」にて対応可能となります。
「Time Machine」機能そのものを設定しておく必要がある事は変わりませんので、もし設定していなかった場合にはアプリケーションとして販売されている「万能データ復元! for Mac」をご利用いただく事が出来ますので必要に応じてご検討下さい。
上書きファイルの復元 – iOS・Android –
iOSもしくはAndroidにおいても、先にご説明した誤って削除したファイルの復元と同じ方法にて対応する事が出来ます。
パソコンと接続して、iOSデバイスであれば「Dr.Fone for iOS」をご利用いただき、Androidであれば「EaseUS MobiSaver for Android Free」を下さい。
先のご説明と重複しますが、Androidでのデータ復元時にはUSBデバッグモードの設定とRoot化設定が必要となります。
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