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当然のことですが、クラウドによって性能が異なります。
3大クラウドと呼ばれるAWS・ Azure・GCPで性能がまったく異なるため、どのような性能があるか、自社はどんな性能を求めているのかを整理して比較検討のポイントにしましょう。
4. 十分な容量があるか
どれだけのデータをクラウドで利用するかにもよりますが、十分な容量がないと社内のデータを保管・管理できない可能性があります。
また、今は十分なデータ容量だったとしても、事業拡大に伴い容量が足りなくなる可能性もあるため、拡張性の部分も確認しておかなければなりません。
十分な容量があるか、拡張性はあるかをクラウドを比較検討する際は、チェック漏れがないようにしましょう。
5. セキュリティを確認する
クラウドを利用すると、自社の情報や顧客情報などをインターネット経由で保管・管理することになります。そのため、「クラウド=セキュリティに不安があるのでは?」と考え、クラウド導入をためらう人も少なくないはずです。
だからこそ、クラウドを選ぶ際にセキュリティをチェックする必要があります。いつ第三者からの攻撃を受けるかもわからない時代ですし、攻撃を受けた場合の自社へのダメージは計り知れません。
できるだけセキュリティの高いクラウドを利用できるように、どれだけセキュリティ対策に力を入れているクラウドなのか、事前に確認して比較するようにしましょう。
導入の比較検討
現代社会では、ビジネスのあらゆるシーンでファイルの共有が必須になっています。
ファイルの共有は、サーバーあるいはNASといった機材そのものを社内に設置する他に、クラウドサービスを利用する方法があります。
いずれにもメリットやデメリットが存在しますので、導入する前にそれぞれの特徴を把握しておく必要があります。
クラウドサービスを分かりやすく説明するために、今回は社内に必要機材を設置するケースと比較しながらご紹介します。中小企業への導入を想定し、社内に設置するケースとしてはNASを前提に考察します。
導入コスト
まず、導入コストの面から比較した場合、社内に設置する際は、サーバやNASといった機材本体を購入しなければならないため、機材の購入費用が発生します。
ハードウェアの購入は、初期費用が高額になってしまいます。一方、クラウドサービスを利用する場合は機材の購入が不要ですが、月々または年間でサービスの利用料が発生します。
長く使っていくことを考えれば、社内に設置する方が安価になるように見えますが、クラウドサービスでは故障のリスクがありません。そのため、故障した時に突発的に何らかの費用が発生することがないので、コストに関する計画が立てやすく、ビジネスに向いていると言えます。
セキュリティ
次に、セキュリティの面から比較する場合はどうでしょうか。
ビジネスシーンにおいて使われるファイルの共有は、個人情報あるいは取引先の情報といった重要なデータを保管することが多くなります。NASを社内で使用する場合には、会社の内部に設置されるので、一見すると安全に思われてしまいがちです。
しかし、社内ネットワークについてのセキュリティなど、専門知識がなければリスクが伴います。
一般的に、社内ネットワークの通信は全面的に信頼する設定になっているケースが多くなっています。こうしたケースでは、近頃話題になっている標的型の攻撃で社内ネットワークに侵入されてしまった場合、NASのデータについても簡単に盗まれる可能性があります。
その点、cloudサービスなら、プロがデータセンターでサーバを運用していますので、システムへの侵入を目的とした攻撃も防ぐことが可能です。
また、法人向けのサービスであれば、IDパスワードに加えて強固な認証システムがあるため、より安心して利用することができます。
そして、災害あるいは故障という観点から比較する場合、社内での運用はビルのメンテナンスで停電したり、地震などによる災害のリスクを抱えています。
データが保存されているハードディスクは精密機械なので、急に停電が起きて電源供給がストップしたり、地震の揺れでデータが消失するケースも考えられます。このような際に、データ復元業者に依頼すると、数十万から百万円前後の費用がかかるケースもしばしば見られます。
クラウドサービスの場合は、データセンターで運用されるので、電源供給がストップしてしまう状況でも、データは堅牢に保護されます。
ただし、業者によって対策は多様になっていますので、システムの安全性をしっかり見極めて選ぶ必要があります。