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案内書を作成した時に、参加・不参加など、提出してもらいたい場合があります。
用紙の中で、連絡事項と、提出してもらいたい部分を「切り取り線」でわけておくと、渡した相手にも理解してもらいやすくなり、切り取って提出してもらうことができます。
また、1枚の中でチケットのようなものを作成したい時にも、切り取り線をつけておくことで、印刷後に裁断しやすくなります。
今回は、「Wordで切り取り線を挿入する方法と活用方法」について紹介いたします。印刷物をWordを使って作業をする機会が多い方は、ぜひ、活用してみてください!
目次
Wordに切り取り線を入れることによる効果
Word文書でチケットのようなものを作成する時など、切り取り線がないと裁断する際に大きさが異なってしまう可能性があり、分かりやすく記載してあることで、均等に切り分けることができます。
また、切り取って提出を求める場合にも、相手に伝わりやすく、切り取られた用紙の大きさも、まちまちになることなく回収することができます。
1.Wordで切り取り線を挿入する方法
1.直接入力で切り取り線を挿入する方法
Wordで切り取り線を挿入する方法として、直接入力する方法があります。少しアナログ的な挿入の仕方にはなりますが、特別な操作は何も必要ありません。「切り取り線」と入力し、単語の左右を「-」で端まで入力するだけです。1度入力すれば、できあがった「——切り取り線——」を単語登録を行い、次回以降は簡単に挿入できるようになります。
単語登録する方法は、次のとおりです。
- 「——切り取り線——」を選択し、「ツール」から「単語/用例の登録」を選択します。
- 「単語/用例の登録」画面が表示されますので「読み」部分に「きり」など入力します。
- 入力が完了したら「登録」をクリックし「閉じる」で完了です。
これにより、「きり」と入力し「Space」変換すると、すぐに切り取り線が表示されます。直接入力の場合でも、単語登録をすれば簡単に切り取り線が引けるようになります。切り取り線を使う機会が多い方でも素早く挿入できる方法です。
2.「水平線」を使って切り取り線を作成する方法
「切り取り線」と文字をいれると相手にわかりやすくなりるので、提出物の場合は文字があった方が良いでしょう。
自分用の裁断目印として切り取り線を挿入する場合には、特に文字は必要ありません。横線だけで良いのであれば、「水平線」を使うのも便利で早いです。
挿入方法は、次のとおりです。
- 「罫線」から「水平線」をクリックします
たったこれだけで、Wordの入力スペースの端から端まで一気にラインが入ります。ただし、書式設定はあくまでも「水平線の書式設定」ですので、色を変えたり、長さを変える程度のことしかできません。罫線の書式設定のような線種を変えたりすることはできないのでご注意ください。
3.「下線」を使って切り取り線を作成する方法
「水平線」と同じく切り取り線をいれるだけの場合に使える方法です。水平線は線種が選べませんでしたが、「下線」を使うと点線などの線の種類を選ぶことができます。
挿入方法は、次のとおりです。
- 「フォント」の「下線」の▼をクリックします。
- 希望の下線を選択します。
- スペースキーで入力します
テキストのアンダーラインですので、何か文字入力が必要です。スペースを入力した部分に下線が引かれます。
4.図形とテキストボックスを使う方法
図形の直線を利用して線を引き、テキストを重ねて、切り取り線を作成します。
- 「挿入」タブから図形の▼ボタンをクリックし「直線」を選択します。
- ポインタが「+」になったら、直線を挿入したい場所で、「Shift」キーを押しながらドラッグします
- 直線が引けたら、「切り取り線」と入力したテキストボックスを作成します。
- 直線上に、テキストボックスをおいてバランスよく調整します。
- テキストボックスを選択し、ツールバーにある「線の色」ボタンをクリックします。
- 色の一覧が表示されますので「線なし」を選びます。
一本の直線を引きたい場合は、「Shift」キーを押しながらドラッグすることで可能です。
5.罫線とテキストボックスを使う方法
罫線を使っても切り取り線が引けます。あとからテキストボックスで「切り取り線」文字をいれる方法は下記のとおりです。
- ホームから罫線の横の▼ボタンをクリックします。
- 下罫線、上罫線、などありますが、今回は下罫線を選択して使ってみます。
- 選択することでカーソル部分に罫線が引かれます。
- 「挿入」から「テキストボックス」をクリックします。
- 「横書き」を選択し、テキストボックスの中に「切り取り線」と入力を行います。
- 先ほど入力した点線上に、テキストボックスをおいてバランスよく調整します。
- テキストボックスを選択し、ツールバーにある「線の色」ボタンをクリックします。
- 色の一覧が表示されますので「線なし」を選びます。
これにより、下罫線の上に文字が乗った切り取り線ができあがります。線の種類は「線種とページ罫線と網掛けの設定」から変更できます。
「タブとリーダー」の設定をして切り取り線を挿入する方法など、他にもWordを駆使すればいろいろあります。一番手軽な方法で作成することが一番です。
6.縦の切り取り線を作る
Wordで縦の切り取り線を作る手順は次の通りです。
- 縦書き形式のWord文書を用意する
- 「挿入」タブを選択
- 「図形」を選択
- 「線」の一番左の直線アイコンを選択
- Shiftキーを押しながら挿入したい場所を選択
- 線を引きたい場所までカーソルをドラッグ
- 挿入した図形の線を右クリック
- 「図形の書式設定」を選択
- 「実線/点線」の項目から点線を選択
- 場合によっては線の色を少し灰色にする
これで切り取り線用の縦線ができました。
この上から下記手順でテキストボックスを用いてテキストボックスであることを記します。
- 「挿入」タブを選択
- 「図形」を選択
- 「基本図形」の左から二番目のアイコン「縦書きテキストボックス」を選択
- 「切り取り線」を入力したい線上の場所に図形を挿入
- テキストボックスを右クリック
- 「図形の書式設定」を選択
- 「線なし」にチェックを入れる
- テキストボックスに「切り取り線」と入力
- フォントのカラーやサイズを調整
これで縦の切り取り線をWordで作ることができました。
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