WindowsDefenderはMicrosoft提供のWindows8に標準装備された無償のセキュリティ機能のソフトフェアで、マルウェアを検出し削除することができます。
一方で、セキュリティ対策のソフトウェアはWindowsDefenderだけではなく多くの種類があるため、別の種類のソフトウェアを利用している場合には、WindowsDefenderの機能を無効にすることが大切です。
本記事ではWindowsDefenderの無効/有効の設定方法についてご紹介していきます。PCの動作が重くならないように、あなたの環境に応じて無効/有効の設定を正しく行うようにしましょう。
目次
WindowsDefenderを無効にする方法
Windows11で「WindowsDefender」を無効化する手順
Windows11で「WindowsDefender」を無効化する手順は下記の通りです。
- 「設定」を表示させる
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「Windowsセキュリティ」を選択
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択
- 「ウイルスと脅威の防止の設定」を選択
- 「リアルタイム保護」をオフに変更
Windows10で「WindowsDefender」を無効化する手順
Windows10で「WindowsDefender」を無効化する手順は次の通りです。
- 左下のスタートメニューを開く
- 「設定」を選択
- 「更新とセキュリティ」を絵爆血んたく
- 「Webセキュリティ」を選択
- 「Windowsセキュリティを開く」を選択
- 「ウイルス脅威の防止」を選択
- 「WindowsDefenderウイルス対策のオプション」を選択
- スライダーでオンからオフに切り替える
Windows8で「WindowsDefender」を無効化する手順
1.すべてのアプリから「WindowsDefender」をクリックします
2.設定タブをクリックして左側メニューの管理者をクリック→「このアプリを有効にする(U)」のチェックを外し変更の保存(S)をクリックします。
3.「WindowsDefenderは無効になっており、コンピューターを監視していません。」というメッセージが表示されたら、「閉じる」をクリックして終了です。
WindowsDefenderを完全に無効にする方法
WindowsDefenderは、上記の手順でオフに設定しても、時間経過と共に再びオンとなって稼働してしまいます。
しかし、もしお使いのWindowsにセキュリティソフトを導入していないのであれば、WindowsDefenderは安全な環境を守るための極めて重要なソフトウェアとなります。
そのため、パソコンのスペックの問題等で動作が遅く、その原因となることが多いウイルス対策ソフトの削除を考えている場合などでも、市販のウイルス対策ソフト、またはWindowsDefenderだけは、継続して利用し続けることをお勧めします。
もし完全にWindowsDefenderの稼働を止めたい場合には、下記の手順で実行することができます。
- 「ファイルを指定して実行」を開く
- 「regedit」と入力して「OK」を選択
- 画面左のナビゲーションからWindowsDefenderを開く(「HKEYLOCALMACHINE」「SOFTWARE」「Policies」「Microsoft」「Windows Defender」)
- 「WindowsDefender」を選択した状態の画面で右クリック
- 「新規」にカーソルを合わせ「DWORD値」を選択
- 名前の欄に「DisableAntiSpyware」と入力
- データ項目にカーソルを合わせて右クリック
- 値のデータに「1」を入力して「OK」を選択
これでWindowsDefenderの作動を完全に停止することができました。
WindowsDefenderを有効にする方法
1.「Windows」キーを押しながら「X」キーを押し、表示されたメニューから「コントロールパネル」をクリックします。スタート画面、デスクトップ画面問わず操作方法は共通です。
2.「コントロールパネル」の画面が表示されます。
表示方法が「カテゴリ」になっていれば「システムとセキュリティ」をクリックします。表示方法がアイコンの場合は「アクションセンター」をクリックします。
3.「システムとセキュリティ」の画面が表示されます。
「アクションセンター」をクリックします。
4.「アクションセンター」の画面が表示されます。
「セキュリティ(S)」右横の上向き矢印をクリックするとその下にWindowsDefenderを「今すぐ有効にする(O)」のボタンが表示されますのでクリックします。
スパイウェアかウイルス対策どちらかを有効にすると、両方とも有効になります。
※ここにWindowsDefenderを「今すぐ有効にする(U)」が表示されない場合は既に他のセキュリティソフトがインストールされている可能性があります。WindowsDefenderを有効にする場合は他のセキュリティソフトをアンインストールして下さい。
5.以上でWindowsDefenderが有効になりました。
コントロールパネル→アクションセンターで確認すると有効になっています。
WindowsDefenderを別の方法で有効にする
1.「ウイルス対策を有効にする」とクリックするとWindowsDefenderは有効になります。
2.「PCの問題を解決」をクリックして、「スパイウェア対策を有効にする(重要)」か「ウイルス対策を有効にする(重要)」をクリックするとWindowsDefenderは有効になります。
※全てのアプリから「WindowsDefender」を起動しても「このアプリは無効になっており、コンピューターを監視していません。」の画面が表示されて有効には出来ません。
補足:既にセキュリティソフトがインストールされている場合はWindowsDefenderを有効に出来ない場合があります。
1.WindowsDefenderが無効になっていますが、有効にする(T)がグレーアウトになっていて有効に出来ない。
2.WindowsDefenderが有効になっているところにセキュリティソフトをインストールすると、セキュリティソフトによってはWindowsDefenderが自動的に無効になる場合があります。
この場合、今すぐ起動をクリックしても起動出来ません。
3. セキュリティソフトをアンインストールすると自動的にWindowsDefenderが自動的に有効になります。
WindowsDefenderを有効にした時のメリット・デメリット
また、WindowsDefenderを有効/無効にした際には下記のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- Windowsに標準で付属しているので、新たにセキュリティソフトを導入しなくても安心して利用出来ます
デメリット
- WindowsDefenderを有効にするとメモリ消費が激しく、PC動作がおもくなる場合があります
- セキュリティソフトとWindowsDefenderを同時に有効に出来る場合がありますが、同時に利用するとパソコンが不安定になる場合があります。セキュリティソフト利用時、WindowsDefenderは無効にする事をお勧めします
- 他のセキュリティソフトと比較し、定義ファイル更新に時間がかかります
- パソコンの環境にもよりますが、他のセキュリティソフトではクイックスキャンは5分以内に終わりますが、WindowsDefenderは30分以上かかる事もあります
- USBメモリを挿入した時に自動スキャンがかかりません。また、ショートカットメニュー等で簡単にスキャンをかけることが出来ません
まとめ
WindowsDefenderはPCが重くなる一因となる反面、安全なセキュリティ環境を提供してくれるソフトでもあります。お使いの環境の中から必要性の有無を検討し、もし必要でない場合には本記事を参考に無効にしてしまいましょう。