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Wi-Fiに繋がらない?新しいパソコンを簡単に接続するステップと対処法

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パソコンをWi-fiに接続する手順
ここでは、新しく購入してきたパソコンを自宅Wi-Fiに接続する手順についてご紹介します。

最近のPCは接続可能なWi-Fiを自動検出してきますので、スマホとほとんど同じ感覚で接続でき、設定作業は一瞬で終わる場合が多いです。

しかし、既に設置済のPC設定次第でそうもいかない時もありますので、その際の対処についても説明いたします。

なお、前提条件として

  • 1)Wi-Fi環境が既に自宅にある。
  • 2)既に1台以上のPCがあり、インターネットができる状態になっている

ものとします。

この記事のまとめ

この記事のまとめ

新しく購入したパソコンを自宅Wi-Fiに接続する手順について、初心者向けに説明しています。基本的には、Wi-Fi環境が整っている家庭では、PCのWi-Fi設定は簡単で、SSIDと暗号化キーを入力するだけで接続できます。しかし、場合によっては無線LANアダプタの購入や、既存のPCやルーターの設定変更が必要になることがあります。記事では、PCがインターネットに繋がらない場合の解決策も詳しく説明しており、ルーターやPCの設定を順に確認することが重要だと述べています。

購入したPCによる違い

PC以外に機器が必要な場合があります。

ノートPC

最近の型式であれば、無線LAN機能はまず付いていますので別途購入品は必要ありませんが、中古などで無線LANが内蔵されていない場合は、無線LANアダプタ(子機)を購入する必要があります。

USB接続のものが便利です。無線LANタイプや対応暗号化形式などをよく確認してください。

よく判らない場合は、ひとまず型式の新しいものを購入しておけば間違いないかと思います。

デスクトップPC

稀だとは思いますが、ルータから離れた場所にデスクトップPCを置きWi-Fi接続したいケースです。

無線LAN対応のデスクトップPCはほとんどないので、上述の無線LANアダプタを別途購入します。

拡張カード形式とUSB形式がありますが、拡張カード形式は種類が少ないことと、PCケースを開けて内部スロットへカード装着といった作業が必要ですので、USB形式の方が無難かもしれません。

接続手順

Windowsを例に説明します。いたって簡単です。

下準備

前もって下記を調べておきます。

  • ・SSID(ネットワーク名)
  • ・暗号化キー(セキュリティキー)

これらはルータ本体に記載されています。わからない時は下記リンク先も参考になさってください。
Wi-fiのパスワードを忘れてしまった時のパスワードの調べ方

接続手順

  • 1)タスクトレイに表示されている「ワイヤレスネットワーク接続アイコン(またはWiFiアイコン)」をクリックします。
  • 2)先で調べたSSIDと同じ名前のものを選択し、接続ボタンをおします。
  • 3)セキュリティキー入力を求められるので、先に調べた暗号化キーを入力しOKを押します。

「接続」と表示されていれば成功です。この状態で、インターネットが繋がれば設定作業は完了です。

ネットに繋がらない場合

接続はできているのに、インターネットが見られない時があります。

よくあるケースが、1台目は問題なく繋がっているが、今回導入した2台目がダメ、という状況です。

これは、1台目のPC内にインターネットの接続設定をしており、ルーター内の設定が無い場合がほとんどです。

インターネット接続設定をPC内からルーターへ移してやる必要がありますので、少しばかり煩雑ですが、下記作業を行います。

1.ルーターのスイッチを確認する

ルータ背面に「ROUTER」や「RT」などと書かれたスイッチを探し、ルーターモードになっていることを確認してください。

メーカによって表現が異なることがありますので、詳細はルーターの取扱説明書をご参照ください。

2.1台目のPC設定を変更する

1台目のPC内のインターネット接続設定を解除します。

  • 1)スタート→コントロールパネルを開く
  • 2)「ネットワークとインターネット」内の「ネットワークの状態とタスクの表示」をクリック
  • 3)右上の方にある「アダプター設定の変更」をクリック

現在設定されている接続アイコン一覧が表示されるので、種類をよく見てください。

アイコンの中で下記いずれかに該当するものがあれば、該当アイコン上で右クリック→規定の接続を解除をクリックします。

  • ・緑または黒のチェックマークが付いている
  • ・接続名に”PPPOE”の表記がある

これで、PC内の接続設定を解除できます。

3.プロバイダ提供の接続ツール

プロバイダ提供の接続ツールを使ってインターネット接続されていた場合、これは不要ですのでアンインストールしておきます。

InternetExplorerの設定を確認する

InternetExplorer内のインターネット設定によっては、接続できない場合がありますので確認します。

  • 1)InternetExplorerを起動する
  • 2)ツール(T)→インターネットオプション(O)
  • 3)接続」タブをクリック
  • 4)中央あたりにある「ダイヤルしない(C)」を選択※
  • 5)ファイル(F)→「オフライン作業(W)」にチェックが入っている場合は外す

※選択肢自体がない時もありますが、その場合、当設定は不要です。

4.ルーターにプロバイダ情報を設定する

 

先ほど1台目のPCから外した設定を、ルータにしてやります。

プロバイダから提供されたユーザー名、パスワード(契約書等に書かれています)と、LANケーブルをご用意ください。

  • 1)ルーターのLANポート(複数ある場合はどれでも可)と、1台目のPCのLANポートをLANケーブルで繋ぎます。
  • 2)1台目のPCのコマンドプロンプトを起動、ipconfigと入力しEnterを押します。
  • 3)デフォルトゲートウェイを確認し、メモして下さい。
  • 4)InternetExplorerなどのWebブラウザを起動します。
  • 「接続できません」と出ますが気にしなくて大丈夫です。
  • 5)アドレスバーに、先ほどメモしたデフォルトゲートウェイを入力し、Enterを押します。
  • 6)ルーターのログイン画面がでますので、ユーザー名とパスワードを入力します。
  • ユーザ名およびパスワードは、ルーターの取扱説明書等に載っていますのでご確認ください。
  • 画面に直接書かれている場合もあるようです。
  • 7)プロバイダから提供されたユーザ名およびパスワードの入力画面を出します。
  • 詳細はルーターの取扱説明書を参照ください。
  • 8)ユーザー名およびパスワードを入力します。
  • 他の値(DNSやサーバーアドレスなど)は、プロバイダから指定がなければ空欄でOKです。
  • 9)ルーターの再起動が完了するまで待ちます。

ルーターの再起動(数十秒~数分かかります)が完了すると、1台目、2台目共、インターネット接続ができるようになっているはずです。

Wi-Fi 6とWi-Fi 6Eに対応するパソコンの利点

最近では、多くの新しいパソコンがWi-Fi 6Wi-Fi 6Eに対応しており、これにより従来のWi-Fiよりも大幅に性能が向上しています。Wi-Fi 6は、同時接続できるデバイス数が増え、混雑した環境でも安定した接続を提供します。Wi-Fi 6Eは、さらに広い周波数帯域(6GHz帯)を使用することで、より高速な通信と低遅延を実現しています。

Wi-Fi 6の主なメリット

  • 通信速度の向上: 従来のWi-Fi 5と比べて約4倍の速度を提供。特に大容量ファイルのダウンロードや、オンラインゲームなどでその違いが顕著です。
  • 多くのデバイスが同時接続可能: 家庭内のデバイスが増え、同時に複数台がWi-Fiを使用しても速度が安定します。
  • バッテリー寿命の延長: Wi-Fi 6のTWT(Target Wake Time)という機能により、デバイスのバッテリー消費を抑えることができます。

Wi-Fi 6Eの特徴

Wi-Fi 6Eは、6GHz帯域の新しい周波数を使用するため、さらに高速で干渉の少ない通信を提供します。特に、大容量のストリーミングや4K、8K動画の再生などに最適です。


自宅Wi-Fiのセキュリティを強化するためのポイント

自宅のWi-Fiにパソコンを接続する際、セキュリティをしっかりと設定しておくことが非常に重要です。特に、新しいパソコンをネットワークに接続する場合は、最新のセキュリティ技術を活用することで、不正アクセスやデータの盗難を防ぐことができます。

推奨されるセキュリティ対策

  • WPA3を使用する: Wi-Fiの暗号化方式は、WPA3が最も安全です。古いルーターではWPA2が使われていますが、できればWPA3対応のルーターにアップグレードし、パソコンの設定もWPA3に対応させましょう。
  • 強力なパスワード設定: 簡単に推測されない強力なパスワードを設定することは、Wi-Fiセキュリティの基本です。パスワードには、文字、数字、記号を組み合わせた複雑なものを使うことが推奨されます。
  • ゲストネットワークの利用: ゲストがWi-Fiを利用する場合、専用のゲストネットワークを設定しておくことで、自分のネットワークのセキュリティを保つことができます。

モバイルホットスポットの活用方法

外出先でWi-Fiが使えない場合、スマートフォンのモバイルホットスポット機能を使ってパソコンをインターネットに接続することができます。これは特に、旅行中やカフェなどで公衆Wi-Fiを使いたくない場合に便利です。

モバイルホットスポットの設定手順(例:iPhoneの場合)

  1. 設定アプリを開く
  2. **「モバイルデータ通信」**を選択。
  3. **「インターネット共有」**をタップし、オンにする。
  4. パソコンのWi-Fi設定画面で、スマートフォンのSSIDを選択し、表示されるパスワードを入力します。

 

よくある質問1: 新しいPCをWi-Fiに接続できません。どうすればいいですか?

回答:
まず、SSID(ネットワーク名)と暗号化キー(セキュリティキー)が正しく入力されているか確認してください。これらはルーター本体に記載されています。もし接続ができてもインターネットが使えない場合は、ルーターの設定や他のPCの接続設定を確認する必要があります。この記事で詳しい対処方法を説明していますので、順に確認してみてください。


よくある質問2: 無線LANアダプタが必要かどうかわかりません。どうやって確認できますか?

回答:
最近のノートPCは無線LAN機能が内蔵されていることがほとんどですが、特に中古PCや一部のデスクトップPCでは内蔵されていないことがあります。PCのスペック表やネットワーク設定画面でWi-Fiが利用できるか確認してください。無線LAN機能がない場合、USB接続の無線LANアダプタを購入するのが便利です。


よくある質問3: 1台目のPCはインターネットに繋がっているのに、新しいPCは繋がりません。原因は何ですか?

回答:
1台目のPC内にインターネット接続設定が保存されていて、ルーターに設定がされていない場合があります。1台目のPCから接続設定を解除し、その設定をルーターに移すことで問題を解決できる場合が多いです。ルーターへのプロバイダ情報の設定手順は、この記事に詳しく記載していますので、参考にしてください。


よくある質問4: ルーターの再設定にはどのような情報が必要ですか?

回答:
ルーターを再設定する際には、プロバイダから提供されたユーザー名とパスワードが必要です。これらは契約書やプロバイダの資料に記載されています。LANケーブルも用意し、PCとルーターを接続して設定を行う手順を踏みます。詳細な手順は、この記事に記載されていますのでご参照ください。

まとめ

新規導入したPCを自宅Wi-Fiへ接続する手順について説明いたしました。

最初の設定のみで成功すれば何の苦もなく終わる作業です。もし繋がらなかったとしても、順を追って処理すれば必ず繋がるようになりますので心配はいりません。

要点をまとめると

  • ・SSIDと暗号化キーを調べておく
  • ・機種に関係なく、SSIDを選択し暗号化キーを入力することで接続できる
  • ・インターネットに繋がらない時は、既に導入済のPCとおよびルータの再設定をする

となります。なお、個々の機器やPCについての解説は省略させていただきますので、実作業においては取扱説明書等の確認をお願いいたします。

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