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Wi-fiの電波を少しでも強化するためにできること

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Wi-fi 電波

Wi-fiは煩わしいケーブルを取りまわさなくてもネットにつながります。LANポートを備えていないスマートフォンやゲーム機だってネットにつながります。接続手順も接続先(SSID)をリストから選んでパスワードを入力するだけです。WPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応していれば、パスワードの入力も必要ありません。

でも、電波の届く範囲が決まっています。それも、ちゃんと届く範囲は案外短いものです。電波に縛られて自由に移動できないのでは無線の意味がありません。そんな電波に縛られたくない自由人のために、Wi-fiの電波を少しでも強化するためにできることをご紹介します。

1.まずはWi-fiの電波を知ろう

Wi-fiはアメリカの業界団体「Wi-Fi Alliance」が認定した無線LANのお約束で、無線LANの規格としては、国際的な電子分野の規格団体(学会)IEEE(アイ・トリプル・イー)のIEEE 802.11規格を利用しています。周波数帯は2.4GHzと5GHzと60GHzの3つが規定されています。

現在一般的に普及されている周波数帯は2.4GHzと5GHzです。2.4GHzは1秒間に24億回の波をえがきながらすすむマイクロ波で、5GHzの場合は1秒間に50億回の波をえがいてすすむことになるので、2.4GHzの2倍以上の通信速度をもつことになります。

この2.4GHz帯は、出力が弱ければ(10mW以下)免許不要で「産業・科学・医学用」に幅広く利用されています。電子レンジも2.4GHz帯の電波を発生します。そして、帯域がそれほど広くないために、電波干渉なしに同時に利用できるのは3チャネルだけとなっています。Wi-fiでは親機1台で1つのチャネルを占用します。

2.設置設定を見直そう

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2.4GHz帯

2.4GHz帯の弱点として、いろいろな電化製品に利用されているため、電波が混雑し、不安定になることがとが挙げられます。そして、Wi-fi親機は、電波法の制限を受けて、出力が弱く作られているために、電波の届く距離は短く抑えられています(5GHz帯と比較すると、2.4GHz帯の方がまだ電波は比較的壁や床に強く、遠くまで届きますが)。これらのことから、電波が弱い時にはWi-fi親機の設置場所を変更することが最も手っ取り早くて確実です。

  • 親機をできるだけ点在する子機の中心に置く
  • できるだけ見通しの良い場所に置く
  • 床にはおかずに、できるだけ天井に近いところに設置する
  • ほかの電子機器からできるだけ離す 特に電子レンジ

5GHz帯

5GHz帯の弱点として、障害物に弱いことが挙げられます。遠距離には向いていません。強みは、ルーター以外での電化製品で利用がないため、つながりやすい点が挙げられます。スマホが5GHzに移行しており、家庭内での利用もこれから増えていくことでしょう。

  • 親機が見える場所で子機を利用する
  • できるだけ見通しの良い場所に置く
  • 床や壁にさえぎられる場所にはおかない

Wi-fi親機の設置場所が移動できない場合や、移動してもまだ電波が弱い場合は、Wi-fi親機の設定を変更します。

  • アンテナと垂直な方向に電波は飛ぶので、アンテナが可変の親機なら、傾きを調整する
    アンテナが可変でない場合は、本体を傾けて調整します
  • 一度Wi-fi親機の電源コードを抜いて、リセットしてみる
    自動で鑑賞の少ないチャネルを探してくれます
  • 電波状態のよいチャネルを利用する
    自動でダメな場合は手動で条件の良いチャネルを探ります
  • 同時に接続できる子機の台数を確認する
    快適に利用できるのは親機1台に対して子機は4~5台です

3.ハード的に解決を図る

親機の設置場所を変えても設定を調節しても電波が弱い場合は、ハード的に電波を強くする方法を考えます。

  • 増幅中継器を追加する
    これが最も確実ですが、最もコストが掛かります
  • Wi-fi子機用のパワーアンテナを追加する
    パソコンならこれが確実なのかもしれません
  • 親機の電波が不要な方向に、アルミホイルなどで電波の反射板を作成して設置する
    工作になりますが、結構効果があります

この他、現在利用している台数は購入当時よりも増えていませんか?機種によって対応チャネルの数が決まっています。また、古い機種ですと最新の規格に対応していなかった、ということもあり得ます。

もし接続台数が増えているようでしたら、対応可能な新しい機種に買い替えることを是非検討してみてください。パッケージには、台数や間取りなど、わかりやすく描かれているので、選択しやすくなっています。

4.Wi-fiの電波が切れる原因

「Wi-fiの電源がよく切れる。。」という場合は「電波干渉が発生している」のが理由かもしれません。今では多くの家庭や店舗、職場などでWi-fiが使われているため、環境によっては電波の干渉が起きてしまいます。特に周囲でも同じアクセスポイントやチャンネルを使用しているWi-fiが多い場合は、干渉が原因で接続が不安定になっている可能性があります。

Wi-fiルーターの設置場所を変えてみたり、使用チャンネルを変更するなどしてみましょう。状況が改善される場合は電波の干渉が原因です。また、電波の干渉以外にもWi-fiルーター本体のプログラムの問題で電波が切れている可能性もあります。プログラムはメーカーが随時更新していますので、最新のプログラムにアップデートされているか確認しましょう。

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