携帯電話やスマートフォンに差し込んで使うことになるsimカードですが、ただ単に差し込むだけでは何も意味をなさず、携帯キャリアと呼ばれる携帯電話会社で契約を済ませなければなりません。
契約した後に差し込むことで、通話やインターネット回線といったその携帯電話会社のサービスを、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末で利用できる仕組みになっています。
ですので、sim種類や購入場所をしっかりと抑えておきましょう。
目次
モバイル端末で使えるsimカードはどこで購入できる?
simカード入手するには携帯電話会社をまず選び、契約の手続きをすることになりますが、方法としては店舗窓口とネット経由に大きく分けられます。
大手携帯会社
ドコモやau、ソフトバンクの大手の携帯電話会社であれば、全国各地に店舗が存在しますので、その店舗に来店して契約手続きをすれば、受け取ることが可能です。
端末とセットで購入すると、スタッフがsimカードを差し込んでくれる場合がよくあります。手間なく入手するなら最適な手段だといえるでしょう。
大手の携帯電話会社の場合、家電量販店や商業施設内に店舗があるケースがよくあるため、それらの店舗に来店して手続きを行うこともできます。一部の携帯電話会社ならばネット経由で契約を済ませることが可能です。
格安スマホ会社
大手の携帯電話会社とは別に、格安スマートフォンと呼ばれる携帯電話会社が多数登場しています。サービス内容に関しては大手に比べると簡素ですが、余計なものがないだけ月々の利用料金がとても安いのがメリットです。
格安の携帯電話会社の場合だと、ネット経由でsimカードを入手する手段が大半を占めています。
公式サイトから申し込み手続きをすれば、後日自宅まで届けてくれるという流れです。
会社によっては店舗を構えているケースがあったり、家電量販店で直接契約できたり、パッケージを購入して手続きをすることで利用できるパターンなどもあります。
また、大手通販サイトにパッケージが販売されており、それを使って公式サイトなどから申し込み手続きをすれば、事務手数料を支払うことなく、安くサービスを開始できるメリットがあります。
ネットで購入し自分で差し込む
店舗や家電量販店で直接契約手続きを行えるパターン以外だと、郵便や宅配便で送られてきたsimカードをスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末に、自分自身で差し込む作業が必要になります。
特に難しい作業ではないため誰にでもできますが、端子の部分に触れないように慎重に取り扱う必要があります。
差し込んだ後はモバイル端末の画面や携帯電話会社の説明書を確認しながら設定をすれば、電話やインターネット回線を使うことが可能です。
今すぐ使いたいなら、店舗で直接契約するのがおすすめです。対面の契約が面倒であったり、事務手数料を節約したいのであれば、ネット経由で入手するのが良いでしょう。
ここで注意したいのが、スマートフォンなどのモバイル端末のロック機能のことです。大手の携帯電話会社で新規契約時に同時であったり、機種変更でモバイル端末を購入することも多いでしょうが、このパターンで購入するとその携帯電話会社でしか利用できないロック機能付きのモバイル端末を入手することになります。
このままだと例え解約したとしても、そのモバイル端末に他の携帯電話会社のsimカードを差し込んでも使うことが不可能です。
問題を解決するには、携帯電話会社に依頼してロック機能を解除してもらうしかありません。
携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末の発売時期が、2015年5月以前と以降ではロック機能の解除方法と対応が異なりますので、購入した携帯電話会社の案内を参考に手続きを行いましょう。
因みに、契約する格安の携帯電話会社の回線と、以前使っていた大手の携帯電話会社の回線が同一であれば、ロック機能を解除しなくても問題なく使えます。
現在提供されているsimカードを比較検討する
スマートフォンやタブレットでモバイル回線を使う上で欠かせないのがモバイル回線の契約です。どのモバイル回線を契約するかによって、フルスピードで使える容量、音声通話の有無、時間帯による回線の混み具合による通信速度などに違いが出てきます。
モバイル回線は主に大手キャリアが設備を整えてプロバイダーも兼ねてサービスを消費者に提供していますが、近年では、大手キャリアがインターネットプロバイダーなどの回線業者以外の企業に自社の回線を貸し出しています。大手キャリアから回線を借りた業者は、その回線を使って回線事業を行えるようになります。このような業者をMVNOと呼び、多くの企業が格安simの市場に参入しています。
simカードの種類
MVNOが提供するsimカードを比較しますと、サイズによって種類が分かれており、標準サイズ、マイクロサイズ、ナノサイズの三種類があります。
このsimカードのサイズの違いは、対応している端末のSIMスロットによって変わってきます。最新モデルのスマートフォンの場合、ナノサイズが採用されているケースが増加しています。
もし、サイズの小さなSIMカードをサイズが大きいスロットに挿入したい場合には、変換アダプターを使えば、大きさを変える事が可能です。
容量と通信速度で選ぶ
多くのMVNOからユーザーの用途に適切な物を選択するには、容量と通信速度で選ぶのが良いでしょう。
大容量プランも登場しており、20GBから30GBまでフルスピードで通信が出来るようになっており、オンデマンドサービスで配信されている動画を視聴する機会が多い人々には適したプランとなっています。
データ通信専用プランを選べば、音声通話を行わない分、月額利用料金が安くなるといったメリットがあります。
このプランで通話を行いたいのであれば、無料通話アプリと呼ばれるインターネット回線で音声データを送受信する事が可能なアプリケーションを活用する事になります。
データ通信専用プランは、スマートフォンやタブレットで音声通話を行わず、オンラインサービスだけを使いたい人に適したプランとなっており、MVNOの多くが提供しています。
音声通話プランは、音声通話が行えるプランですが、今までは従量制でしたので、大手キャリアが提供する通話定額よりも割高になってしまうケースがありました。
最近では、何分かまで無料という音声通話プランが登場していますので、従来の音声通話プランよりも月額利用料の総額を抑えられます。
プランの多様性を生かそう
各MVNOが提供する格安simを比較しますと、昔からインターネットプロバイダーとして多くの人々から知られている企業、大手家電量販店などを運営する企業、動画配信サービスなどを行っている企業というように様々な企業からサービスが提供されています。
大手キャリアとは違って、企業毎に独自の付加価値を加えて提供していますので、ユーザーのニーズに応えられるサービスに仕上がっています。
ユーザーは、多くのMVNOが提供する多彩なプランの中から自分に合ったサービスを選択する必要がありますが、複数のMVNOとプランを併用する事も可能です。
最安プランでは、どのMVNOも1GBから3GBのプランで月額1000円未満というものを用意していますので、手軽に複数のプランを組み合わせて使う事が出来ます。
格安simサービスを比較検討していく事で全体的な通信費を見直す事ができ、外出時の快適なモバイル通信環境を構築する事が出来ますので、ユーザーはオンラインサービスや通話・メール・SNSなど普段使っているサービスを好きな時に使えます。
スマートフォンを購入したいのであれば、SIMフリースマートフォンと格安SIMがセットになった格安スマホと呼ばれる商品を購入するのも良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Simカードを購入される際、本記事を参考にしてみてください。