知って理解しよう！Sierに関する多くの魅力と問題点全6つ

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突然ですが、「Sier(エスアイアー)」という業者をご存知でしょうか。理系の大学生やプログラム開発に携わっている方であれば知っておきたいSier。意味としては、システムインテグレーションを行う業者を指します。

Sierは、ユーザーの業務分析を行い、ユーザーに合わせたシステムの構築と運用を行います。個人でプログラムを組んでいる人も増えてきている中、Sier業界で仕事をしたいという方も多いです。

ですが、その「Sier」が一体何なのかわからなければ困ってしまいますよね。そこで、Sierの詳しい業務はどういったものなのか、Sierの魅力と問題点は何かについて詳しくご紹介致します。ぜひ、本記事を参考にSierの知識を深めてください！

Sierとは

Sierの魅力や問題点を見ていく前に、まずはSierとはどういったものなのかについてからご紹介致します。

システム構築会社のこと

Sierとは、冒頭でも触れたようにシステムを構築する会社のことを指します。クライアントの業務を分析して、クライアントのニーズに合ったシステムの企画、開発、運用保守までを統合して請け負います。

営業担当がクライアントを獲得し、システムの要件定義・開発スケジュールの予算管理、設計や開発を行い、システムに問題が無いかをテストします。一見するとSE(システムエンジニア)と仕事内容が同じように見えますが、個人レベルで請け負うのか企業レベルで請け負うのかという違いがあります。

Sierは、企業レベルでシステム構築を請け負います。

またシステムの設計と開発に関しては慣れるとスムーズに行えることが多いですが、テストに関してはかなり注意を払う必要があります。それは、クライアントが要望するシステムやソフトウェアはコードがたった一文字違うだけでも動作しなくなってしまうからです。

テストの段階で問題があれば、必ず問題のあるコードを突き止めて改善する必要があります。

システム導入をする

 

Sierの仕事の主として、システムの導入があります。上記でご紹介したように開発からテストを行い、システムの導入に移っていきます。開発したシステムを実際に導入してみると、予期せぬバグを検出することがあります。

運用してみると想定と違うことはつきものなため、システム導入の行程では時間をかけることが多いです。そのため、新たなパッチの開発と導入を繰り返し、安定して可動するまでシステム導入の作業を行う必要があります。

上流工程と下流工程

Sierは、大手Sier企業が行う上流工程と下請けや孫受けのSier企業が行う下流工程に分けられていることが多くあります。大手Sier企業がクライアントからの受注を受けると、下請けSier企業に下流工程を依頼します。

上流工程では、システムの要件定義や実際に開発されたシステムの最終的なテストを行うことが多いです。下流工程では、要件定義されたシステムの設計と開発を行い、上流工程を請け負う大手Sier企業に提出する前段階のテストを行うことが多いです。

Sierの魅力3つ

それでは、Sier業界の魅力や、Sier業界で働くメリットについて見ていきましょう。Sier業界にはたくさんの魅力がありますが、その中でも特筆すべき魅力について3つご紹介致します。

いろんな人に出会える機会がある

同じようにプログラムの設計や開発を行うSEやWeb業界では、あまり多くの人に出会うことが出来ません。そのため、狭いコミュニティでの価値観やものさしに囚われてしまい外部との連携をする際に柔軟に対応することが難しくなります。

しかしSier業界は大人数の企業単位でプログラムの設計や開発を行うため、自分ひとりだけでは気が付くことが出来なかったコードを知ることが出来たり、仕事の進め方や身のこなし方を習得することが出来ます。

また足りないスキルも仕事を通して習得することが出来るため多くの人に出会いながら仕事が出来るというのは大きなメリットです。

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