Home / ネットワーク・IT / パソコン スマホ 周辺機器 / 修理は不要!パターン別パソコンの動作が遅い原因と9つの対処法

修理は不要!パターン別パソコンの動作が遅い原因と9つの対処法

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

パソコンを利用していて、いつもと反応が違うなと感じる事や普段の応答速度より遅いと感じる事はありませんか。

動作中のパソコンにはいろいろなアプリケーションが動作・常駐しており、それらの相互関係にて一時的に応答速度が遅くなるといった事象は発生し得ますが、その状況より明らかに動作が遅いといった事をご経験されている方もいらっしゃると考えます。

そういったパソコンの動きに何か問題がある可能性がある場合どのような原因が考えられるか、その原因に対してのどういった対処方法があるのかをご説明致します。

パターン①パソコンの起動時の動作が遅い

基本的に、パソコンの起動には各種入出力デバイスの基本設定や記憶装置となるハードディスクからOSの読み込みとメモリ上への展開、スタートアッププログラムの設定があればそれらの読み込みなど、いくつかの内部処理が行われます。

そのため一定の時間が掛かる事はやむを得ないと考えます。

但し、そのような事象が正常な起動プロセスにて生じているのかどうかを確認する必要がありますので、その原因と考えられる事とその対処方法についてご説明致します。

起動時に読み込む常駐プログラム数

パソコンが起動してからスタートアップに設定されているアプリケーションが順次起動されていくのですが、このパソコン起動時に立ち上げていくアプリケーション数が多くなれば、その分起動時間が必要となります。

そのため起動させるアプリケーション数によりパソコンが利用出来る状態になるまで時間が掛かってしまう事が考えらえます。

そのような場合には、スタートアップのアプリケーション数を最小限にする事でパソコンの起動時間(通常に利用出来る状態までの時間)が短縮される事が見込まれます。

搭載しているメモリサイズ

パソコンが起動する際にはOSをハードディスク等の記憶装置からメモリ(主記憶領域)にプログラムを展開・常駐させる事で、パソコンがいろいろなアプリケーションを動作させる事が可能となっています。

当然ですが、そのメモリには物理的な上限がありますのでメモリ上に展開するプログラムがその上限を超えるものであったりする際は一時的に即時利用しない情報を退避させて、その空き領域にプログラムを読み込み・常駐させるといった内部処理を行っています。

その為、パソコンに搭載しているメモリが適切なサイズより小さい場合には、上記の様な内部処理が頻繁に行われる事となりますので結果的にパソコンの起動が遅くなる事に繋がります。

こういった場合には、物理的なメモリサイズを大きくする(増設)する対処を行う事で起動時間の短縮が見込まれます。

パターン②パソコン使用時に全体的に動作が遅い

起動時や通常の利用時でも応答速度が遅いと感じられる時には、パソコン自体の処理能力に比較してプログラム処理負荷が上回っている可能性があります。

内部処理の性能上限近くで動作する事は他の関連処理を行う余裕が無くなりますので、処理の優先順位によって待ち状態が生じる事から全体的な応答速度の遅延を感じる事があるのではないかと考えます。

メモリサイズ

メモリ上に展開されたプログラムはその利用頻度によって格納される場所が異なります。

その中でアクセスがしばらく行われないプログラムに関しては一時的にメモリから退避され、利用されるタイミングで再度メモリに読み込まれるといった内部的な動きをしています。

技術的には仮想メモリやページングといった技術となりますが、一時的でも動作中のプログラムが利用しているメモリ領域からの退避と再読み込みが行われる事となり、それが頻繁になると全体的なパフォーマンスにも影響を与えかねません。

長時間の利用に伴うパソコン自体の熱

パソコンを動作させる為には電力はCPUやメモリに供給されてそれらを動作させていますが、動作に伴いかなりの熱を持つ事になります。

CPUやグラフィックボードに搭載しているGPU等には大きな放熱用のヒートシンクや空気を対流させて放熱させる為のファンが取り付けられている事から、動作中はかなりの温度になっている事が分かります。

放熱処理は行われてはいますが、長時間の連続稼働となった場合にはその放熱処理が不十分になる事が有り、そういった場合にはCPU等にかなりの熱がこもる事となり演算速度に悪影響を与える可能性があります。

パソコン内部にこもった熱により処理速度の遅延が発生していると考えらえる場合には、一時的に利用を中断してパソコン(CPU)を冷却する必要があります。

一定の温度まで下げる事が出来ればパソコンは従来の性能を取り戻しますので、再度ご利用いただく事が可能です。

コンピュータウィルス

現在はパソコンをご利用される多くの方がアンチウィルスソフトウェアを導入されていると考えますが、まだ対応されていない方の場合にはコンピュータウィルスに感染している可能性もあります。

システムに常駐するウィルスの場合にはメモリ上に自身のプログラムを動作させる様にパソコンの設定を勝手に変更し、利用者は知らずの内に常駐プログラムが増える事となるので、以前より応答速度が遅くなるといった事象が発生する可能性があります。

未だ、アンチウィルソフトウエアを導入されていない方は可能な限り早く導入していただく事をおすすめします。

次ページ:パターン③メールの通知が遅い

1 2

Check Also

【音質にこだわる人向け】新品ヘッドホンをエージングする方法3つ

新しいヘッドホンを購入したらエ …