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Windows PCがフリーズした際に行う強制終了の方法と危険性【Windows7,8,10】

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Windowsパソコンがフリーズした時の強制終了手順

Windowsパソコンを利用されている方であれば、一度は経験したことがあるであろう「強制終了」。フリーズした場合やパソコンが重い場合などに強制終了せざるを得ない場面が多々あります。

本記事では強制終了に伴う危険性の確認から始まり、windowsの各バージョンにおける対応手順、強制終了後の再起動時に確認すべき事を整理して解説致します。

Windowsがフリーズする主な原因

Windowsパソコンを利用していると、突然フリーズしてマウスもキーボードも操作できない状態になる場合があります。

フリーズの原因は多岐に渡りますが、主な原因としては下記のものがあります。

  • メモリリーク
  • アプリケーションのクラッシュ
  • OSの問題
  • ハードウェアの破損
  • ウイルス感染

一定時間放置してもフリーズ状態が続く場合には、強制再起動などの対応が必要となります。

Windows強制終了に伴う危険性とは?

アプリケーションが正常に動かなくなった場合やシステムフリーズからの復旧の為にいくつかの確認作業を行ってから強制終了を試行するのですが、強制終了にはリスクがあります。

というのも、OSの内部処理にて何らかのプログラムが動作している可能性がある状況で強制的に電源が落とされる事になるので、アクセス中のファイルが正しく閉じられず、最悪の場合開く事ができなくなる(壊れてしまう)可能性もあります。

パソコンを利用中であればそうったファイルが複数存在する事になりますし、特にwindowsを制御する為のシステムファイルであった場合には、壊れてしまうとOSそのものが正常起動しなくなる、もしくは再起動時に正常にシステムファイルを読み込めずに、Windowsでの一部機能が利用出来なくなる可能性もゼロではありません。

また、メディアへのデータ書き込みであれば途中で処理が止められてしまいますから、そのメディアは利用出来なくなります。

筆者の個人的な経験からは、Windowsを代表とするパソコンOSは、そういった動作トラブル時の強制終了に対して強く設計されているように感じますが、OSの正常稼働に悪影響を与えかねない操作ですので、実行する際は他の対処方法が無いかを確認の上、ご対応下さい。

特定プログラムだけフリーズする場合は強制終了する

フリーズする原因はCPUやメモリがスペック以上に使用されてしまうことです。

処理能力以上の処理を要求してしまうことで、パソコンがパンクしてしまい、動かなくなるのがフリーズの基本的な構造です。

関数がビッシリ詰まったエクセルファイルなどはメモリ、CPU共に重いため、パソコンをフリーズさせる原因になることがよくあります。

もし特定のプログラム、ソフトウェアのみが原因でフリーズが発生しているのであれば、それを強制終了することによって、一時的にではありますがフリーズを解除することができます。

フリーズが頻発する場合はスペック面の改善を検討

フリーズが頻発する場合は、パソコンのCPUやメモリの性能に対して、普段の作業が過剰であることが考えられます。

この場合、快適な作業環境を整えるためには、メモリの増設やCPUの交換を検討することが必要になります。

特に古いノートパソコンを利用されている方は、最低限のスペックしか積まれておらず、VODを視聴するだけで画面が固まることもしばしば発生します。

フリーズが頻発する場合は、必要なスペックを兼ね備えたパソコンの購入も検討してみてください。

キーボード操作が可能な場合(windows10)

キーボードが操作可能な場合での強制終了の方法を紹介します。

ショットカットキーで再起動・シャットダウン

バージョンにて若干の違いがありますが、Windows 10をシャットダウンするショートカットキーは [Alt]、[F4]キーを同時に押下して表示されるメニュー画面でシャットダウンを選択できます。

再起動は表示されたメニュー画面にて再起動を選択していただく事で対応可能です。

一切操作できないときは電源ボタン

Windowsがフリーズした状態でキー操作が受け付けられない場合は、物理的な方法にて電源を強制的に切断してシャットダウンさせる必要があります。

他の方法を試行しても全く状況が改善しない場合に行う方法ですが、稼働中のWindowsに対して何も終了処理をしないまま電源を切断する事になり、何か別の問題を発生させる可能性もありますから可能な限り避けていただく事を推奨いたします。

キーボード操作が可能な場合(windows8)

キーボード操作が可能な場合には、以下の通りに特定のキー操作にてメニューを表示させてシャットダウンまたは再起動を選択して実行する事で対応する事ができます。

再起動・シャットダウンを実行する

キー操作が可能であれば、[Windows]キー、[I]キーを同時に押下する事でチャームメニューが表示されますのでそのメニューから電源アイコンをクリックするとシャットダウンを実行できます。

キーボード操作が可能な場合(windows7)

前述のWindows8と同様にキーボード操作が可能であれば、特定のキー操作にてシャットダウンまたは再起動を選択して実行する事で対応する事ができます。

再起動・シャットダウンを実行する

[Ctrl]、[Alt]、[Delete]キーを同時に押下して表示されるルートメニューにて画面下部右側に表示される[△]ボタンをクリックしてシャットダウンさせる事になります。

強制終了のあとにすべきことは?

フリーズを解消するためにWindowsの強制終了をした後はいつくか確認すべきことがあります。

まずは、Windows自体が正常に起動しているかどうかを確認するのですが、通常通りにアプリケーションを起動・使用して動作がスムーズに行えるようであれば、解消されたと判断できます。

次に、フリーズが発生した際に更新していたアプリケーションのデータが反映がされているかどうかを確認しましょう。反映されていなかったデータについては再入力が必要となりますが、アプリケーションによっては編集中のデータを一時保存しているものもありますのでそのデータから復旧できる場合もあります。

また、Windowsでは正常終了時に削除されるシステムやアプリケーションが利用する一時ファイル等があるのですが、フリーズして強制終了した場合には削除されずに残ってしまう場合があります。

そういったファイルを整理する為には、デフラグというツールを活用してディスクドライブを整理する事で、フリーズを起こしにくくする事も可能です。具体的には以下の方法となります。

  1. 「スタート」から「コントロールパネル」を選択
  2. 「システムとセキュリティ」を選択し、「管理ツール」にある「ドライブのデフラグの最適化」を選択
  3. 対象となるドライブを選択し、そのなかの最適化を実行

外付け機器等を外しても問題は起きないか?

パソコン本体に接続されている外部接続機器の有無を確認して下さい。

実は、外部接続機器の異常が原因でフリーズが引き起こされている事もあるので、必ず確認しておくべきでしょう。フリーズの原因が内部の問題ではなく、外付け機器との相性や制御情報の問題という事も考えられます。

複数の外付け機器をご利用の場合には、強制終了後の再起動では外付け機器を一旦外してパソコン単体での動作確認を行い、問題が無い事を確認してから機器を一つづつ順次接続するといった検証作業を行い、問題がないかを確認する必要もあります。

システムのアップデートも確認

Windowsにおいてはシステムの潜在的な問題を解決する為に、メーカーから不定期に提供されるシステムアップデートがあります。

これは内部的な問題を事前に解消する為に行われるものですが、このようなアップデートにて特定の条件下で発生するフリーズの問題が解消される可能性がありますので、上記の確認を行ってもフリーズの原因がはっきりしない場合には、システムアップデートを行っていただければ問題を回避できる可能性があります。

まとめ

強制終了の危険性から始まり、各Windowsのバージョンにおける強制終了の方法、強制終了後の正常稼働の確認という流れで紹介していきました。

Windowsでは、ユーザから見えないバックグラウンドで様々なプログラムが動いています。その中で動作不具合の発生が起きる事はある程度はやむを得ない事ですが、その対応を間違えると最悪の場合Windowsを壊してしまう可能性もあります。

Windowsがフリーズした際に行う強制終了のリスク、その後の対応方法を本記事で参考にして頂ければ幸いです。。

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