購入したばかりのころは静かに作動していたのにもかかわらず、いつの間にか「ブォーン」とファンが回転する音がうるさくて気になって仕方がなくなってしまった、なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。
その結果、中々作業に集中することができずにパソコンのファンの音がストレスとなってしまいます。
そんな中、朗報です。このうるさい音、自分で何とかできちゃうこともあるんです!
そこで本記事では、PCのファンはなぜ異音がしてうるさくなるのか、またPCのファンを静かにするにはどうしたら良いのかという方法と、おすすめのPCファンを3つご紹介致します。
PCのファンはなぜこんなに異音がするのか
まずは、パソコンのファンからなぜ異音がするのか、なぜストレスに感じるほどの異音がするのかという異音の原因についてご紹介致します。お使いのパソコンから異音が発生している場合は、これからご紹介する原因が考えられます。
PCケース内部でパーツが干渉している
まず考えられる原因は、パソコンケースの内部でパーツ同士が干渉してしまっているという原因です。パソコンケースの内部にはあらゆる配線が張り巡らされているため、それらがPCファンに触れてしまうと異音の原因となってしまいます。
パソコンケースの移動が多かったり、衝撃を与えてしまうとまとまっている配線がバラけてしまったりする原因となるため、パソコンケースはなるべく丁寧に取り扱うと良いです。
ホコリが溜まっている
パソコンケースのファンやパソコンケース内部のファンは、吸気系のファンと排気系のファンがあります。吸気系のファンはパソコンケースのフロント部分に付いていることやサイド部分や天板部分に付いていることが多いです。
排気系のファンは、パソコンケースのサイド部分や背面に装備されていることが多いです。この時、吸気系のファンは外気を取り込むため、ホコリも吸引してしまいやすい性質を持っています。
大抵の場合はファンの手前にホコリを防ぐためのメッシュが取り付けられていますが、それでもどうしても細かいホコリは内部に侵入してきます。そういったホコリが蓄積することによって、ファンの動きが鈍くなってきてしまいます。
こうしたホコリによる異音もパソコンのファンがうるさくなる大きな原因です。
リテールのCPUクーラー
デスクトップ型のパソコンを購入してそのまま使用している方は、CPUクーラーがインテル純正のリテールのCPUクーラーであることが多いです。リテールというのは、CPUを購入した時におまけ程度についてくるCPUクーラーのことを言います。
そしてCPUクーラーとは、パソコンケースのファンとは別でCPU単体を冷やすためのファンのことを言います。
現在では水冷式のものも多くなってきていますが、水冷式のCPUクーラーは自作PCを行っている方やパソコンショップに作成を依頼したBTOパソコンを利用している方に限られてきます。
稀に水冷式のCPUクーラーを内蔵したメーカーのパソコンもありますが、ほとんどがゲーミングパソコンのハイスペックなモデルで価格も高額であることが多いです。
デスクトップ型のパソコンを購入して利用している方は、ネジ止めで取り付けられているCPUクーラーをリテール品から静音のCPUクーラーに付け替えることをおすすめします。
CPUやメモリを限界まで稼働させている
パソコンのCPUやメモリの使用率が100%近い高負荷の作業を与えている場合、その作業を処理するためにパソコン内部の温度が高くなってしまう場合があります。
この熱からパソコンの各パーツを守るためにファンが稼働するので、高熱が発生するような使い方をしていると、ファンもフル回転し、その結果異常な騒音を発生してしまうケースがあります。
CPU/メモリの使用率を確認してみて、常に100%を超えているような状態であれば、パソコンで作業している内容がファンの騒音の原因と考えて良いでしょう。
常に100%ということはスペックが足りていないということなので、メモリの増設や、新しいパソコンの購入など、作業に見合った水準のスペックを持つパソコンを用意することも大切です。
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