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窓口に通わずに公共料金が払える!ペイジー決済のメリット・デメリット

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「ペイジー」という決済方法をご存知ですか?

「税金や公共料金などの納付書を見て知った」という方も多いかもしれません。普段、これらの支払いで銀行の窓口やコンビニへ行っている人であれば、ペイジーを使うことでもう支払いのために窓口へ行く必要がなくなるかもしれません。

ここでは、ペイジーの基本情報やメリット・デメリットについてご紹介します。これらの情報を把握したうえで他の支払方法と比較検討をし、自分にメリットの大きい支払方法を取り入れてみましょう。

「ペイジーを初めて知った」という方も、ぜひご覧ください。

ペイジーの基本的情報

年金や公共料金などの納付書を見ると、ペイジーマークが付いていることがあります。これは、ペイジーが利用できることを表すのですが、そもそもペイジーとはどのような仕組みでどんなサービスなのでしょうか。

「税金や各種料金、公共料金などの支払いができるサービス」となんとなくご存知の方も、ペイジーの簡単な仕組みや提供している主な3つのサービスについて確認していきましょう。

ペイジーはマルチペイメントネットワークを用いてサービスを提供している

これまでは金融機関と民間や地方公共団体などの収納機関との情報のやり取りは紙や個別ネットワークを利用していましたが、大変非効率であり、多くの課題もありました。

そこで誕生したのが、金融機関と収納機関を結ぶマルチペイメントネットワークと呼ばれる共同のネットワークです。マルチペイメントネットワークは、金融機関と収納機関を結びさまざまな決済データを伝送するネットワークです。

そして、このマルチペイメントネットワークを用い提供しているサービスのことをペイジー(Pay-easy)と言います。

3つのサービスを提供しているペイジー

ペイジーには主な3つのサービスを提供しています。

1つ目が収納サービスです。税金や公共料金などをペイジーを利用して支払うことができます。

2つ目に口座振替受付サービスです。ATMやインターネットバンキングなどから口座振替契約の受付を行うことができます。

3つ目が口座振替データ転送のサービスです。金融機関と収納機関の口座振替データの伝送を行います。

ペイジー決済の5つのメリット

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ペイジー決済にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、いくつかのメリットについて見ていきましょう。

①各種料金の支払いを簡単にできる

税金や公共料金、各種料金など、これらを銀行や郵便局の窓口で支払おうとした場合、15時〜17時までには窓口へ行かないと間に合いません。支払いによっては銀行でしか払えないものや、コンビニでしか払えないものもあります。

勤務先の近くに銀行やコンビニがあったとしても貴重な昼休みを割いて行くのは気が重いものですし、勤務先や自宅の近くに銀行やコンビニがない場合もあります。

ペイジーはオンラインバンキングに対応しているため、自宅にいながら税金や公共料金などの支払いをすることができます。もしくは、スマホを使って外出先から支払うことも可能です。

銀行や郵便局、コンビニなどへ行く手間が省けるので、忙しいときでも近くに機関がない場合でも安心して使えます。

②24時間365日対応

ペイジーであれば24時間365日いつでも対応ができるため、非常に便利です。時間や曜日を気にする必要もありません。銀行などであれば時間的制約がありますが、「●時までしか使えない」という決まりがないため、いつでも利用ができて安心です。

③クレジットカードの情報が不要

支払いの内容によってはクレジットカードを使ってオンラインで支払うことも可能です。その際は、クレジットカード番号などを入力(もしくは予め入力したもの)して、カード払いをします。非常に便利ではありますが、万一のことが起きればクレジットカード情報が流出してしまう恐れもあります。

ペイジーでの支払いであれば、クレジットカード情報を入力する必要もありませんので、大事な情報が流出する心配もありません。

④入力項目が少ない

「どうせ入力項目が多くて毎回面倒なのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、ペイジーでの支払いは決して面倒なものではありません。入力項目は比較的少ないため、時間をかけずに手続きができます。

入力する主な項目といえば、納付書に記載されている「収納機関番号」「納付番号」「確認番号」「暗証番号」ぐらいです。ほとんどが納付書を見ながら入力できる内容ですので、難しく考える必要もありません。

⑤リアルタイムで支払いが反映

基本的に銀行振込をする場合、15時以降や土日祝日の手続きは反映されるのが翌営業日になります。そのため、どうしてもその日に反映させたい場合は振込時間や曜日に注意して前もって動かなければなりません。

しかし、ペイジーで振込みの場合はリアルタイムで反映されるため、手続きしたその日の支払扱いとなります。

ペイジー決済の4つのデメリット

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ペイジー決済にはメリットばかりではありません。「お得度」などではデメリットとなる点もあり、メリット・デメリットを把握したうえで他の支払方法と比較するようにしましょう。

①クレジットカードのようなポイント還元がない

ペイジーのデメリットの1つにポイント還元がないことがあります。各種料金などをクレジットカードで支払いをすれば、およそ1%前後のポイント還元されます。

毎月5万円支払いがあるとすれば、ポイント還元率1%のクレジットカードで500円分のポイントが貯まります。年間だと5,000円相当のポイントが貯まるのでバカにできません。

ペイジーは指定した口座などから振込みをするだけなので、クレジットカードのようなポイントは一切貯まりません。ポイントを貯めたい方からすると大きなデメリットです。

②手数料はそこまで安くない

ペイジーを使って国や地方公共団体へ支払いする場合は手数料が無料になりますが、これはペイジーの支払いに限ったことではありません。

また、民間会社でペイジーを利用する際の手数料は、他の支払方法と比べて決して手数料が安いわけではなく、クレジットカードで支払いした方が手数料が安いことも多いです。

③ペイジーに対応していない金融機関もある

すべての金融機関がペイジーに対応しているわけではありません。大部分の金融機関は対応していますが、たとえば、大手ネットバンクである住信SBIネット銀行はペイジー利用ができません。

また、セブン銀行も対応していません。そのため、普段これらのネットバンクを利用している人はオンラインでのペイジー支払いができないため、結局、コンビニなどに行き支払いを済ませる必要があります。

④コンビニATMでは利用できない

一部のネットバンクで利用できない点もデメリットですが、コンビニATMで利用ができないのも大きなデメリットです。「近くにコンビニがあるのでそこのATMで。」という人には大変痛いです。

まとめ

ペイジーを使うことで、税金や公共料金、各種料金を自宅や外出先から、パソコンやスマホを使って簡単に支払うことができます。

これまで、支払いのために銀行窓口やコンビニへ行っていた人にとっては、非常に便利な決済サービスです。クレジットカード情報を入力する必要もありませんので、オンライン決済に抵抗があった方も使いやすい内容となっています。

ただし、他のオンライン決済などを既に利用している方からすると、メリットを感じにくい部分もあります。メリット・デメリットを確認して、興味がある方は、ぜひ1度試してみてください。

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