最近、電車の中でスマートフォンで漫画を読んでいる人が多いですよね。漫画アプリを使って漫画を読むというのは今や一般的で様々な漫画アプリが登場しています。アプリによって読める漫画の種類や利便性が変わってきます。
本記事では、オススメの無料漫画アプリを幾つかご紹介し、その特徴について解説していきます。是非、ご参考ください。
目次
漫画アプリの現状と人気な理由

では、現在の漫画アプリの現状と人気の秘密をご紹介致します。
漫画の現状
かつては、少年少女の憧れの職業とされていた漫画家、それは今も変わっていませんが、漫画を読む人口は年々減っていると言われています。若者の「活字離れ」と言われて久しいですが、漫画も例外ではないようです。
その証拠に、日本の漫画産業の要であった「少年ジャンプ」でさえ、1995年には650万部の発行部数を誇っていたのに、2017年では200万部を下回っています。
そんな中で、スマートフォンの普及により漫画アプリが登場してきて、いまや日本には30種を超える漫画アプリがあると言われています。
漫画アプリの登場により、日本の漫画産業に明るい光が再び差してきたと考えられています。
漫画アプリが人気な理由
漫画アプリは、現在の作品だけではなく、往年の名作も幅広い年代の人に読まれるようになり、日本の漫画産業に明るい光が再び差してきたと考えられています。
しかも無料でアプリがダウンロードでき、購読も基本は無料なのです。「無料なら読んでみようか」と軽い気持ちではじめた若い人も、往年の名作に魅了されてしまったり、現在の漫画に感動した年配の方もいるようです。
また、ゲームソフトにもよくある「F2P(Free to Play」基本無料・課金要素有りの意)のビジネスモデルを採用しているため、最初は無料で読んでいても新刊やまるごと一冊をポイントで買いたい人が有料コンテンツを購入するようになり、漫画業界の売上も回復しています。
オススメ無料漫画アプリ7選
それではオススメの無料漫画アプリをご紹介致します。
①マンガワン
裏サンデーの連載作品から過去の名作までを網羅しているマンガワンのアプリ。幅広いラインナップだと評判ですが、いったいどんな評判なのでしょうか?
メリット
マンガワンのメリットはとにかく、幅の広いラインナップです。裏サンデーで連載中、またはサンデーで昔掲載されていたマンガも期間限定の場合がありますが、フルで読むことが出来ます。
「ライフ」と呼ばれる、朝10分、夜10分の時間制限があり、無料で読める時間帯が限られていますがもっと多く読みたいという場合は、チケットを購入すると読むことが出来ます。
デメリット
デメリットとしては同日であっても一度マンガを閉じてしまうとチケットを購入しなければ読めなくなってしまうことです。
オススメ有名作品
火の鳥、鉄腕アトム、ブラックジャック、アドルフに告ぐ
マンガワン http://manga-one.com/
②LINEマンガ
若年層を中心にメッセンジャーアプリとして人気のLINEですが、ゲームや音楽コンテンツと同様に漫画のコンテンツも配信しています。その配信数や読者数から見ても、いまや、業界トップと言えるのではないでしょうか?
メリット
メリットは、240社以上の出版社と取引を行っており、無料で数話、または期間限定で立ち読みができることです。
デメリット
デメリットとしては最初の数話だけしか無料で立ち読みできないということです。全話を購入するにはLINEコインを使い、購入するしかありません。
オススメ有名作品
キングダム、君は淫らな僕の女王、なまいきざかり
LINEマンガ https://manga.line.me/
⓷comico(コミコ)
もともとは韓国系の会社で、全てのコンテンツがオリジナルコンテンツという強みがあるcomico。他のアプリとは差別化ができています。いったいどんなメリットやデメリット、そして代表作があるのでしょうか?ユーザー数では、LINEマンガについで2位のアプリです。
メリット
comicoのメリットは、全てのコンテンツがオリジナルコンテンツなので、専属契約か公式連載を目指す作家の作品しか掲載していないため、他のアプリでは読めません。また、アプリで人気の作品は書籍化されたりグッズが発売される場合もあります。
スマホならではの縦スクロールの画面で読みやすく、表現に広がりがあるのもメリットです。
また、一般の人が作家になるのにヒューマンアカデミーとのコラボでの1年間の講座もあり、公式作家になる道も開かれています。掲載作品は新人作家も多いのですが、クオリティーが高いと評判です。コメント機能があるので、作品の解説なども読めるので便利です。
デメリット
そんなcomicoですが、デメリットは掲載作品が若干少ないことです。さらに1度読んだ作品は8日後に見れなくなってしまうのも悲しいですね。
オススメ有名作品
皇帝の一人娘、ReLIFE、カカオ79%
comico(コミコ) https://www.comico.jp/
④マンガボックス
人気漫画家の新作が無料で読めるというマンガボックス。DeNAが2013年から配信しているサービスです。ウェブコミックのアプリ形式で、毎週水曜日に新作が公開されます。
メリット
北米や台湾など、国外にもユーザーがいることから、日本語版に加えて繁体字版と英語版もリリースしています。一部例外はありますが、最新号を含んだ12号が無料で読めるのがメリット。それより前の号については、電子書籍や単行本として販売されています。
読者層は少年マンガの層が多く、過激な表現などもあるため、時々モザイクがかけられていることもあります。作品情報をTwitterやFacebookでシェアすると、1週間先の話を読むこともできるのもメリットです。
デメリット
デメリットは、一部作品のバックナンバーで読める話数が制限されていることです。
オススメ有名作品
悪の教典、アクノヒガン、ウルトラつらいぜ
マンガボックス https://www.mangabox.me/
⑤GANMA!(ガンマ)
セプテーニ・ホールディングスの子会社のコミックスマートが発信するコミックアプリ。新人や若手漫画家の作品が多いです。
メリット
作品を読むだけなら会員登録も不要ですが、作品の評価をしたり、お気に入りに入れたりする場合は、登録は必須。
また、基本的に購読は膨大な数作品の1話から最終話まで無料で、時間制限もないですが、月額300円のプレミアム会員になると、通常より1週間間早く新作を読むことができます。毎日夜中の0時に新作品が数作品リリースされます。
ランキングとカテゴリで分かれているため、探しやすいというメリットもあります。また、5段階に分かれたステージで、漫画家育成プログラムもあり、画材の提供、スタジオの利用などのサポートが受けられます。
デメリット
デメリットは全体的に作品の絵のクオリティーがそれほど高くないこと。絵がダメでもストーリーが良ければいい、という方にはおすすめです。
GANMA!(ガンマ) http://ganma.jp/
オススメ有名作品
ぼっちゃまは今日もいじられる、外れたみんなの頭のネジ、リセット・ゲーム
⑥マンガBANG!
シリアス系やマネー系のマンガが多い「マンガBAMG!」フリーメダル制で1日30分だけ無料です。
メリット
毎日21時から30分だけしか無料で、最初から最後まで読めます。フリーメダル制で1話読むごとに、1つずつメダルが消費されます。30分あれば、毎日10話前後読めます。招待コード「KsKc」をいれると、もう30分延長できるという裏技も!でも時間制限があるためにのめり込み過ぎなくていいという声も。
昔読んでいたサンデーやマガジンに掲載されているような懐かしのマンガなども掲載されているので、懐かしさも手伝って読んでしまうという人も多い。
デメリット
ただデメリットとして、1話読むごとに広告ページを挟んでしまうこと。無料だから仕方ないといえばしかないですが、イライラする人もいますよね。
また、アプリの不調もたまにありますが、サポートも充実していてすぐに対応してくれるそうです。
オススメ有名作品
ウロボロス、死役所、グイン・サーガ
マンガBANG! https://manga-bang.com/
⑦少年ジャンプ+
昭和の時代から少年マンガといえば集英社の「少年ジャンプ」。いったいどんな作品がアプリにあるのでしょうか?
メリット
全盛期からはその読者数も減っているとはいえ、やはり少年マンガ界の王者といえばジャンプ。新作もヒット作も毎日無料で読めるのがメリットです。
コンテンツ量は「太っ腹」と言えるほど多く、それが毎日更新されるので、病みつきになるファンも多いです。更新情報は毎日トップページに表示されるので、見逃しがないです。また紙版より60円お得な最新号の定期購読もこのアプリから出来ます。
買った本はデジタルの本棚で整理もできるので、バラバラになる心配もありません。
デメリット
ほとんどデメリットがないジャンプのアプリですが、強いて言えば、スマートフォンアプリ内にあるため、友人に貸せない、付録やシリアルコードが付かないとうことです。やはりいくつになっても「付録」って楽しみですよね。
オススメ有名作品
ワンピース、DRAGON BALL、DEATH NOTE、ジョジョの奇妙な冒険
少年ジャンプ+ https://shonenjumpplus.com/
まとめ
いかがだったでしょうか?現在は「活字離れ」が進み、マンガも例外ではないようですが、マンガアプリの登場で、それに歯止めをかけることができたそうです。
また、しばらく漫画から遠ざかっていた大人も、昔のマンガが掲載されているのを読みたさにアプリをダウンロードするケースもあり、幅広い読者層を獲得するきっかけになり、漫画産業全体の活性化に繋がりました。
漫画は、非日常を感じさせてくれるため、日々の空き時間などにリフレッシュするのに最適です。是非アプリを使って手軽に漫画を読んでみて下さい。
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