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SSD内蔵のMacは、処理速度が速く、HDDに比べとても快適です。最近は、SSDの価格が急速に下がってきており、旧型のMacBookProを使っている方は、光学式ドライブ装置が標準で装備されているので、SSDに換装できれば、まだまだ使えるのではないかと考えている方が多くなっています。
Macの場合、SDDへの換装とデータの復元作業もポイントさえ押さえれば、不慣れな方でも容易に行うことができます。今回は、その手順と失敗しないポイントを紹介します。
[ad name=”adTop”]HDDをSSDに換装するための手順
まず、MacでHDDをSDDに換装するための大まかな手順を示します。
1.SSDドライブの購入
2.不要データの削除、クリーニングの実施
3.TimeMachineでのフルバックアップ
4.起動(リカバリー)ディスクの作成
5.ドライブ装置の交換
6.SSDの初期化
7.バックアップからの復元
次に、それぞれのポイントとなる事項を紹介していきましょう。
MacBookProのSSD化のポイント解説
SSDの購入にあたってのポイント
フラッシュメモリの低価格化とともに、SSDの価格も下がってきており、大変お求めやすくなってきました。とはいっても、新製品の登場、流通在庫の状況によって価格変動もあるのも実情です。大手家電量販店へ足しげく通うか、日々ネット販売の情報を確認することが良い製品を安く手に入れるためのコツです。時に新製品やバルク製品が格安で販売されることもあります。
ちなみに、2016年5月下旬を例とした価格帯は、240GBや256GB製品で9600円〜14,000円程度で販売されていました。性能は、この程度の容量の製品であれば、読み書きの速度は、Read / Writeとも500MB / Sec前後が標準的と言えます。なお、注意点としてTRIM機能がサポートされていることを確認しましょう。(詳しくは、後ほど解説します。)
SSDは今後とも低価格化の傾向にあり、将来的にはHDDを駆逐するほどの価格になるとの予想もあります。耐久性を心配される方もおりますが、各方面で耐久性試験が実施され、日常的な利用では問題ない耐久性があることが実証されています。
※ アメリカの機関での試験結果で、最も早く壊れた製品で700TBの書換処理が可能でありました。これは、毎日100GBのデータ書換えを行っても20年近く利用できることを示しています。日常環境下での利用であればHDDよりも長寿命と言えるでしょう。
TimeMachinによるデータのバックアップ
日常的に外付けドライブ装置にTimeMachineによるフルバックアップ(除外事項なし)を取得していればそのままで良いのですが、TimeMachineでバックアップを行っていない場合、または、一部のデータを除外されてフルバックアップを行っていない場合は、一度フルバックアップを取っておきましょう。
ただし、長年Macを愛用している方で、不要なアプリなどが多くインストールされている場合は、OS Xをクリーンインストールすることでより快適な環境を作ることも可能となります。クリーンインストールも一つの手段として考えてみましょう。アプリの再インストール作業は発生しますが、大幅な空き容量が確保されるというメリットが生まれるとともに、動作速度の向上も期待できます。クリーンインストールを行う場合は、TimeMachineによるバックアップも必要なデータだけに限定していただいても構いません。
OS X 10.11(El Capitan)用インストールディスク(リカバリー用起動ディスク)の作成
HDDをSSDに換装する場合、交換したSSDはまっさらな状態であり復元ディスクは存在しません。そのため、OS XをインストールするためにインストールディスクをUSBフラッシュドライブに作成しておく必要があります。Appleのサポートページには、「ターミナル」を使った作成方法が紹介されています。
サポートページはこちら:support.apple
この方法は、ターミナルの利用に慣れていない方にはハードルが高いので、フリーのツールを使った簡単な方法を紹介します。
(1) Mac App StoreからOS X 10.11(El Capitan)のインストーラをダウンロードします。
すでにMacにEl Capitanがインストールされている場合は、「OS X v10.11.xはすでにこのコンピュータにインストールされています〜」というメッセージが表示されますが、「続ける」ボタンを押すとダウンロードされます。
なお、ダウンロード後に「OS Xインストール」が起動しますが、ここでは「続ける」ボタンは押さないで、Appleメニューから[OS Xインストール]ー[OS Xインストールを終了]を選択します。
(2) インストールディスク作成ツール「DiskMaker_X」をダウンロードします。
起動可能インストーラ作成のツール「DiskMaker_X」を次のサイトからダウンロードします。
ダウンロードはこちら:DiskMaker X
画面下の方のダウンロードリンクをクリックすると「DiskMaker_X.dmg」がダウンロードされるので実行します。
アプリアイコンをアプリケーションフォルダへ移動させて利用します。
(3) DiskmakerXの実行
8GB以上の容量のあるUSBメモリをセットします。(USBメモリは初期化されますのでご注意ください)アプリアイコンをダブルクリックすると、次の画面が表示されます。
ここでは、「El Capitan(10.11)」を選択します。上記(1)でダウンロードしたEl Capitanのインストールソフトウェアが自動的に探されますので、
「このファイルを使用」を実行、画面の指示に従うだけでインストールディスクが作成されます。
SSDの換装作業手順及びポイント
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