スマートフォンのインスタントメッセンジャー系のアプリとして知られているline。スマートフォン専用と思っている方も多いかもしれませんが、実はパソコンでも使えること知ってましたか?パソコンでしか使えない機能などもいくつかあったりもします。
本記事ではWindows10におけるLINE設定方法・使える機能・注意事項を分かりやすく解説します。パソコンにline導入を検討している方はチェックしてみてください。
目次
windows10で使えるline の機能
こちらではWindows10版lineで使える機能、使えない機能に関してご紹介します。
スマートフォン版とPC版で共通して使える機能
ぶっしつけになりますが、スマートフォン版とパソコン版では使える機能に大差がありません。一部の例外を除いて、基本的にスマートフォンで使える機能はパソコンでも使えると思っていただいて大丈夫です。
以上のことから普段スマートフォン版を使っていた方でも、ほとんど抵抗なくパソコン版も扱えると思います。
ビデオ通話関連機能も充実
Windows10にLINEのアプリを利用すると、パソコンのカメラやマイクを使ってのビデオ通話ができるようになります。
スマートフォンと同じように、背景変更や可愛いフィルターが利用できる他、画面シェア機能も利用できるので、パソコンの画面を共有しながら話をしたい時などにもおすすめです。
最大500名まで同時接続することができますので、友達同士の遊びの計画の相談や、家族通話にも向いています。
PC版にはない機能
スマートフォンでできることはパソコン版でも全てできそうなものですが、そうでもありませんでした。
- lineスケジュール
- あみだくじ
あみだくじはあまり影響なさそうですけど、lineスケジュールが使えないのは少し不便ですね。パソコン版では使えないことを頭に入れた上で使用するのがよさそうです。
PC版にしかない機能
パソコン版でしかできない機能やメリットです。
- キーボード入力ができる
- ワードやエクセルなど、様々なファイル送信が可能
- データを外付けHDDから出し入れしやすい
- メッセージを既読をつけずに読める
キーボード入力
スマートフォンのフリック入力が苦手という方にはありがたいですよね。仕事のほとんどをパソコンでこなしていて、連絡手段にスマートフォンのlineを使っていた方などはかなり助かりそうです。
様々なファイル送信が可能
ワード、エクセル、pdf、zip、HDD内のファイル。ビジネスシーンで使いそうな様々なファイルが簡単に送信可能です。
- 「ファイル送信」をクリック
- ファイル、フォルダ選択画面が立ち上がる
- 送信したファイルを選択
こちらはline以外のツールとほぼ変わらない手順ですね。簡単にファイル共有が可能となります。ただし、相手の環境に気を使うことを忘れてはいけません。自分がPC版だからといって相手もそうとは限りません。相手がPC版ではない場合、スマートフォンでは開けないファイルは送らないように注意しましょう。
既読を付けずに読む方法
Windows10版lineでは同時に複数のトーク画面を開くことができます。
- 既読をつけたくないトーク画面を別のウインドウで開く
- 開いたトーク画面を非アクティブ状態にする
- 画面が薄暗くなればOK
以上の手順で、既読をつけずに会話の流れを確認することができます。夜中にくる仕事の連絡など、既読はつけたくないけど内容は知っておきたい…というような場合に重宝します。
windows10でline を使う設定手順

Windows10版lineを導入する手順をご紹介します。
lineアプリをインストール
- WindowsのStoreを開く
- 「line」で検索
- 入手ボタンをクリック
- 起動ボタンをクリック
Storeはタスクバーに表示されている手さげ袋のようなアイコンです。もし見つからない方はline公式HPよりダウンロードしてください。
以上の手順でダウンロード・インストールを終えてWindows10版lineが起動します。
lineにログインする(既存アカウント)
スマートフォンで使用しているアカウントをパソコン版でも利用するためには、スマートフォン側でログイン許可設定をする必要があります。
- 設定
- アカウント
- ログイン許可にチェック
- PC側でログイン・認証番号発行
- スマホ側で認証番号入力
これらの操作は初回ログイン時のみです、次回以降は必要ありません。
lineにログインする(新規登録)
アカウントを新規登録する場合は電話番号を用意する必要があります。電話番号認証をする際、SMS認証と通話による認証2つから好きな方を選べます。
SMS認証の手順
SMS機能が備わっている端末を用意できる方はこちらの方が簡単なのでオススメです。
- lineログイン画面下部の新規登録をクリック
- 電話番号を入力
- SMS受信した認証番号をlineに入力
- その他、PC版lineの設定
通話による認証の手順
スマートフォンを用意できない、または既にline登録していて電話番号が使用できない。という方はこちらの認証方法をお試しください。自宅の固定電話を利用して認証を行えます。
- lineログイン画面下部の新規登録をクリック
- 固定電話番号を入力
- 通話による認証をクリック
- 確認
- 電話に出て認証番号を受け取る
- 受け取った認証番号をlineに入力
- パスワードを設定
line PC版を使う際の注意点3つ
lineがパソコンでも使えるということで便利なことこの上ありませんが、確認しておきたい注意点が3つございます。取り返しがつかないものもありますので、導入前に目を通しておいていただければ幸いです。
PC起動時にlineが勝手にログインされる
パソコン起動時にlineが勝手に起動することがありますが、これはlineの設定により変更可能です。
lineアプリの自動実行をOFFにする
- lineログイン
- 設定
- 基本設定
- ログイン・実行
- 「Windows起動時に自動実行」をオフ
以上の手順でパソコン起動時に勝手に起動することはなくなります。
タスクマネージャーからOFFにする
lineアプリの設定をOFFにしても改善されない場合はこちらも試してみてください。
- タスクバーを右クリック
- タスクマネージャーをクリック
- 簡素表示になっている場合は詳細をクリック
- スタートアップタブをクリック
- lineをクリック
- 右下の無効にするをクリック
タスクマネージャーからの操作は以上となります。
Enter改行のつもりが送信してしまう
Windows10版lineではデフォルト設定でEnterで送信となっています。改行するつもりでEnterを押したらまだ続くはずの文章が送られてしまう。なんてことがあります。
改行はShift+Enter。またメッセージ送信ボタンを変更することもできます。
- 設定
- トーク
- 送信方法をAlt+Enterに
Enterで誤送信の恐れはなくなりますが、今度は送信時にAlt+Enterという手間が発生します。頻繁に誤送信してしまう方はお試しください。
1電話番号につき1アカウントの制限
一度lineの電話認証に使用した電話番号は、新たにlineアカウントを取得する際には使用できません。作成しようとするとアラート表示がされ、line側に乗っ取りとみなされます。そのまま登録を進めるとline情報が全てリセットされることになります。
lineは電話番号でアカウントを管理しているためと考えられます。1つの電話番号でスマートフォン版lineとWindows10版lineで2つアカウントを作るということは不可能ということですね。新たにアカウントを作る際は、別の電話番号をご用意ください。
LINEはWindows11にも対応
PC版LINEは、最新のOSバージョンであるWindows11にも対応しています。
そのため、新しいOSにアップデートしてLINEをこれまで通りに使用できるか考えている方は、問題ありませんのでアップデートを実行してください。
基本的な設定方法や使い方についてはWindows10と同様です。
まとめ
いくつかの注意点はありましたが、理解した上で使いこなせば便利なアプリであることは間違いなさそうです。スマートフォン版と同期させるかどうかも自由です。自身の使い方次第でどのようにも活用できるWindows10版lineです。ぜひ導入してみてください。