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iPhoneのバックアップを復元できないことありませんか。
iCloudやiTunes、どちらにしてもうまく復元ができない場合があります。こういった場面に出くわした場合は、どのような点を確認して対処すればいいのでしょうか。
ここでは、復元できないときの確認事項について紹介していきます。特にiPhoneの使用歴が短い人は、参考にしてみてください。
目次
1.iCloudからバックアップを復元できないとき

iCloudからバックアップを復元できない場合は、以下の2つのことを確認してみましょう。
意外にWi-Fiネットワークが原因で復元できないのが原因なことも多いため、復元する前にネットワーク環境はチェックしておきましょう。
①Wi-Fiに繋がっているか
まずはWi-Fiに接続できているかを確認しましょう。
iCloudでのバックアップ作成及び復元については、Wi-Fiに接続していないと正常に行われません。
そのため、Wi-Fiネットワークに接続できない、Wi-Fiが弱い、不安定で途中途切れてしまうというような場合は、復元がしっかりとできない可能性があります。ご自身のネット環境はWi-Fiの接続は安定しているか、そもそもiPhoneのWi-Fi設定はオンになっているか、といったことを確認し、Wi-Fiがない・通信が不安定な場合は別の場所で試すなどをしましょう。
iPhoneのWi-Fi設定は、設定アイコンからWi-Fiを開き、オン・オフの切り替えや接続するWi-Fiネットワークの設定ができます。
②Apple IDを複数利用していないか
iPhoneの使用歴が長い人は、AppleIDを複数利用している可能性もあります。
バックアップの復元にあたり、AppleID・パスワードの入力が必要になりますが、複数のAppleIDを持っている人は正しいAppleIDを入力できず、復元が停まってしまっているのかもしれません。いくつものAppleIDを持っている人は、どのIDがご利用のスマホのIDなのかを事前に確認をしておきましょう。
2.iTunesからバックアップを復元できないとき

iTunesで復元できない場合は、次の6つの点を確認・実行しましょう。
①iOSは最新版か
iTunesからバックアップを復元できない場合は、iOSのバージョンを確認してみましょう。仮に使用しているのが古いバージョンのiOSであれば、最新バージョンへアップデートすることで復元が正常にできる可能性があります。
また、iTunesのバージョンも確認してみてください。iPhoneと同様に、バージョンが古いことが原因かもしれませんので、最新バージョンへアップデートできる場合は、すぐに実施しましょう。なお、iPhoneのiOS、iTunesのバージョン確認・アップデートは以下の方法で実施できます。
■iPhoneのバージョン確認・アップデート
- ホーム画面で設定アプリを開きます
- メニュー一覧から「一般」を選択して、次の画面で「ソフトウェア・アップデート」を選択します
- 「ソフトウェア・アップデート」画面で現在のiOSバージョンが表示されます。最新バージョンであれば「お使いのソフトウェアは最新です。」と表示され、古いバージョンであれば最新バージョンへのアップデート画面が表示されます
あとは、アップデートを開始すれば最新バージョンになります。アップデートする際は、バッテリー残量や本体の空き容量などに注意しましょう。
■iTunes(Mac)のバージョン確認・アップデート
- AppStoreを開きます
- 「アップデート」を選択します
- 最新バージョンへのアップデートがまだの場合は、未インストールとして表示されますので、アップデートを開始すれば最新バージョンになります
②PCのネット環境は大丈夫か
iTunesからバックアップを復元できない理由として、PCのインターネット環境に問題があることも考えられます。PCがWi-Fiに接続できているか、もしくは有線LANがきちんと接続されているかを確認してみましょう。
また、Wi-Fiネットワークが何らかの理由で不安定な可能性もあるため、ネットワークの強さも確認しましょう。Wi-Fiが弱く途切れるようでは正常に復元ができません。念のため、他のデバイスも使ってチェックをしてみてください。
③PCとの接続のUSBケーブルは大丈夫か
復元できないのはPCとiPhoneを接続しているUSBケーブルに問題がある可能性もあります。特に昔買ったケーブルや頻繁に使用しているケーブルであれば、断線などのケーブルの不良によって正常に復元ができない場合があります。その際は他の人のLightningケーブルを借りて、試してみる必要があります。
④再起動して復元できないか
PCを再起動することで復元ができるようになる場合もあります。何かシステム上の不具合が一時的に生じているのかもしれません。再起動することで状況が改善されることも珍しくありませんので、1度PCを再起動してみましょう。また、PCだけでなくiPhone側も再起動を試みてください。
⑤「iPhoneを探す」を確認
iTunesからバックアップを復元できない理由は、「iPhoneを探す」にあるかもしれません。「iPhoneを探す」は万一iPhoneを紛失した場合に遠隔操作できる非常に便利な機能であり、常に設定をオンにしている人は少なくありません。
しかし、「iPhoneを探す」がオンになっていると復元ができないようになっています。オンになっている場合は、設定をオフに切り替えましょう。
■「iPhoneを探す」の設定変更方法
- ホーム画面で設定アプリを開きます
- 1番上の自身のサインインをタップします
- 「iCloud」を選択し「iPhoneを探す」をタップします
- 次の画面で「iPhoneを探す」のオン・オフの切り替えができます
⑥「リカバリーモード」で確認しよう
リカバリーモードで確認することもできます。リカバリーモードから復元する方法は以下の通りです。
- iPhoneの電源を切ります
- PCでiTunesを起動します
- USBケーブルでiPhoneとPCを接続します
- iPhoneをリカバリーモードにします。iPhone 6s以前の場合は電源ボタンとホームボタンを同時に10秒以上長押し。iPhone7/7Plusの場合は電源ボタンと音量下げボタンを同時に10秒以上長押し。iPhoneX/8/8Plusの場合は音量上げボタンを押してすぐに放し、次に音量下げボタンを押してすぐに放し、サイドボタンを長押しします。それぞれリカバリーモードの画面が表示されるまで押し続けます
- PCにメッセージが表示されるため「復元」を選択し、次に「復元とアップデート」を選択します
あとは、指示通り進めれば復元が開始されます。注意点として、実行する前にiTunesは閉じるようにしましょう。また、自動同期の設定が停止されているかも確認したうえでおこなってください。
ITunesを最新バージョンにアップデート
システムには不具合が混ざっている場合があり、これが原因でバックアップから正常に復元できていない可能性があります。
不具合はシステムアップデートで改善されるため、もし現在使用しているiTunesのバージョンが古いものであれば、最新バージョンにアップデートすることでiPhoneの復元も正常に動く可能性があります。
空き容量が十分確保されているかを確認する
バックアップしたデータ容量が大きく、データを復元して入れようとしているiPhoneの残り容量が十分でない場合も、バックアップによるデータ移行が容量不足により失敗してしまいますので注意が必要です。
iCloudを利用し始めると、iPhone本体のデータ容量がそこまで多く必要ないことに気付き、端末を買い換える時に少ない容量のiPhoneを選んでしまうことがあります。
元の端末の中に入っているデータも削除されていれば問題ありませんが、残っていると、バックアップを復元する方法でデータ移行を考えている場合、エラー発生の原因となってしまいますので注意するようにしましょう。
セキュリティソフトを止める
iPhoneまたはiTunesを入れているパソコンにセキュリティソフト/アプリを導入している場合、これがバックアップを妨げている可能性もあります。
そのため、一時的にセキュリティソフトの動作を無効にし、iPhoneのバックアップから復元することができないか試してみてください。
まとめ
iCloud、iTunesに限らずバックアップの復元がうまくできない場合があります。その際は、焦らずにここで紹介した各項目を確認していきましょう。
ネットワーク・iPhone・PCのいずれかに原因があることが大半ですので、それぞれの原因と考えられることを一つ一つ確認していってください。
また、今回は復元がうまくいかない場合の確認事項についてご説明しましたが、バックアップ自体もしっかりと定期的に取っていくようにしましょう。