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国内外でスマホの乗っ取り被害が相次いで発生しています。「芸能人が勝手にスマホ内の写真を覗き見されていて犯人が捕まった」というニュースを見たことがある方もいるのではないでしょうか。こういった写真の覗き見なども乗っ取り被害の一種です。
では、乗っ取りを防ぐためには一体どのような対策が必要なのでしょうか。そこでこの記事では、iPhoneの乗っ取り被害や乗っ取りの確認方法、よく見られる手口をご紹介します。
どのような手口や被害があるかを知っておくことで、危機意識を高めてセキュリティを向上させることができ、乗っ取りを被害を未然に防げる可能性が高まります。乗っ取りの対策を万全にし、安心してiPhoneを利用しましょう。
[ad name=”adTop”]iPhoneの乗っ取りとは?
スマホの乗っ取りにより、さまざまな被害が起きています。個人情報や金融情報など、いろんな情報が詰まっているため、スマホが乗っ取られることは非常に危険です。
具体的にどんな被害に遭うのか
では、実際にiPhoneの乗っ取り被害にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主な5つの被害をご紹介します。
1. 端末をロックされる
乗っ取り被害の1つにiPhoneの端末を遠隔ロックされることがあります。AppleIDが乗っ取られることで「iPhoneを探す」機能の遠隔ロックを利用され、iPhoneがロックされてしまいます。
ロックをかけられてしまうと持ち主であっても何の操作もできなくなり、攻撃者からは「ロックを解除してほしければ金を支払え」といった脅迫を受ける可能性もあります。
iPhoneの中にはさまざまなファイルや金融機関のパスワードを保存したデータ、クレジットカード情報などが保存されているため、ロックされてしまうと困った事態に陥ってしまいます。
2. 個人情報が漏洩する
iPhoneの中には、金融機関のパスワードやクレジットカード情報だけでなく、いろいろな人の連絡先やメールアドレス、誕生日(生年月日)などの個人情報がたくさん入っています。そのため、iPhoneを乗っ取られてしまうことで多くの人の個人情報が漏洩してしまいます。
この場合、乗っ取られた本人だけでなく、友人や知人、職場の同僚など、多くの人に被害が広まってしまう恐れがあります。
3. 写真や動画を見られる
AppleIDが乗っ取られることで、iCloudに不正ログインされてしまい、iCloud上に保存している写真や動画を見られてしまう恐れがあります。プライベートな写真・動画を勝手に第三者に見られてしまうだけでなく、悪用される可能性も否定できません。
4. 自分の居場所を特定される
AppleIDが乗っ取られると自分の居場所が特定される可能性もあります。「iPhoneを探す」機能を使うことでiPhoneの位置がわかるため、自分の居場所もバレてしまいます。その結果、住んでいる家の場所までバレてしまう恐れがあります。
5. 有料コンテンツを利用・購入されてしまう
iPhone、そしてAppleIDを乗っ取られてしまうと有料アプリや有料コンテンツを勝手に利用・購入されてしまう恐れがあります。いつの間にかAppStoreなどで購入されているかもしれません。
iPhoneが乗っ取りされているか確認する方法
自分のiPhoneが乗っ取られていないかを確認するために、AppleIDの情報に変更がないかを確認しましょう。これは、パスワードを変更して本人がログインできないようにしている可能性が高いためです。
また、AppleIDに関連するサービスから身に覚えのない通知が来た場合は乗っ取り被害の可能性を疑って調べましょう。セキュリティアプリを使って調べたり、SNSが乗っ取り被害に遭っていないかを確認することも重要です。GoogleやFacebookなど、サービスごとにログイン履歴を確認しましょう。
ウイルス対策アプリを入れる
iPhoneにもパソコン同様にウイルス対策用のアプリが提供されています。
ノートンやマカフィー、ウイルスバスターなどのアプリを利用することで、iPhoneがマルウェアなど危険なプログラムに侵されていないかをスキャンして確認してくれるので、アプリのインストールが可能な状況であれば、まずこの方法でウイルスに侵入されていないかを確認しましょう。
SNSアプリの確認
iPhone本体ではなくSNSの乗っ取りも大きな被害を被ります。自分になりすましてSNSで友人宛にAmazonギフトカードの購入をお願いするという手口は、誰でも一度は聞いたことがあるかと思います。
異変に気付いた友人から電話などで直接連絡がありSNSアプリの乗っ取りが判明した場合は、即座にパスワード変更や運営への連絡などで対処しましょう。
アプリを消しても乗っ取り状態は解消されませんので問題の解決に繋がりません。
ハッキング調査を業者に依頼
iPhoneを乗っ取られた場合、わかりやすく通常利用に支障が出る場合は対応しやすいです。
しかし、中には情報だけを抜き取り続け、通常利用には問題ない状態が続く場合があります。このケースにおいては乗っ取られていることに気付きにくいため、永遠に情報を漏洩させられてしまいます。
ハッキングされたかどうかについては、不正アクセス解析に使用するフォレンジック技術を用いると発見しやすく、この技術を用いた調査が可能な業者に依頼すると良いでしょう。ただし、この場合においても本当に信頼できる業者かは確認するようにしてください。
iPhone乗っ取りによくみられる手口は?
乗っ取り被害の怖さや確認方法をご紹介しましたが、具体的にどのような手口で乗っ取りは行われるのでしょうか。ここでは、代表的な手口について見ていきましょう。
偽のWi-Fiを設置する
店舗や施設、駅など街中には無料で使えるWi-Fiがたくさんあります。どれだけ使用しても無料なため非常に便利なサービスですが、なかには偽の無料Wi-Fiサービスがあり、iPhoneをWi-Fiに接続しただけで乗っ取られてしまうこともあります。
このような事態を避けるため、知らない無料Wi-Fiへの接続は絶対に避けるようにしましょう。特に、海外旅行中などは注意が必要です。無料Wi-Fiを利用する場合は、信頼できる店舗・施設などが提供しているものを使いましょう。
偽アプリをインストールさせる
偽アプリをインストールしてしまうことで乗っ取り被害に遭う可能性もあります。知らないサイトからアプリをインストールすることで、不正プログラムなども一緒にiPhoneに入ってきてしまいます。
アプリをインストールする際は、AppStoreやGooglePlayなどの信頼できるサイトのみを利用するようにしましょう。
ウイルスに感染させる
ウイルスに感染することでiPhoneやAppleIDが乗っ取られてしまう場合もあります。よくわからないURLをクリックしたり、不審なメールに添付してあるファイルを開いたり、得体の知れないサイトからアプリをインストールするとiPhoneがウイルスに感染してしまい、多くの情報を盗み取られてしまいます。
危機管理を徹底し、怪しいものや得体の知れないものには触れないようにしましょう。
マルウェアに感染している端末に接続する
既にマルウェアに感染してしまっているパソコンにiPhoneを接続してしまうと、パソコンからiPhoneに感染が広がってしまう可能性があります。
そのため、セキュリティ対策は特定端末だけでなく、普段利用する端末全てに対して適切な対応を施しておくことが必要になります。
OSが最新版になっているか、ウイルス対策ソフトがアラートを出していないかなど、定期的に確認できる環境を整えるようにしましょう。
ハッキングする
iOS自体がハッキングに遭う可能性もありますし、その他のサイトのサーバーなどがハッキング被害に遭う恐れもあります。ハッキングに関しては、自分1人で防ぐのは難しいことですが、セキュリティアプリやパスワードの複雑化、2段階認証など、自分でできるセキュリティ対策をしっかりとしておきましょう。
iPhoneの乗っ取りを防ぐ3つの防止法
1. パスワードを複雑にする
パスワードは複雑に設定するようにしましょう。これはiPhoneの乗っ取りを防ぐためだけでなく、さまざまなサービスのセキュリティ対策の基本です。生年月日や名前、「1111」、「1234」など、誰もが思いつくような簡単なパスワード設定にしてしまうとすぐに突破される可能性があります。
複雑なパスワードにすると覚えづらいですが、それでも複雑なパスワードにするべきです。忘れやすい方は、アプリでの管理や手帳にメモするなど、パスワードを管理することをおすすめします。
2. AppleIDの2段階認証使う
AppleIDは2段階認証を設定するようにしましょう。AppleIDに限らず、さまざまなサービスで2段階認証が推奨されています。2段階認証を設定する手順は、ホーム画面で「設定」を開き「iCloud」を選択して、画面上部の「AppleID」をタップします。
そして、「パスワードとセキュリティ」を選択し「2ファクタ認証を設定」を選び、あとは電話番号を入力することで設定できます。セキュリティのために2段階認証を設定することをおすすめします。
3. パスワードは使い回さない
さまざまなサイトの会員登録をする際、アカウントを作成する際に同じパスワード設定にしていませんか?パスワードの使い回しは非常に危険です。
なぜなら、万が一乗っ取りに遭い1つのサイトを突破されたら、他のサイトも同じパスワードですべて突破され不正ログインされてしまうからです。サイト・サービスによってパスワードは変えるようにしましょう。
4.OSやアプリは常にアップデートしよう
ソフトウェアには脆弱性がつきもので、セキュリティホールを見つけては攻撃され、それを防ぐという攻防が繰り返されています。
古いOSを使い続けていると、セキュリティーホールに対する対処ができず、感染の原因となってしまいます。
特に重大なアップデートについては告知されることも多いので、そういった場合はできるだけ早くソフトウェアを最新版にアップデートするように心がけましょう。
また、アップデートはつい忘れてしまいがちなので、自動的にアップデートされるように設定しておくのがおすすめです。
まとめ
残念ながら、今後も乗っ取り被害がなくなることはないでしょう。そのため、自分の危機意識を高め常に最善のセキュリティ対策を実施しておくことが大切です。
よくわからないURLやメール、添付資料は開かない、アプリは信頼できる正規ルートでのみダウンロードをする、パスワードの使い回しや簡易設定はしない、知らない無料Wi-Fiは使わないなど、日ごろから気をつけるようにしましょう。