
iPhoneを使っていると急に画面操作が効かなくなりフリーズしてしまう場合があります。長くiPhoneを使っている人であれば、経験したことがある人も多いかと思います。そのような時の対処法として「強制終了」があります。
iPhoneは多くのモデルが発売されていますが、それぞれどのような方法で強制終了をすればいいのでしょうか。
また、強制終了ができない場合はどのような対処法を行えばいいのでしょうか。ここでは、iPhoneのモデル別の強制終了方法や強制終了できない時の対処方法について、紹介します。
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目次
1.モデル別強制終了方法

iPhoneはモデル別に強制終了方法が異なります。ここでは、モデル別のiPhoneの強制終了方法について見ていきましょう。
①~iPhone6s
〜iPhone6sまでのモデルに関しては、「ホームボタン」と「電源ボタン」を同時に長押しすることで強制終了ができます。iPhone5シリーズやiPhone6も同様の方法で強制終了ができます。
ただし、iPhone7以降は強制終了方法が変わりますので、現在〜iPhone6sまでのモデルを使用していて機種変更する場合は注意が必要です。
②iPhone7
iPhone7の強制終了方法は、それまでのiPhone(〜iPhone6s)とは異なります。iPhone7を強制終了したい場合は、本体右側にある「電源ボタン」と左側にある「音量を下げるボタン」を同時に長押しします。
また、iPhone8になるとさらに方法が変わります。
③iPhone8
2017年9月に発売されたiPhone8の強制終了方法は、それまでの〜iPhone6s、iPhone7とは異なります。
- 本体左側にある音量を上げるボタンを押す
- 音量下げるボタンを押す
- 本体右側の電源ボタンを長押しする
という1~3の操作によってAppleロゴマークが表示され強制終了ができます。
素早く音量を上げる・下げるボタンを押して、電源ボタンへ移行しましょう。
④iPhoneX
2017年11月に発売されベゼルレスディスプレイとFaceIDが搭載されたことから注目を集めているiPhoneX。
強制終了方法はiPhone8と同じで、
- 本体左側にある音量を上げるボタンを押す
- 音量下げるボタンを押す
- 本体右側の電源ボタンを長押しする
ことで簡単に強制終了ができます。
2.強制終了が必要な3つのケース

①画面がフリーズした場合
iPhoneを長く使っていると、急に画面がフリーズする場合があります。画面がまったく操作できない場合に強制終了して再起動することでiPhoneが正常な状態に戻ることがあります。
画面がフリーズして操作ができない場合は強制終了&再起動をしましょう。
②インターネットに接続できない場合
wi-fiネットワークなどに急に接続できなくなった場合は、強制終了することで状況が改善される場合があります。
ネット接続状況が悪くなった場合は、ネット接続のオン・オフや機内モードのオン・オフなど、他にもさまざまな対策がありますが、強制終了・再起動は非常に効果的です。
③iPhoneの様子がおかしな場合
iPhoneの動作がおかしい、いつも通りの操作性ではないなど、iPhoneの様子がおかしい場合にも強制終了をすることがあります。
他の方法でiPhoneが正常に戻ることもありますが、強制終了・再起動をすればすぐに元に戻る可能性があります。
3.強制終了できない時の対処方法4選
iPhoneを強制終了することができない場合はどのように対処すればいいのでしょうか。以下、4つの方法について確認していきましょう。
①Assistive Touchを使う
iPhoneにAssistive Touchという機能があることをご存知でしょうか。「iPhoneがフリーズしてホームボタンなども効かない」という状態であってもAssistive Touchを使えば対処することができます。
- iPhoneのホーム画面で設定アイコンを開きます
- メニュー一覧から「一般」を選択します
- 次の画面で「アクセシビリティ」を選択し、「Assistive Touch」をオンにします
- ホーム画面へ戻ると白丸のアイコンが表示されているためタップします
- 「通知センター」「カスタム」「Siri」「ホーム」「コントロールセンター」「デバイス」などのアイコンが表示されますので「デバイス」をタップします
- 次の画面で「画面をロック」を長押しします
- 「シャットダウン」表示されるためタップをすればiPhoneの電源が切れます
Assistive TouchによるiPhoneの強制終了方法を覚えておけば、iPhoneのホームボタン効かなくなった場合でもすぐに対処できます。
②電池をすべて使い切る
iPhoneがどうしても強制終了できない場合は、iPhoneのバッテリーをすべて使い切るのも1つの方法です。バッテリーがなくなることで、自動的にiPhoneが強制終了されます。
バッテリーが100%残っている場合も1日フルに使えばバッテリーを使い切れるはずです。
③apple storeへ
どうしても対処ができない場合は最寄りのapple storeへ行くかappleサポートへ連絡をして、専門家に対応してもらいましょう。
④初期化する
強制終了できない場合の対策の1つとしてiPhoneの初期化があります。初期化しないといけない状態の時は下記方法で初期化しましょう。
- ホーム画面で「設定」アイコンを開きます
- メニュー一覧から「一般」を選択します
- 「一般」のメニューから「リセット」を選択します
- 「リセット」画面で「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します
- 「すべてのメディアとデータを消去し、すべての設定をリセットします。」と表示されるため「iPhoneを消去」をタップします
- 再度、同様の確認画面が表示されますので「iPhoneを消去」を再びタップします
- iPhoneの初期化が完了し、「こんにちは」という初期設定画面が表示されます
iPhoneを初期化すると端末に保存しているデータがすべて消去されてしまいます。いつ初期化を行ってもいいようにバックアップを作成しておきましょう。バックアップはiCloud・iTunesのどちらでもとることができます。
iCloudでバックアップ
iCloudでバックアップする際はwi-fiネットワークへの接続が必要です。また、iCloudストレージに余裕があるか確認しておきましょう。
- ホーム画面で「設定」アイコンを開きます
- メニューの1番上にある「自分の名前」をタップし、次の画面で「iCloud」を選択します
- 「iCloud」画面のメニュー一覧で「iCloudバックアップ」を選択し、次の画面で「iCloudバックアップ」をオンにします
- 同じ画面にある「今すぐバックアップを作成」タップすれば、すぐにバックアップを作成できます
iTunesでバックアップ
iTunesでバックアップする際は、まず「自動同期」をオフにする必要があります。自動同期がオンの状態であればiPhoneを接続するだけで同期が開始され、データが消えることもあります。下記方法で自動同期をオフにした後にバックアップを作成しましょう。
- iTunesを起動して「編集」を選択し「設定」をクリックします
- 設定画面が表示されるため「デバイス」を選択します
- 「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」にチェックを入れてOKをクリックします
- iPhoneとパソコンをUSBケーブルで接続します
- 画面にiPhoneのアイコンが表示されるため選択します
- 「概要」の「今すぐバックアップ」をクリックするとバックアップが開始されます
- 画面上部にAppleマークが表示されればバックアップが完了です
まとめ
iPhoneを使っているとフリーズなどをして、強制終了・再起動が必要になる場合があります。iPhoneのモデルによって強制終了方法は異なるため、しっかりと把握しておきましょう。
また、Assistive Touchをはじめとした強制終了できない時の対処法も覚えておくと便利です。