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【windows10】標準ブラウザEdgeの便利な機能と使い方

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Edgeの 便利な機能と使い方

インターネットを利用する際に必要となるものと言えばブラウザ。快適に検索したり、動画を見たりするには必須なので、誰もが必ず使っています。

そんなブラウザは、2021年の時点で、Chrome(クロム)が世界で50%以上のトップシェアを持っていますが、IEやFirefox、Safariなど、複数の種類があってそれぞれに魅力的な特徴をもっています。

今回ご紹介するのは、その中でもWindows10から標準搭載となった「Microsoft Edge」と呼ばれるブラウザです。IEに代わるブラウザとして登場した、ブラウザのEdgeについて便利な機能や使い方を紹介していきます。

Windows10に搭載されているブラウザ

Window10には、以前からおなじみの「Internet Explorer 11」と「Microsoft Edge」の2種類が標準搭載されています。「Internet Explorer 11」は2022年6月にサポートの終了が発表されており、Microsoft社や「Microsoft Edge」への移行を推奨しています。

また、「Microsoft Edge」はiPhone、iPadでも利用可能です。
App Store:Microsoft Edge

Edgeとはどんなブラウザか


Edgeとはどんなブラウザなのかについて、その他の違いなどを踏まえながら紹介します。

Edgeブラウザとは

2015年に登場した「Microsoft Edge(以下、Edge)」は、マイクロソフトがこれまで提供していたInternet Explorer(以下、IE)に代わるものとして開発されたWindows10標準搭載のブラウザです。

IEと言えば、インターネットの登場初期からあるブラウザのため、クロムにシェアを奪われながらも今でも幅広く使われています。日本であれば、銀行や官公庁といったサイトへはIEを使わないと入れない、ということもあります。

IEに代わるEdgeは、これまでのIEとは異なり、より快適なブラウザ体験ができるのが特徴です。

発表当時の新機能として「リーディングリスト」や「Webノート」などがあるところが、他のブラウザよりもおすすめしたい点です。のちほど詳しくご紹介いたしましょう。

IEとChromeとの違い

2008年からグーグルが提供するChromeは、現在トップのシェアを持つブラウザです。Chromeはパソコンのブラウザはもちろん、Androidのスマホには標準でインストールされているのがこともあり、2021年では世界の半数以上の人がChromeを利用している計算となっています。

また、Chromeのブラウザはパソコンだけでなく、モバイル端末、その他機器同士での同期ができるため、検索結果や履歴、お気に入りなどが自分の所有するガジェットで共有されます。

IEに関しては、このような機能がないものの、Windowsユーザーであれば昔から標準搭載で利用をしていることもあり、現在でも根強いファンを持っています。ただ、Chromeと比較して、IEには便利な拡張機能が少ない点が挙げられます。Chromeではアドオン専用のストアの用意もあり、Chromeファンの有志が開発した便利な拡張機能を自由に使える点もシェアを伸ばしている理由とも言えるでしょう。

IEとEdgeの違い

IEとEdgeは、使用されるレンダリングエンジンから違います。これによりEdgeはIEよりも高速にWebページを開くことを可能にしているほか、使用するメモリも抑えられているため、動作も軽く、明らかに優れた違いを持つことがわかります。

このレンダリングエンジンですが、実は2020年1月のアップデートで、「Chromium」というGoogle Chromeに搭載されているものと同じベースのエンジンを採用しています。このブラウザの心臓部といわれる部分だけをとると、EdgeとCromeに差がないことになりますね。

Chromium版のEdgeになっているか確認するには、アイコンがまが玉のような形をしているとChromium版です。新しいEdgeでは、Edgeを起動して、「・・・」(設定など)を開き、左側のメニューから「Microsoft Edge について」を開くと使用しているバージョンと、現在が最新状態かどうか確認することができます。

古いEdgeの場合、「・・・」をクリックして、「全般」内にある「このアプリについて」でバージョンが確認できます。この方法で確認した方は、是非アップデートをご検討ください。ただし、新Edgeにアップデートした場合、旧Edgeには戻せませんのでご注意ください。

Edgeブラウザの機能

Edgeブラウザの目玉機能は、「リーディングリスト」と「webノート」ですが、Chromium版のEdgeへのアップデートにより、「サイトのアプリ化」や、「Chromeの拡張機能」までも扱えるようになっています。セキュリティも強化されました。順番にご紹介いたしましょう。

後で読む「リーディングリスト」

リーディングリストは、「読みたいページがあるけど今は読めない」という状態の時に、「後で読む」ものとして登録しておける機能です。ニュースのタイトルをパッと確認しながら気になるものをピックアップしておけます。

旧Edgeでは搭載されていましたが、新Edgeではサポートがなく、2021年3月に打ち切りとなっています。今お使いの皆さんで利用継続したい場合は、Edgeのアップデートをとめないとなりません。アップデートをおこなうと、新Edgeでは対応していないため、保存済みのリストは無くなってしまいます

webノート機能/webキャプチャ

旧Edgeブラウザの目玉機能が「webノート」です。閲覧中のウェブページに落書きしたりハイライトできるほか、コメントの挿入ができます。

webノートで作り上げたページは、クリップで一部コピーすれば画像の挿入も容易にでき、ツイッターやメールを使った全体ページの共有までできるのが魅力で、閲覧中のページをアレンジして自分だけの参考書のように使えたり、仕事で使う資料作成にも有利に働きます。

この機能も、旧Edgeでは搭載されていましたが、新Edgeではサポートがなく、2021年3月に「webノート」は打ち切りとなっています。新Edgeでも同様の機能が使える「webキャプチャ」機能に置き換えられましたので、そちらをご紹介いたします。

Webキャプチャ

書き込みをしたいWebページを開いて、以下の手順で書き込み・保存をします。

1.「・・・」をクリックすると、メニューの中に「Webキャプチャ」があるのでクリックします。
2.「ページ全体をキャプチャ」か「エリアをキャプチャする」のどちらか作業にあわせて選択します。
3.新しいバーが上方に表示され、「手描き」の右のVボタンをクリックすると、ペンの色・太さを選ぶことができます。
4.書き込みをおこないます。間違えたら、消しゴムアイコンの「消去」を消したいアイテム上でマウスオーバーします。
5.書き込みが済んだら、「保存」ボタンをクリックします。
6.jpeg画像で書き込んだページが保存されます。

Cromeでは拡張機能で用意されている機能が、Edgeでは標準搭載されていると、つい使ってみたくなりますよね。

サイトのアプリ化

よく閲覧するサイトをブックマークすることが多いと思いますが、新Edgeでは、アプリ化して、ツールバーにピン止めしておいたり、デスクトップにショートカットをおくことができます。もちろん、一度開けば、サイトの中を自由に動くことができます。

アプリ化したいWebページを開きましょう。
1.「・・・」をクリックすると、メニューの中に「アプリ」があるのでクリックします。
2.「このサイトをアプリとしてインストール」をクリックします。
3.「アプリのインストール」が表示されるので、タイトル変更をしたい場合は、ここでボックスに入力しておくと便利です。
4.「インストール」ボタンをクリックします。アプリの置き場所を設定できますので、チェックをいれて完了です。

セキュリティ

Edgeには追跡防止として「基本」「バランス」「厳重」の3つのモードを用意。デフォルトでは「バランス」が選択されています。より強いセキュリティをかけるには「厳重」に変更しましょう。

1.「・・・」をクリックすると、メニューの中に「設定」があるのでクリックして開きます。
2.左メニューの「プライバシー、検索、サービス」を開き、オンの状態で変更が可能となります。

Edge当初よりある、閲覧履歴を削除する「InPrivate ブラウズ」機能に対しても、設定した追跡防止レベルが適用されます。

他ブラウザからの引っ越しも簡単

現在IEやChromeなどを使っていて、Edgeに移行したいという場合には引っ越しが大変と考えるかもしれません。ただ、EdgeはIEとChromeのお気に入り、閲覧履歴、Cookie、パスワード、設定を1クリックで移行できるため、引っ越しも簡単です。

やり方は、お気に入りをクリックして歯車の設定マークに入り、「別のブラウザーからインポートする」に行くだけ。その他、上級者の方は設定ファイルを読み込ませてインポートするという方法もあります。

新Edgeに舵をきったMicrosoft


2018年12月、マイクロソフトはEdgeのレンダリングエンジンを「Chromium」に切り替えると発表しました。これまでは独自開発の「EdgeHTML」を使っていましたが、この切り替えが、前述のような新しい機能をもたらしています。

Chromiumとは

Chromiumはオープンソース、つまり誰もがブラウザの開発に使っていいベースとなる要素で、Google Chromeにも採用されています。その他、コアなファンを持つブラウザ「Opera」「Vivaldi」もChromiumがベースです。

どう変化するか

Chromiumはウェブ標準ともいえるオープンソースなので、Edgeがこのエンジンを利用すれば、これまでできなかったあらゆることが可能になります。例えば、Chromeが提供する拡張機能が、旧Edgeでは使えませんでしたが、新Edgeでは使えるようになっています。それと、同時になくなってしまった機能もたしかにあり、残念に思っているユーザーの方もいらっしゃると思います。

開発者の立場からみると、Edgeは独自開発のエンジンを採用しているため、デバッカーはその対応に追われていましたが、Chromiumになれば開発コストも削減できるため、利用者を支える裏方の皆さんにとっても助かります。

他にも、マイクロソフトがベースとなるChromiumの開発に参加すれば、同エンジンを使うその他ブラウザにとっても新機能が使える可能性が出てくるため利点が大きい。

Edgeは現在Windows10に採用されるのがメインですが、Chromiumにすれば互換性も高くなるため、その他OSへのサービス展開も考えられるのが魅力です。

まとめ

Windows10の標準ブラウザEdgeにまつわる便利な機能や使い方を紹介しました。これまでに独自エンジンを採用してきたEdgeは、Crome化ともいえるベース変更による影響で、今後、更に使いやすくなることが考えられるため、シェアを伸ばす可能性もじゅうぶんにあり得ます

現在のシェアは約6%で、100人に6人が利用している状態。IEの利用者が減っている一方、Edgeは右肩上がりで増えているので、気になる方は触れてみてください。

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