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まずは、かつてはYAGIアンテナと呼ばれた業界では1.2を争うくらいに有名なYAGIアンテナは「日立国際」と名前を変えています。「八木式アンテナ」と呼ばれたほど主流だったYAGI(現:日立国際)も、時代の流れに乗って、地デジブースターも作っています。この一台でUHF & BS の混合器とブースターが含まれているすぐれもの。ブースター本体に格納されている混合器と電源部が脱着できるという利点があり、電源は室内で、本体は屋根裏につけるなどということもできます。
性能のほうはまず、数値が小さいほうが性能がいいとされる、地デジ周波数雑音指数は3なので、それほど性能がいいとは言えません。また、BS/CS周波数雑音指数は8とマスプロの倍あります。
値が大きいほうがいい性能である利得(Gain)は30dbとまずまず。ですが、地デジ周波数の定格出力は、111dBuVと4つの中では最大を誇ります。
2.CU38AS~DXアンテナ
地デジUHF、CS/BS-IFの増幅が可能で、2K・4K・8Kにも対応しているブースターです。
地デジ周波数の雑音指数は1.5と4つの中では、最小、またBS/CS周波数の雑音指数は7.0とやや高め。利得(Gain)は38dBです。地デジの定格出力は、103dBuVと4つの中では最小となっておりパワーにかけています。ですが口コミなどでは、デザインや、機能性、使いやすさ、安定性の面において、高い評価を誇っています。価格は安いところでは6,000円ほどで購入できます。
3.EP2UBCB~マスプロ
こちらも、地デジUHF・BS・CSに4K8Kも対応のブースター。利得の3段切替機能を搭載しています。テレビアンテナの時代から有名なマスプロ。やはり時代に合わせて地デジのブースターも発売しています。テレビアンテナ時代はシェアーが高く、YAGIとシェアを2分するくらいのメーカーでしたが、ブースター市場ではどうなのでしょうか?
地デジ周波数の雑音指数は1.5と、DXアンテナとともに最もいい数値となっています。またBS/CS周波数雑音指数は6.0で普通、利得(Gain)は、33dB~49dbという数値。また、地デジの定格出力は、105dBuVと高い数値となっています。価格はいまや安いところでは7,000円台となっています。
4.NSB42DSUE-BP~日本アンテナ
テレビアンテナのシェアは業界3位の日本アンテナ。こちらは地デジUHF・BS・CSと4K・8K放送に対応、利得の切替を搭載しています。こちらも電源部と本体が分離できるので、屋根裏などに取り付けてもOKなのでとても便利な仕様になっています。
地デジ周波数の雑音指数は、2.5と普通。またBS/CS周波数雑音指数は10という数値です。また、利得(Gain)は、27~42dBで良いですが、地デジの定格出力はに至っては、103dBuVに甘んじています。
■こうしてみると、どのブースターも1つの項目については秀でているものもありますが、雑音指数(NF)、利得(Gain)の性能が高い、マスプロのEP2UBCBに軍配が上がります。
まとめ・地デジ化が一段落・需要は減少傾向
従来のテレビ地上波放送の地デジ化は、2003年頃から始まり、2011年に完全移行となる頃までは、ブースターを求める人も多かったのですが、地デジ化が一段落してからというもの、ブースターの需要は、減少傾向になっているといわれています。
特に都心では東京スカイツリーなどの広域をカバーする電波塔があるため、以前はビルの谷間や高速道路の影に位置するなどで、正しく電波が受信されていなかったところもあったのですが、現在は電波状況が悪いというところはほとんどないと言えます。
また、現在では地方の山間部などの限定的で特別な地域では、まだブースターが必要になるケースがありますが、ブースターの故障などにより部品を交換をする際にも、すでに販売終了などで、なかなか代替品が見つからないこともあるようです。
個人の戸建では業者さんに依頼もできますが、集合住宅ではもともとついているアンテナに頼るほかありません。テレビやレコーダーの増設などでテレビの映りが悪くなった場合は、屋内用ブースターの導入を検討してみてくださいね。
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