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データ移動も楽々!AndroidのSDカードの選び方と使い方

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AndroidのSDカードの選び方と使い方

スマホを使用していると、アプリを入れたりカメラを使っているうちにどんどんと端末本体の容量が使われます。そんなときはデータを削除することで容量を確保しますが、大切なデータやアプリを消したくありません。

そこでおすすめなのがSDカード。Androidスマホの場合、SDカードを使うことで、本体の保存容量を増やすことができます。今回はそんな 便利なアイテムSDカードについて、選び方や使い方 をご紹介。

大切なデータを削除しないためにも、ぜひSDカードについて覚えてください。

AndoroidのSDカード

Androidで使うSDカードは、「micro SD」と呼ばれる小型のカードです。micro SD は、スマホ以外にもポータブルゲーム機や、デジタルオーディオプレイヤー、ドローンやドライブレコーダーにも使われています。

SDカードとは

SDカードはフラッシュメモリの一種で、スマホやカメラ、ポータブルゲーム機のデータ記録媒体として使われるモノです。初めて登場したのは1999年で、「SD」「mini SD」「micro SD」の3種類があります。最初は切手サイズでしたが、現在は「micro SD」と呼ばれる小指の先端程の大きさしかない規格が主流です。

Androidに対応しているSDカードの種類

Andoridに対応した主流は現在「micro SD」と呼ばれる規格です。「micro SD」カードは保存容量によって「SDHC」「SDXC」に分かれます。「SDHC」は最大32GB、「SDXC」は最大2TBの保存容量をがあります。現在流通している容量も、今後の技術の進化で増加していくと思われます。最新のAndoroid端末のスペックでは、すでに2TB以上でも対応可能と表記されています。

保存容量によって価格が異なるので、お財布との相談ともなりますが、ストレージ容量に困っているあなたであれば最低でも「64GB」を、お財布事情が許すのであれば「128GB」以上をおすすめいたします。

SDカードスロットがないAndroidの場合

Android端末の中にはSDカードスロットがない種類のものもあります。

この場合直接SDカードを差し込むことはできませんが、「USB Type-C」の差し込み口のある端末であれば、SDカードリーダーを接続する形でAndroidにSDカードを認識させることが可能です。

常時SDカードリーダーを接続させておく訳にはいかないため、記憶容量を追加するというよりも、Androidの普段使わないけれど保存しておきたいデータを移動させておくという手段で活用すると良いでしょう。

AndroidスマートフォンにSDカードを使用するメリット

Androidのスマートフォンに対してSDカードを装着することには次のメリットがあります。

  • 利用可能な容量が増える
  • Android端末のバックアップデータを端末外に保存できる
  • 他の端末にデータを移動できる

Android端末の記憶容量だけを使用しても問題なく使用できますが、SDカードを活用することでより便利にAndroidを使用できるようになります。

SDカードの選び方

SDカードは、前提として「SDXC」を選ぶのが主流です。そのほか注意する点をご紹介いたします。

規格が対応しているか

「SDXC」が主流のmicro SDカードですが、そもそもAndroidスマホ側の端末が規格に対応している必要があります。例えば、外部ストレージが最大32GBまで対応となっている端末の場合、「SDHC」には対応していて、「SDXC」は非対応です。ごく一部の端末では、SDカード自体使えない機種もありますので、もしその機種をお持ちの場合は別の方法を検討してみてください。

端末ごとに対応可能な規格は変わるので、必ずキャリアの商品情報や、発売元メーカーの公式サイトから、対応している規格や最大容量を確認するようにしましょう。

容量

取り入れたい容量について、大きさ別に解説します。

32GB(SDHC)

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Androidスマホで写真を撮るくらいの方が利用するmicro SDカードとしては、現在最も普及している容量です。端末の対応状況を見ても基本的に使えるほか、価格も安価なので、コスパを考えるとおすすめします。

ただ、動画や、高画質での撮影、音楽をダウンロードする方の場合、容量が物足りない部分はあります。スマホで撮影した写真をmicro SDカードの状態で、こまめに保管される方には容量に不足はないと思います。

64GB

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32GBでは物足りないと感じる方におすすめの容量です。音楽や電子書籍、4K動画の撮影を多用する場合、足りないかと思われます。

128GB~

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現在のAndroidスマホユーザーでは、この位の容量をもっていると安心でしょう。スマホの機能も良くなり、通常設定が高画質の状態となっているため、設定を気にせず撮影を多用するという方にもおすすめです。

その他、動画配信サービスや音楽配信サービスの一時ダウンロード機能を使い、自宅のインターネット通信で落とした上で、外出時に通信量を抑えて楽しむという場合にも有利です。音楽も「ハイレゾ音楽」と高音質となってきています。画質・音質にこだわると、一つのファイルが非常に大きなものとなります。

また、電子書籍を読む方も増えたのではないでしょうか?ダウンロードして1度読み終えた書籍も、また読み返したくなりますよね。

128GB、256GB、512GBあたりがありますが、ここまでくると価格も高いので、端末の対応状況は必ず確認してから購入してください。

転送速度

SDカードには転送速度というものがあり、数値が低いほどデータのやり取りが遅いため、ストレスがたまります。また、カメラ撮影をしながらSDカードにデータ保存をする場合、転送速度が追いつかないとエラーになるのが難点です。

大容量にも関わらず安価で販売されているSDカードも存在しますが、よく読むと転送速度が遅いという罠があるので、注意してください。
以下、転送速度に関する解説をします。

スピードクラス

転送速度には「クラス」というものがあり、段階に応じた最低限の速度保証がSDカードに記載されます。「スピードクラス」は、〇に囲まれた数字が、それぞれ1秒間あたりに転送できる量を「数値MB」で表します。動画録画の指標をあらわしますが、4K動画を撮るのであれば、〇10 以上の転送速度があると安心です。

ウルトラハイスピード(UHS)

クラス同様に最低限の転送速度を保証するもので、SDカード上には「U」の中に「1」または「3」の数値が記載されます。「1」の場合は10MB/秒なので、「〇10=U1」で換算され、「U3」で30MB/秒以上となります。

ここで覚えておきたいのは「クラス」や「ウルトラハイスピード」の記載は最低保証 である点。メーカーやSDカードごとに実際の最大転送速度に違いがあるので、購入の際はその部分も見ておくのがおすすめです。

また、4K動画の撮影をする場合はSDカードへの転送が間に合わなくなる可能性もあるので、UHSが「3」のモノを選びましょう。

ビデオスピードクラス

「UHS」よりも早い規格が「ビデオスピードクラス」です。「V」の横に「6,10,30,60,90」と表記され、それぞれの1秒あたりの転送MBを表します。「〇10=U1=V10」が基本の換算です。

SDカードの取り付け方と使用方法


Android端末へのSDカードの取り付け方や使用方法を解説します。

SDカードの取り付け方

まずは、Android端末の電源を切っておきます。

SDカードを取り付けるメモリスロットは、機種によって場所が異なるので、SIMカードと同じ場所または個別に入れるところがあるか探してください。

次にメモリスロットにSDカードの向きと裏表に注意しながら設置し、元のように収納すれば終わりです。

最後にAndroidの電源を入れます。

SDカードの設定

SDカードを挿入してからAndroidを起動すると、セットアップ画面が見られます。そこでは「外部ストレージ」または「内部ストレージ」のどちらのタイプを選ぶか選択できるので、好みの方を選んでください。

外部ストレージタイプ

画像や動画、音楽などのデータを保存できるほか、別の端末にSDカードを移動した際にそのまま移行できます。ただし、アプリ関連は入れられません。データ保存本来の使い方をするなら、こちらがおすすめです。カメラで撮影した画像の保存先をSDカードに設定しておけば、撮影した写真はダイレクトにSDカードに保存されていきます。

内部ストレージタイプ

SDカードを挿入した端末専用として扱われます。画像や動画、アプリまで入れられるので便利です。ただし端末専用となるため、別の端末にSDカードを入れ替えたらデータが消去され、初期状態に戻ります。機種変更時にこのタイプの場合、誤って大切なデータが消去される可能性もあるので注意が必要です。

SDカードへのデータ移動方法

アプリの移動(内部ストレージタイプのみ)

スマホの設定から「アプリ」関連を開き、ずらっと出てきたアプリの中で移動したいものをタップ、ストレージに移行して変更します。

データの移動

端末の設定から「ストレージ」に関する項目を開き、内部ストレージを選んで移動したいファイルを選択、外部ストレージにコピー等します。

microSDカードにアプリを移動させる


Androidにアプリを沢山入れてストレージが圧迫されると、Android本体の動きが悪くなります。そのような時にはSDカードにアプリを移動させてしまいましょう。

アプリを移動させる条件

条件

  • Android7.0以降であること
  • 移動させたいアプリが対応していること
  • 最初からインストールされている標準アプリは移動不可

メリット・デメリット

メリット

SDカードにアプリを移動させることで、Android本体のストレージの余裕ができ 本体の負担が軽くなり動きも軽快になります。

デメリット

SDカードにアプリを移動させると、アプリ起動時の工程に Android本体-SDカード間のデータのやり取りが増えてしまいます。これにより アプリの起動が遅くなる といったデメリットがあります。

また ウィジェット機能が使えなくなる デメリットもあります。ウィジェット機能を使っているアプリの場合は注意が必要となります。

SDカードへのアプリ移動手順

SDカードへのアプリ移動

  • SDカードを差し込んでAndroidを起動
  • 設定 を開く
  • アプリ をタップ
  • 表示されたアプリ一覧から 移動させるアプリ をタップ
  • ストレージ をタップ
  • 変更 をタップ
  • 外部SDカード をタップ
  • 移動 をタップ
  • 表示が 外部ストレージ に変わっていれば完了

AndroidがSDカードを認識しない場合に考えられる原因

データのバックアップ端末間でのデータ移行 に活用できるSDカードですが 、AndroidがSDカードを認識しないことがあります。原因は様々考えられますが、中には単純に解決するものもあります。冷静に対処していきましょう。

接触不良

単純ゆえ意外と起こりえる症状です。正しく差し込まないと、接触不良により認識されないことがあります。こちらが原因の場合はSDカードを抜き差しすることで解決します。Androidの電源をオフにしてから、冷静に丁寧に挿し直ししてみてください。

特にmicroSDカードは小さいため、最新の注意を払いつつ差し込んでください。

SDカードの端子部分に汚れがある

こちらは端子部分にホコリや紙くずなどが付着している場合です。精密機械であるため、ほんの少しの汚れでも読み込みに影響がでて認識されなくなることがあります。ティッシュや綿棒などで軽く拭き取ってから再度差し込んでください。

SDカードが破損している

精密機械のため、ちょっとした衝撃でも壊れてしまうことがあります。Androidを落としてしまったりとか、重いものを乗っけてしまった といった覚えがある場合は破損している可能性があります。自分の手でSDカードの修理やデータの復旧は難しいため、諦めるしかないと思われます。

ただ、大切なデータが入っている場合は、データ復旧サービス業者に依頼する方法があります。認識しないUSBメモリや読み込めないSDカード/microSDカードのデータを取り出すサービスを提供しているところへ依頼しましょう。

Androidに認識されない規格

Androidでは認識されないが、パソコンには認識されたという場合は、AndroidOSに対応していない規格の可能性があります。パソコンからAndroidの規格にフォーマットすることにより認識されるようになります。microSDカードは非常に小さなもので、パソコンのスロットに対応していない場合は、対応できるサイズのアダプターが必要となります。

フォーマットすると SDカードに入っているデータは全て消去されてしまいます。大切なデータはパソコンやクラウドへバックアップしておくことをおすすめします。

パソコンでSDカードをフォーマットする

SDカードのフォーマット

  1. エクスプローラー を開く
  2. 左部メニューより PC を開く
  3. SDカード ドライブ を右クリック
  4. 表示されたメニューより フォーマット をクリック
  5. ファイルシステム(規定) と書かれているものに変更
  6. 開始 をクリック

以上の操作でフォーマット完了です。再度Androidに差し込んでみてください。それでも認識されない場合は破損している可能性が高いです。

まとめ

Android端末用のSDカードの選び方や、使い方について、紹介させていただきました。保存するファイルサイズがどんどん大きくなり、本体外レージに保存したままでは、アプリの動作にも影響がでてしまいます。本体ストレージは余裕を持たせるようにしましょう。

microSDカード挿入の際は、「外部ストレージ」と「内部ストレージ」どちらのタイプで使用するかについて慎重に考えましょう。

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