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Androidで誰もが利用するアプリ。このアプリを自分で開発し、公開して世界中のユーザーに利用してもらえる環境が利用できるのは、Androidの最大の魅力のひとつですね。今回は
Androidアプリの開発環境の構築手順 について、ご紹介してみます。
目次
Androidアプリを開発するための環境に必要なもの
JDK
Java Deveropment Kitの略である 「JDK」 は、Javaプログラミングをするためのソフトウェアのセットのことで、Javaの開発元である「オラクル社」が開発し、無料で配布しています。
Android開発には、まずこの「JDK」が必要となります。Javaを使ってプログラムを動かすのですね。http://java.sun.com/javase/ja/6/download.htmlのサイトからダウンロードすることができます。
eclipse
総合開発環境と呼ばれる、Javaプログラミングをするために必要不可欠な開発ツールです。「eclipse」 は、Javaだけでなく、さまざまなプログラム言語をコーディングすることも可能。http://www.eclipse.org/のサイトからダウンロードすることができます。
SDK
Software Development Kitの略である 「SDK」 は、ソフトウェアを開発するために必要なツールのセットのこと。Windowsには「Windows SDK」、iPhoneには「iPhone SDK」といったものが用意されており、Androidで利用するには「Android SDK」が必要となります。http://developer.android.com/sdk/index.htmlのサイトからダウンロードすることができます。
開発環境を構築する
上記のツールをダウンロードし、インストールをしてみます。まずは、「オラクル」のサイトから「JDK」をダウンロード・インストールします。
これは、SDKをインストールする際に、JDKがパソコン内にインストールされていることを確認されるためなので、効率よく環境を構築するなら、一番初めにJDKを入れておいたほうがよいためです。
eclipseをダウンロード・インストール
続けてeclipseをダウンロード・インストールしましょう。http://www.eclipse.org/のサイトから、ボタンをクリックします。
SDKをダウンロード
次に、SDKをダウンロードします。http://developer.android.com/sdk/index.htmlよりダウンロードしてください。圧縮ファイルをダブルクリックし、インストーラーを起動すると、JDKがインストールされているかどうかのチェックが始まります。確認されたら自動的に次の画面に移動するので、少し待ってください。画面が移動したら、ウィザードに従ってインストールを行います。
プラグインをインストール
最後に、Android SDKをeclipseからも使えるようにするため、プラグインをインストールしましょう。
プラグインをインストール
- eclipse を開く
- ヘルプ から 新規ソフトウェアのインストール をクリック
- 追加 をクリック
- リポジトリーの追加ダイアログボックスが表示されたらロケーションに http://dl-ssl.google.com/android/eclipse/ と入力して OK をクリック
- 開発ツール と SDKプラグイン にチェックを入れて次へすすむ
- 使用条件の条項に同意する にチェックを入れて完了
すべての操作が正しく完了したら、eclipseを起動してみましょう。左上にある、「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」の順でクリックし、「Androidアプリケーションプロジェクト」が選択できるようになっていれば、成功です。以上で開発環境の構築は完了です。
Android StudioでAndroidアプリを開発する
ここまでは、eclipseを使った開発環境の構築手順についてご紹介してきました。しかし、現在においてはAndroidアプリ開発環境としてeclipseを使うのは主流ではありません。Androidアプリの開発環境は、eclipseを使う他に Android Studio を使う方法もあります。
eclipseの Eclipse Android Developer Tools も2016年にサポートを終了しており、現在は Android Studio への移行を呼びかけています。統合開発環境として長らく使われてきたeclipseですが、Androidアプリ開発においては今後 Android Studio が主流になっていくものと思われます。
本項目では Android Studioのインストール手順 についてご紹介します。インストールからセットアップまで順を追って解説していきます。Android Studioを使ったことがない方はこれを機にぜひ導入してみてください。
Android Studioをインストールする
まずはAndroid Studio本体をダウンロード・インストールすることから始まります。
Android Studioをダウンロード・インストールする
- Android Studio公式サイト を開く
- DOWNLOAD ANDROID STUDIO をクリック
- 上記の利用規約を読み、同意します。 にチェックを入れる
- ANDROID STUDIO FOR WINDOWSダウンロード をクリック
- ※32bit版は公式サイト下部の Android Studio downloads欄 よりダウンロードします
- ダウンロードが終わったら android-studio-ide-xxx.xxxxx-windows.exe を実行する
- デフォルト設定のまま Next をクリック
- Completing Android Studio Setup と表示されたら Finish をクリック
- Do not import settings にチェックを入れて OK をクリック
- Nextをクリック
- Standard にチェックを入れて Next をクリック
- 好みのUIテーマを選んで Nextをクリック
- Verify Settings と表示されたら Finishをクリック
- Downloading Components が終わったらインストール完了
ここまで結構長い工程でしたが、実はまだインストールは終わっていません。現在の状態だと最低限のToolしか入っていませんので追加でSDKをインストールしておくと良いでしょう。
SDKをインストールする
SDKのインストールは SDK Manager より行います。最新のAPIは既にインストールされていますが、2つ3つ前の物は Not installed と表示されているかと思います。ここではそれらをインストールする手順を解説いたします。
SDKをインストールする
- 画面右下の Configure をクリック
- SDK Manager をクリック
- インストールするSDK にチェックを入れる
- SDKのインストールが終わったら Finish をクリック
SDKの追加インストール手順は以上となります。他にも SDK Tools タブより様々なToolをインストールすることができます。多くのものが Not installed と表示されていると思いますが、どのようなアプリを開発するかによって必要になるToolは変わってきます。Toolのインストールはここから出来ることを覚えておくと良いでしょう。
以上でAndroid Studioのダウンロード・インストールは全て完了となります。後は Start a new Androd Stuido project よりプロジェクトを作成してアプリ開発に移ることができます。思うがままにAndroidアプリを開発してみましょう。
まとめ
Androidアプリ開発環境の構築方法についてご紹介してきました。早くアプリ開発したいのに、開発環境を整えるだけでも一苦労ですよね。ですが、Androidアプリ開発するために必要な工程ですので、焦らず着実に進めてみてください。
本記事が参考になれば幸いです。ありがとうございました。