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アプリを利用してフォントを変更する方法ですが、Google Playを起動して「フォント」で検索します。検索結果として、アルファベットや日本語、その他の言語のフォントアプリが表示されます。これらの中から好きな物を選んでインストールします。
インストール後にアプリを起動して、表示されるフォントの種類を変更します。
「設定」画面でフォントを変更できる機種であれば、フォントアプリを利用して自分の好きな文字に変更することができます。「設定」画面の中で「フォント変更」の項目が存在しない機種の場合は、基本的にユーザーがフォントを変更することができません。
新しいバージョンのAndroidシステムであればフォントを自由に変更できる機種がありますが、古いバージョンであれば自由にフォントを変更することができません。
また、フォントアプリではなく、一般的なアプリに関して、フォントの変更が適用されない場合もありますが、これはアプリの設定がOSよりも優先順位が高いからといえます。
このタイプのアプリは変更が困難なので、アプリのメーカーに要望を伝えたり、将来的な対応を待ったりするのが現実的です。ところが一般的なアプリの中には、表示がOSの設定と共通化されていたり、独自に変更機能を設けていたりする製品が少なからずあります。
つまり大抵の場合は見た目の変更が可能なので、試しにOSやアプリの設定を変更してみると、好みに合わせて変えられるかどうかが直ぐに分かります。
目次
rootを使った裏技
どうしてもフォントを変更したい場合には、root化と呼ばれる処理を行う裏技があります。AndroidのシステムはLinuxをベースにして作成されているので、システムにログインする際のアカウントの種類によって権限を定めることができます。
最も権限が強いアカウントはrootで、システムに対して全ての変更や設定ができます。ところがAndroid端末を利用するユーザーはroot権限を持たず、メーカーのみがroot権限でログインできるように設定されています。
端末によってはroot権限によってユーザーがフォントの変更ができないように制限されています。端末の利用者(ユーザー)がroot権限を手に入れることができれば、自由にフォントの変更ができるようになります。
root化する方法はいくつかありますが、一番簡単な方法はroot化用のアプリをインストールして起動することです。root化アプリは機種ごとに使用できる場合とできない場合があるので、失敗したら別のアプリを試してみることができます。
どうしてもアプリで変更ができない場合には、パソコンにroot化のためのソフトウェアをインストールして、USB接続を行って端末の権限をroot化することができます。
root化に成功すれば通常はアクセスすることができない端末のシステムファイルを自由に変更することができるようになるので、フォントの変更ができるようになります。
注意すべき点ですが、端末のユーザー権限をroot化することは「改造」を行うのと同じで、メーカーのサポートが受けられなくなる恐れがあります。
さらに、Android端末はroot権限で使用するようには設計されていないため、何らかの不具合が発生する恐れがあります。最悪の場合、充電や使用時に発火したり、システムが起動しなくなったりする恐れもあります。
このため、端末のroot化をする場合には、自己責任で行うようにしましょう。
おすすめのフォントや文字設定
見た目を変えたい場合は、スタイルを変更するのが手っ取り早く、標準以外を選ぶことで大幅にAndroidの印象が変わります。
視覚的に可愛いポップ体
ポップは文字を丸く、見た目を可愛らしくしてくれるので、視覚的な可愛いもの好きの人に最適です。
プライベートでは良くても、ポップだと仕事に支障が出るという時は、標準に近い丸ゴシックがおすすめ出来ます。文字通り角が丸いデザインなので、毎日堅苦しい書類に目を通す人にとって、一時の癒やしとなる可能性があります。
また、万が一誰かに画面を見られたとしても、このフォントなら趣味の一環として、十分に受け入れられる余地があるでしょう。ポップでは流石に、可愛いを超えてやや子供っぽさが強調されますから、使用する状況を考えて設定することが必要です。
おすすめの文字設定
一方、老眼が進み小さな文字が見辛い場合は、サイズを変更すると好みに合わせやすくなります。
サイズは指でスライドさせるだけで変更可能ですから、無理なく見える大きさになるまで、調節しながら試行錯誤することがポイントです。
逆に文字を小さくし過ぎてしまうと、設定を戻すのに一苦労するので、指のスライド方向を間違わないことが肝心です。ただ、サイズを過剰に大きくしてしまえば、今度は大き過ぎて見辛い、といった結果にもなりかねません。
過剰は不足と変わらなくなりますから、標準よりも少し文字を大きく、この程度から最適を探し始めると効果的でしょう。更に大き過ぎるサイズは表示を崩してしまうので、表示のバランスを見ながら、使いやすいAndroidの形を見付けることが大切です。
おすすめフォントアプリをご紹介
おすすめのフォントアプリをいくつか紹介します。注意点として、お使いの機種によっては使えないことを覚えておいてください。
「HiFont –クールフォントテキスト無料+スタイリッシュFlipFont」【root化必要】
個性的な日本語フォントを含む4000以上を内蔵する人気のアプリ。手書き風はもちろんかわいい丸文字、習字のようなフォントまで幅広く揃っています。
フォントはカラーが選べるほか、カテゴリごとに分けられているため好みのものを見つけるのに苦労しないのが魅力。お気に入りを見つけたらすぐにダウンロードすれば、簡単に使えます。
なお、root化が必要という点には注意です。
AR浪漫明朝体U【SHARP用】
シャープ製スマホに使えるフォント。スマホの文字を大正浪漫風にすることができ、雰囲気を変えられるのが魅力です。フォント自体が古風な見た目になるので、落ち着いた印象がよい方におすすめ。
なお、フォントを利用する場合は「フォントマネージャー」が必要とのことです。
FontFix (Free) for Superuser
4300字近い英字フォントを収録するアプリ。並んだフォントのデザインを一覧で確認できるほか、気になるものを見つけたらプレビュー表示でさらに細かく選べます。
なお、英字フォントだけで日本語は含まれないのが難点。頻繁に英語の文章を読むという方に相性のよいアプリです。
使用時はroot化が必要なのも注意点。一応サムスンやHTCといった一部メーカーのスマホであればroot化せずに使えるので、気になる方は使ってみてください。
iFont
手書きのかわいいフォントが利用できるアプリ。英字がメインですが、日本語向けも用意されている優秀さを持ちます。
含まれているフォントは言語ごとに分かれており、10以上の国を万遍なく含んでいるのも魅力。
使用したい言語に合わせて選べます。
フォント変更でスマホをおしゃれに!
Androidのフォント変更方法について、標準のやり方からアプリを使った方法、root化まで幅広くお伝えしました。フォント変更といえばパソコンなら割と自由にできるものの、スマホでやろうとするとまだまだユーザー側の権利が薄いのが現状。
それでもフォント変更がしたいという方は、今回紹介した方法をぜひお試しください。なお、root化に関しては本当によく調べてから実行するのがおすすめ。
一度実行したら元に戻せないと考え、メインで使っている機種ではなくサブ機があるなら実験として取り入れたうえ検討してみるという方法もあります。
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