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何で仮想通貨の流出は発生するの?セキュリティの仕組みと流出要因

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世間を騒がせている仮想通貨の流出。7月11日には仮想通貨取引所の「BITPOINT」から仮想通貨の不正流出が発覚しており、それらのニュースが大きく報道されました。

仮想通貨の流出は過去にも発生しており、未解決の物も多いと言います。万全のセキュリティを謳っているはずなのになぜ流出してしまうのか?流出事件が後を絶えない現状を見ていると懐疑的になってしまいます。

本記事では 仮想通貨のセキュリティの仕組みと流出要因 について解説いたします。仮想通貨を安全に管理するためにもセキュリティについて理解しておくことは大切です。どのような仕組みになっているのか一緒に見ていきましょう。

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仮想通貨の流出とは

「そもそも実体がないはずの仮想通貨の流出って何?」と思われる方もいるかと思います。この場合の流出とは不正に引き出されることを指しており、自分が管理していた仮想通貨を他人に盗まれてしまうことを意味します。

預けていたお金が盗まれてしまった事をイメージすると分かりやすいかと思います。このように不正に引き出されてしまうことから「流出」という表現が使われているわけですね

仮想通貨のセキュリティの仕組み


ユーザーが安心して仮想通貨の取引を行うためにセキュリティは永遠の課題となります。どのような仕組みとなっているのか見ていきましょう。

仮想通貨の取引は仮想通貨取引所を介して行う

仮想通貨の取引は基本的に取引所を介して行うことがほとんどです。一般的な銀行と同じように口座を開設してオンライン上で通貨のやりとりをする流れとなります。

仮想通貨の保管場所

仮想通貨の保管場所は「ウォレット」と呼ばれており、安全に管理するために必要なものとなります。

またウォレットにも様々な種類があり、使い勝手やセキュリティは異なります。「オンラインウォレット」と呼ばれるクラウド上で管理するタイプや、「ペーパーウォレット」のようにオフラインで管理するセキュリティが非常に高い特徴を持つものなどがあります。

ウォレットの種類

  • オンラインウォレット:オンラインで管理する
  • クライアントウォレット:パソコンやスマートフォンで管理する
  • モバイルウォレット:スマートフォンで管理する
  • ペーパーウォレット:紙に印刷して管理する
  • ハードウェアウォレット:外付けのハードウェアで管理する

仮想通貨の根幹「ブロックチェーン」

ビットコインを始めとした多くの仮想通貨の仕組みには「ブロックチェーン」と呼ばれる技術が使用されています。仮想通貨の取引データ(トランザクション)をブロックとしてまとめ、そのブロックが連なるものが「ブロックチェーン」となります。

分散して管理される特徴からハッキングやシステム障害に耐性を持ち、実質的にシステムが停止することがない「ゼロダウンタイム」と言われているほどの信頼性を誇ります。こういった確かな技術が注目され、仮想通貨以外にも不動産や医療といった分野でも使われるようになってきています。

このように信頼できる技術を用いながらもなぜ仮想通貨が流出してしまうのか、その原因は次項で詳しく見ていきたいと思います。

仮想通貨が流出する原因


これまで仮想通貨の流出事件は数多く発生してきましたが、ブロックチェーン事態の改ざんが行われたことはありませんでした。

中核となるブロックチェーンではなく仮想通貨を取引する上で関わる物が原因となって流出してしまっているのが現状です。

①ユーザー自身の意識の問題

仮想通貨が流出してしまう原因一つ目は 「ユーザー自身の意識」 だと考えられます。メディアによって大々的に報道される流出事件の原因には該当しませんが、個人レベルで頻繁に起きている問題です。

取引所で開設した口座のアカウントやウォレットを管理するためにはIDとパスワードが必要となり、これらを実際に利用するのは人間です。様々な理由から他人にパスワードが渡ってしまう危険性があります。

他サービスのパスワードを使いまわしていたり、個人情報から推測しやすい番号を利用していたりするパターンです。仮想通貨では2段階認証の設定やパスワードの使いまわしは絶対に避けるほうが良いでしょう。

他にもスマートフォンや紙で管理していたものを物理的に盗難されてしまい、不正にアクセスされてしまうといったケースも考えられます。

システムが万全であったとしてもユーザーの管理意識が不足していることで仮想通貨が流出してしまう原因となりえます。銀行口座やクレジットカードと同等の管理意識を持って利用することが推奨されます。

②取引所へのハッキングによる秘密鍵の流出

過去に発生している流出事件の原因はほとんど 「秘密鍵の流出」 に該当します。

秘密鍵とはランダムに設定される文字列であり 管理してある仮想通貨が自分のものであることを証明するために必要なパスワードのようなもの となります。

証明書の役割を果たす秘密鍵の流出は自分が所持する仮想通貨を他人に渡してしまうことと同義になってしまいますから、絶対に他人に教えてはいけません。

しかし悪意を持ったハッキングによって秘密鍵が不正に入手されてしまい、取引所に預けてある仮想通貨が流出してしまうことがあります。取引所のセキュリティ欠陥によって、自分に落ち度がなくても流出してしまうわけですね…。

このような事態を避けるためには、基本的には自分で秘密鍵を管理することができるウォレットに保管しておくことが大切だと思われます。取引所に預ける仮想通貨は必要最小限に留めておくのが無難でしょう。

強固なセキュリティもいつかは突破されてしまう

過去の流出事件の原因から見ても、仮想通貨を構成する仕組み自体にセキュリティ面の欠陥は認められません。取引の流れや中核をなすブロックチェーンにも改ざんする余地はなく、扱う人間の落ち度や取引所のセキュリティ問題以外で流出は起きていません。

自分自身の管理意識や信頼できる取引所を利用することで流出の危険性はほとんどないとも言えますが 強固だと思われるセキュリティもいつかは突破されてしまう ことも考えられます。

悪意ある人間の攻撃手法も日々変化しており、セキュリティに穴がないか常に攻撃を繰り返しています。現段階の仮想通貨自体の対策は完璧ですが、「ブロックチェーンの仕組みは絶対に安全」という思い込みが最も危険であるとも言えます。

現在は取引所のセキュリティ欠陥が仮想通貨流出の主な要因となっていますが、いつかはブロックチェーンの穴が見つかってそこを突かれてしまうこともあるかもしれません。

ブロックチェーンという技術に慢心することなく、万が一突破されてしまった場合に 大量に仮想通貨が流出してしまう事態を防ぐ仕組みを構築すること が求められているのかもしれません。

まとめ

取引所の欠陥によって流出してしまう事件が多いことが分かりました。仮想通貨は電子データであり実体がない分、管理方法には細心の注意を払う必要がありますね。

仮想通貨を管理するウォレットにしても様々な種類があります。取引所に全ての仮想通貨を預けておくのではなく、セキュリティレベルや自分の目的にあったウォレットを利用することでより安全に取引を行うことができると思われます。

今後も仮想通貨の市場は広まっていくことでしょう。比例して仮想通貨を狙う犯罪も増えていくことが考えられます。仮想通貨の仕組みを把握してユーザー自身が管理意識を高めていくことが大切ですね。

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