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【ネタバレ注意】Re:ゼロから始める異世界生活【小説第1巻】

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第1章「始まりの終わり」ネタバレ

ナツキ・スバルは、目が醒めると、いわゆる「異世界」と呼ばれる場所に立っていた。

大通りには、カラフルな髪の色をした冒険者や魔法使い、犬耳やリザードマンなどの亜人がいる。見慣れないトカゲの馬車さえある。

この世界では、「黒髪」や「ジャージ姿」の者はなく、ナツキ・スバルは珍奇な眼差しで通りがかる人に見られていた。

一度考えをまとめるため、裏路地に入って状況を整理し、打開策を見つけようと大通りに戻ろうとしたときに、突然両肩を掴まれ、裏路地に押し戻された。

目の前には、大男と二人の仲間。完全に、恐喝を目的とした輩だった。

路地裏で三人の男と対峙する

輩の要求は単純明快。有り金全部だしな、というもの。

しかし、ナツキ・スバルは異世界転生を自覚している。一般論でいえば、自分がこの世界では強者であるはずだという自信があり、そのため、慣れない喧嘩を始めた。

一人目、二人目と順調に倒して、これは本当にこの世界では強者だったのだと確認する。

しかし、三人目に襲いかかろうとした時、相手が取り出したのは、ナイフ。命の危険を脅かす刃物だった。

すると、ナツキ・スバルは見事に土下座を繰り出す。戦わずして、全力で許しをこうたのだ。

倒したはずの二人も復活し、三人からリンチを受けていたときに、裏路地にセミロングの小柄な金髪少女が慌てたように駆け込んできた。

金髪のセミロングの少女が登場

ナツキ・スバルは、この少女こそが異世界お決まりの主人公をサポートしてくれる美少女と期待したが、期待はむなしく裏切られ、「忙しいんだ!強く生きてくれ!」とその場を風邪のように去っていった。

ナツキ・スバルが唖然としている中、一人がナイフを取り出して近づいてくる。

その時、もう一人別の少女が現れた。高貴な雰囲気を身にまとう銀髪の少女は、リンチを静止しようと明確に言葉を放つ。

銀髪の高貴な雰囲気の少女が登場

しかし、どこか話が食い違い、「盗んだものを返してくれるなら、今なら許す」という話をしている。

三人は誤解を解き、本当の犯人は既に風のように去ったと方角を示すと、少女はその後を追おうとする。

しかし、足を止め、それとは別に見過ごせる状況ではないと、掌を前に出して、氷の礫を三人の男に向けて放った。

一人は昏倒して倒れたが、二人は逆上し、二対一で勝てるものかとすごむ。

その時、二対二だと、少女の左手の指先に、灰色の毛並みの猫のような精霊パックが現れた。

精霊魔術師には、男達も太刀打ちできるものではないらしく、倒れた仲間を担いですぐに逃げて行った。

銀髪の少女が盗まれた物は徽章(バッジのようなもの)であると伝え、ナツキ・スバルに盗んだ人物を知っているだろうと問いただすが、知らないと答える。

銀髪の少女は動揺し、精霊パックと今後の動向を話し合っているうちに、ナツキ・スバルはリンチのダメージの影響で気を失った。

目を覚ましたら膝枕

ナツキ・スバルが目を覚ますと、巨大化したパックのモフモフの膝枕の上だった。

銀髪の少女は、ナツキ・スバルを放置せずに助けたのは、自分のためだと説明する。

そして、「徽章を盗んだ人を知らないか?」と、気を失う前と同様の質問をする。

当然「知らない」と答えると、「知らないという情報を教えてくれた」と、あくまで自分のためにナツキ・スバルを助けたという表現をする。

そうして颯爽と立ち去ろうとした銀髪の少女に、ナツキ・スバルは自分も一緒に手伝わせてくれと伝えた。

最初は頑なに拒否しようとした銀髪の少女だったが、パックが自分は夜には出てこれないことを伝え、仲間は多いほうが安全だと諭すと、ようやく銀髪の少女が折れ、ナツキ・スバルと行動を共にすることにした。

捜索開始

徽章を盗んだ相手を探すために、微精霊を集めて情報収取を行う銀髪の少女。

そこにナツキ・スバルがズケズケと入り込み、微精霊を混乱させ、消えさせてしまった。

自身の都合より優先して自分を助けてくれた銀髪の少女の役に立っていないことに悩むナツキ・スバル。

そこで、本気で考えを巡らし、闇雲に探し回るよりも、スリで生計を立てている人達が生活しているスラム街を探すのが効率的だろうと提案し、これが採用された。銀髪の少女は、少しナツキ・スバルに感心したようだった。

そして、彼女の名前は「サテラ」だと名前を教えてくれた。

泣いている迷子と遭遇

スラム街に行くはずの一行は、途中で泣いている迷子の女の子と出会う。

盗まれた徽章が売られてしまう可能性があるため、先を急ごうとナツキ・スバルは提案するが、サテラは迷子の子供の親を探すことを決める。

無事に子供の母親を見つけ、捜索に戻る。

会話をして行く中で、この街、ルグニカの都市が人口30万人程度であること、サテラがハーフエルフであることが分かった。

この街が大規模な街であることを理解すると、無闇に探し回るより、少しでも確実な方法で探そうと、徽章を盗まれた場所まで戻ることになった。

盗まれた場所の近くは、ナツキ・スバルが異世界転生されてすぐに世界のことを色々と質問した果物屋があり、そこの親父さんが先程の迷子の父親だった。

ナツキ・スバルとサテラに感謝した父親は、二人の探している、王都での盗品が多く持ち込まれていると噂される貧民街への道を教えてくれた

貧民街を捜索

貧民街は荒事に慣れた人間が多いため、危険が多いと聞かされていたが、見窄らしい格好のナツキ・スバルは、仲間だと思われて周囲から優しくされていた。

ここで、パックは時間切れ。無理をしていたパックは、結晶に戻って回復することになった。

パックは、消える直前に、いざとなったら「オド」を使ってでも自分を呼び出すようにと伝えて消えた。

聞き込みを初めて小一時間程度たった頃、金髪の少女の手がかりをつかんだ。名前を「フェルト」というらしい。

そして、盗んだ相手がフェルトであれば、盗品は「盗品蔵」にあるはずだとのこと。

盗品は、蔵に預けて管理し、蔵主の爺さんが市場で売りさばくというシステムらしい。

盗品蔵の場所を聞き出すことに成功した二人は、早速足を向けた。

盗品蔵へ突入

ナツキ・スバルは、まずは弱い自分が先に様子見をすると、一人で盗品蔵へ入ることを提案。

サテラは、盗品蔵の外で警戒しながら待つことになった。

ナツキ・スバルは、薄暗い盗品蔵の中へ進んでいく。足元に違和感を感じ、足の裏についた粘着質な何かに気持ち悪さを感じる。

もう少し先に進んだところに、転がる腕が見えた。

その先に、首を大きく裂かれ、片腕を失った大きな老人の死体もあった。

その時、女の冷たくも愉しそうな声がして、ナツキ・スバルは吹き飛ばされていた。

腹を裂かれたナツキ・スバルは、絨毯の上にうつ伏せに沈み、痛みを熱と錯覚していた。

熱の正体が痛みだと分かり、自分の死を確信した時、ただサテラの無事を祈っていた。

帰りが遅いナツキ・スバルを心配してか、サテラの声が部屋の中に入ってくる。

次の瞬間、サテラも同じように絨毯に沈み、体から力をなくしていった。

ナツキ・スバルとサテラは、ここで命を落とした。

第1章の登場人物とストーリーまとめ

登場人物

  • ナツキ・スバル:主人公。異世界召喚された高校三年生
  • サテラ:銀髪少女。チンピラ三人衆からナツキを救う
  • パック:サテラの精霊。
  • フェルト:金髪の少女。サテラの徽章を盗む
  • 盗品蔵の老人:片腕を失って死亡していたところを発見
  • 盗品蔵の中の女:ナツキ、サテラを殺害
  • チンピラ三人衆:異世界召喚したばかりのナツキ・スバルを恐喝
  • 迷子の女の子:果物屋の娘さん
  • 果物屋の旦那:貧民街の場所を教えてくれた
  • ナツキ・スバルが異世界召喚
  • チンピラ三人衆に絡まれる
  • フェルトと遭遇
  • サテラ・パックと遭遇。チンピラ三人衆撤退
  • ナツキ・スバルとサテラ・パックが行動を共にする
  • 迷子の女の子の母親を探して会わせる
  • 徽章の盗難現場に戻り、果物屋の主人と話す
  • 果物屋の主人から貧民街の場所を教えてもらう
  • 貧民街で捜索開始
  • パックが時間切れで結晶石に戻る
  • フェルトと盗品蔵の情報を掴む
  • ナツキ・スバルが盗品蔵に入る
  • 大柄の老人が死亡しているのを発見
  • 女にナツキ・スバルが致命傷を受ける
  • 女にサテラが致命傷を受ける
  • ナツキ・スバル、サテラが命を落とす

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