※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています
目次
セキュリティソフトでMacを守ろう!
みなさんは、ご自分のMacにセキュリティソフトをインストールしているでしょうか。
もしかすると「Macはウィルスに感染しないから大丈夫」と思っていませんか。
MicrosoftがOSとオフィスソフト圧倒的なシェアを誇っていた時代には「Macにはセキュリティソフトはなくても問題ない」と言われていました。しかし、Macのパソコンが人気を集めるようになるにつれて、ウィルスやワーム、トロイの木馬といった「マルウェア」という不正なソフトウェアが増えてきたのです。
今回は、そうしたマルウェアからMacを守るための基礎知識と、頼れるセキュリティソフトについて解説していきます。
下記の3つのポイントに絞って見ていくことにしましょう。
1.Macを襲ったウィルス被害の具体例
2.なぜMacでもセキュリティソフトが必要なのか
3.オススメのセキュリティソフト5選
Macを襲ったウィルス被害の具体例
不正なソフトウェアは、インターネットや無料ソフトのダウンロードなどを通じて、ユーザーの知らないうちにMacに感染していることが大部分です。そして、知らず知らずのうちに個人情報を盗まれたり、逆にウィルスを撒き散らす「加害者」になってしまうことがあります。
ここでは、実際に起こったマルウェア被害について紹介しましょう。
被害例1:キーボード入力の内容がダダ漏れ!OSX Crisis
みなさんは「キーロガー」というマルウェアをご存じですか?これは、キーボードから入力した情報を密かに記録し、ユーザーの知らないうちに悪意のある攻撃者に送信してしまう不正ソフトのことです。
2012年に発見された「OSX Crisis」というウィルスに感染した状態でSNSにログインすると、そのログイン情報がすっかり盗み取られてしまいます。後にこの情報を盗んだ犯人が、なりすましで不正ログインしたり、盗んだ情報を闇市場に販売し、SNSが乗っ取られたり、勝手な投稿をされた被害が報告されています。
被害例2:Macの画面が撮影されて流出!OSX Subpub
OSX Subpubは「トロイの木馬型」と呼ばれる対Macウィルスの一種で、プログラムの隙をついて侵入します。
このウィルスに感染すると、乗っ取られたコンピュータから勝手に外のサイトへ通信をつなぎ、外からのコマンドを何の障害もなく受け付けるようになってしまいます。その結果、ユーザーが全く気付かないうちに、画面のスクリーンショットを撮られて個人情報を抜き取られたりします。
キーボード入力の履歴を読み取られる「キーロガー」よりは危険性は少ないですが、他人には見られたくない個人情報や写真などが勝手にネット上で公開される恐れもあるので、注意が必要です。
なぜMacでもセキュリティソフトが必要なのか
Windowsが常に悪意のあるハッカーなどから狙われているのに比べ、Macをターゲットにしたマルウェアの数は格段に少ないことは確かです。
2013年に発生したウイルスでMacを標的にしたウイルスは全体の約0.1%とかなり低い割合になっています。しかし、最近になってMacのシェアがわずかづつながら増加傾向にあるため、今後はMacを標的にした攻撃は増えてくることが予想されます。
一方、個人情報や銀行口座のログイン情報を狙う「フィッシング」と呼ばれる詐欺は、メール、Webを介してコンピュータを攻撃するため、職場のパソコンからデータが盗まれたり、監視ソフトを知らないうちにインストールされて監視されるという被害も発生しています。また、あなたが移動中に誤ってMacを置き忘れたり紛失するケースも考えられます。
外部からの攻撃に対して、自分のコンピュータを守ることができるのはあなた自身だけです。Macユーザーだからといって安心せず、自己責任でしっかりとした対策を取ることが不可欠です。
オススメのウィルス対策ソフトウェア5選
悪意のあるユーザーやマルウェアの起こす被害の内容がわかったところで、そうした被害からMacを守るために効果のあるセキュリティソフトについて説明していきます。
アバスト フリーアンチウィルス
多機能でスキャンが早く役に立つセキュリティソフトです。
全世界で2億3千万のユーザーが使っている実績と、ソフトウェアの更新が早く常に最新の状態にアップデートされていることが強みであるとアピールしています。Mac以外のパソコンやiPhone, iPad, Androidにも対応しています。
スキャンの様子がリアルタイムで確認できることと、多機能のわりにはスキャンが早く、Windowsのウィルスに対しても有効なことがメリットですが、その一方で長期間使用するには有料版にしなければならないことと、定期的なスキャンができずすべて英語表記で慣れるのに時間がかかるのが難点です。
avast!Free Antivirus
avast
ソフォスアンチウィルス
英語のセキュリティソフトが多い中で、唯一日本語表示ができるソフトです。
無料のソフォス・ホームは、個人ユーザー用のセキュリティソフトとなっており1アカウントで最大10台のコンピュータを管理することができます。
Windowsのウィルスも防御でき、ソフトウェアの更新も早いのですが、OSX 10.9以降のOSに対し公式にサポートを表明していないことと、スキャンのスピードが遅くアンインストールの手順がややこしいことがデメリットです。
ソフォス ホーム
sophos
アビラ フリーマックセキュリティ
Windowsソフトにおいて高いウイルス検知能力を誇るAvira社が提供しているMac用の無料ウイルス対策アプリです。
ファイルやフォルダーを右クリックしてウイルススキャンを行ったり、圧縮ファイルの中のウィルスの検知もでき、スケジュール機能によるウィルスチェックを自動実行する機能があります。リアルタイム保護により、常駐監視してくれるので、ウイルスに感染しているファイルのダウンロードや実行を監視してブロックし、駆除できます。
インターフェースがシンプルで分かりやすく、リアルタイムスキャンが可能でスケジュール機能を備えているところがメリットですが、その一方でインストールした直後のMacの状況をチェックするのに時間がかかることがデメリットになります。
Avira Free Mac Security
avira.com
まとめ:セキュリティを固めてウィルスからPCを守ろう
Macでのセキュリティソフトについて順を追って説明してきましたが、おわかりいただけましたでしょうか。
今のところ、Macをターゲットにしたマルウェアは数が非常に少ない上に、パーソナルコンピュータにおけるMacのシェアも低いので、セキュリティソフトが入っていなくても差し迫った危険は感じにくいかもしれません。
しかし、だからといってこの状況がいつまでも続くという保証はどこにもありません。Macを使うユーザーも少しづつですが増える傾向にあり、今後悪意のあるユーザーがMacをターゲットにしてくる可能性は十分にあります。
今回お伝えしたMac関連情報で、あなたの生活がもっと便利で楽しいものになるといいですね!