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ITパスポートを取得する3つのメリットと取得のために効果的な勉強方法

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ITパスポートという資格をご存知でしょうか。どの業界で働くうえでもITは切っても切り離せない存在となり、ちょっとしたミスで企業が大打撃を負う場合もありますので、ITに詳しい人材はどこででも高く評価される傾向があります。

本記事では、ITパスポートの概要と難易度、取得のメリット、効果的な学習方法についてご紹介します。ITパスポートに興味がある方は、参考にご覧ください。

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ITパスポートとは?難易度はどれくらい?

「ITパスポート」とは、経済産業省所轄の情報処理推進機構IPAが実施する、ITに関する基本的な知識があることを証明する資格です。

この「ITパスポート」という資格は、もともとあった初級シスアド(システムアドミニストレータ)を整理統合して作られた資格なのです。暗記中心のIT資格を改定して応用が効くように、より実践的にしたといったところでしょうか?

ここでは、ITパスポートの資格の概要や難易度について、紹介いたします。

1.ITパスポートはITの基本的知識があることを証明する国家資格

ITパスポートとは、ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる経済産業省所轄の情報処理推進機構IPAが実施する国家資格です。元々IT向けの資格の1つであった、初級シスアド(システムアドミニストレータ)を整理統合してできた資格でもあります。

2009年にITパスポートの資格が開始されて以来、応募者が69万人以上もいます。

非常に幅広い知識が問われる試験でもあり、ネットワークやセキュリティなどのITに関する知識以外にも、財務やマーケティング、法務、経営戦略などの経営に関する知識も必要です。多くの社会人や学生がスキルの証明やスキルアップのために取得している資格の1つです。

2.ITパスポートの難易度

前述のとおり、ITパスポート試験の出題範囲は広く、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の大きく3つに分かれます。ストラテジ系(経営全般)では、企業活動や法務、マネジメント、ビジネスインダストリ、システム戦略などについて、

マネジメント系(IT管理)では、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術、サービスマネジメントなど、テクノロジ系(IT技術)では、アルゴリズムとプログラミング、コンピュータ構成要素、ヒューマンインタフェース、マルチメディア、データベースなど、それぞれ幅広い範囲から出題されます。

【平成28年12月度】の最新の試験の合格率は下記のとおりです。

  1. 社会人・・・58.8%(受験者3,201人中 合格者1,883人)
  2. 学生・・・36.9%(受験者3,580人中 合格者1,321人)
  3. 合計・・・47.2%(受験者6,781人中 合格者3,204人)

【累計 平成28年4月〜平成28年12月】の合格率は下記のとおりです。

  1. 社会人・・・57.3%(受験者30,613人中 合格者17,530人)
  2. 学生・・・36.2%(受験者21,931人中 合格者7,933人)
  3. 合計・・・48.5%(受験者52,544人中 合格者25,463人)

他の試験の1級などの合格率が10〜20%台が多いなか、48.5%というのはやや高めの数値ではあります。しかし、学生に関しては36.2%と低い合格率になっています。出題範囲はIT以外にも広がるため、しっかりとした対策勉強を行ったうえで試験に臨む必要があります。

試験内容は下記のとおりです。

  1. 試験時間:120分
  2. 出題数:小問:100問
  3. 出題形式:四肢択一式
  4. 出題分野:ストラテジ系(経営全般):35問程度、マネジメント系(IT管理):20問程度、テクノロジ系(IT技術):45問程度
  5. 受験料:5,700円(税込)
  6. 受験実施日:各会場により実施頻度が異なりますが全国各地の試験会場で月に2〜8回程実施されています。
  7. 受験資格:条件なしのため誰でも受験できます。

「合格基準・試験方式」

  1. 総合評価点:600点以上/1,000点
  2. 分野別評価点:ストラテジ系300点以上/1,000点、マネジメント系300点以上/1,000点、テクノロジ系300点以上/1,000点
  3. 試験方式:CBT(Computer Based Testing)方式で、コンピュータに表示される試験問題をマウスやキーボードで解答します。

3.試験会場や日程

「ITパスポート」の試験は、CBT(Computer Based Testing)方式で行われます。そのため、全国一斉にやる試験ではなく、各地域ごとに指定された会場で行われます。年末から2月にかけて行われ、午前、昼、午後と2回、ないし3回行われる会場が多く、空席があれば、自分の希望する会場で受けられます。

都会は会場数も定員も多いですが、地方では限られている場合がありますので、希望の会場に早めに申し込むことが重要です。

ITパスポートを取得する3つのメリット

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ここでは、ITパスポートの資格を取得することで得られるメリットについて紹介いたします。

1.就職や転職で役立つ

国家資格であるITパスポートを持つことで、ITに関する基礎的な知識を有していることを客観的に証明できるため、就職や転職で役立つ場合があります。ITの知識は、今やどの業界で活躍するためにも必要なものとなっているので、IT知識や技術がある人を高く評価する企業は増えています。

ITパスポートのスコアを確認する企業もあり、年々注目度は増していてます。また、就職や転職だけでなく、ITパスポートを評価する大学もあり、ITパスポートで単位認定を行ったり、ITパスポートのシラバスに準拠したカリキュラムを行ったりしています。

2.ITに関する幅広い知識が身に付く

ITパスポートを取得するために勉強することで、幅広い知識が身に付きます。ITパスポートについて勉強することで、多くの会社で当たり前のように必要になる、情報漏洩やウイルス感染などのリスクを理解し、リスク回避できるようにもなり、情報セキュリティや情報モラルの知識を得ることができます。

また、知的財産権などの知識や、法令遵守やコンプライアンスに関する、著作権侵害、商標権侵害などについてのリスクの理解もできます。

ITパスポートは、IT以外にも経営に関することも学べ、企業の強みや弱みを理解し、業界での立ち位置の把握や方向性を決める際に用いられるSWOT分析などについても習得できます。

損益分岐分析や財務諸表などの勉強も範囲に入りますので、会計や財務の基礎的な知識も身に付きます。

ネットワークや情報システム、データベースなどのITの知識を中心としながらも、コンプライアンスや法令遵守、財務や戦略など経営全般の幅広い知識を得ることができ、就職活動においても、企業でビジネスマンとして活躍していくうえでも、必要な基礎知識を取得できます。

3.組織全体のIT力が高まる

ITパスポートのようにITの利活用に関する基礎知識を身に付けた人がいることで、一緒に働く人のIT力も向上させることができます。

コンプライアンスや法令遵守などをしっかりと踏まえたうえで、日々の業務や情報発信を行わないと、1つのミスで組織や企業は大ダメージを負ってしまうこともある時代です。ITリテラシーの高い人材がいることで、周囲のIT力も自然と高まり、リスクを理解したうえで、適切なITの利活用ができます。

ITパスポート取得のための効果的な勉強方法

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「ITパスポート」資格取得のための効果的な勉強方法はどんなものなのでしょうか?まず、「ITパスポート」試験の公式ホームページに、平成24年度~29年度春季と秋季の問題が100問ずつzip形式で掲載されています。

試験の本番さながらのの試験会場で操作するCBT受験画面も体験できますので、まずこちらを解いてみるといいでしょう。各ファイルには、各問題の正誤や正答数が記されていますので、どんな問題が間違いやすいかなどを知ることができます。

また、PDFファイルでも問題冊子と回答例がダウンロードできます。

自主学習に自信がない、または学生の方には、カリキュラムに沿って学習をすすめることができる「通信講座」もおすすめです。

テキストなどを読んで知識を頭に入れるインプット、そして実際に問題を解いてみて問題に慣れるアウトプットとのバランスが重要です。試験はCBT受験画面で行われますが、いきなり試験会場でぶっつけ本番でこの方式を使って解くのは危険です。

必ず、事前にどんな試験方式なのかを確かめておき、十分に時間内に回答できるように慣れておきましょう。

また、旧制度の初級シスアドでは多かった過去問題はあまり出ない傾向にあり、代わりにストラテジ系の問題を中心に新しい出題(用語・論点)が多くなってきた傾向にあります。

ITパスポート取得のための標準勉強時間

「ITパスポート」試験の標準の勉強時間は100時間だと言われています。ただし、これは普段からパソコンを使い慣れている人のことを指しており、あまり使わないのであれば、もっと勉強時間は必要です。

100時間というと、だいたい4ヶ月で毎日1時間ずつ勉強する計算になります。勉強の配分はテキストを読み込むのが2ヶ月、過去問をやって間違えた問題は復習するのが1ヶ月、そして予想問題週をやったり、用語の確認やテキストの再読込みがそれぞれ半月ずつという計画がおすすめです。

ITパスポート取得におすすめの通信講座

「ITパスポート」の通信講座は、いろいろなところから出されています。特にIT系の科目がある専門学校などの通信講座がおすすめです。

それには、IT系の講座もたくさんある資格の学校TAC、AVIVAの「ITパスポート」対策講座、アイテックなどがあります。

資格の学校TACのものは効率よく勉強して、合格圏内に入れ、無理なく勉強できるオリジナルなコースです。

また、AVIVAの対策講座は、映像視聴形式があるのが特徴で、視覚的に説明をして、わかりやすく、記憶に残りやすくなっています。

そして情報処理系の試験を知り尽くしたアイテックは、テキストと模試、そしてeラーニングがセットになっており、インタラクティブに学べるのが特徴です。

各社、工夫をこらした通信講座を展開していますが、自分がもっとも勉強しやすいと感じたものを選びましょう。

ITパスポートの勉強のお供におすすめの参考書

「ITパスポート」の参考書は各社から発売されており、この試験の人気の高さを物語っています。おすすめの参考書名をざっと挙げますと、

  1. イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート試験教室、
  2. ITパスポート試験 対策テキスト&過去問題集(平成28ー29年度
  3. キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 平成30年度(12/23発売)
  4. ゼロからはじめるITパスポートの教科書[改訂第三版]

といったところですが、特にイチオシが「イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート試験教室」です。イメージとしては、コミカルなネコのキャラクターが楽しくわかりやすく教えてくれるのが好評の参考書です。

また、クレバー方式とは、ダラダラと長文を読むことがなく、要点が1.2行で書かれているのが特徴で、とてもわかり易くなっていますのでおすすめです。

参考書の方も、各社個性的でわかりやすく読んでもらうために努力をしていますので、自分が一番やりやすいと感じたものを選ぶといいでしょう。

他にも情報に関するさまざまな資格がある

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ITパスポート以外にも、情報処理推進機構IPAが実施している情報系資格はたくさんあります。

ITの安全な利活用を推進する情報セキュリティマネジメント試験や、安全な情報システムを設計、開発、運用するための知識や技能が認定される情報処理安全確保支援士試験など、下記のように11種類の試験・資格があります。

  1. ITパスポート
  2. 基本情報技術者試験
  3. 応用情報技術者試験
  4. 情報セキュリティマネジメント試験
  5. ITストラテジスト試験
  6. システムアーキテクト試験
  7. プロジェクトマネージャ試験
  8. ネットワークスペシャリスト試験
  9. データベーススペシャリスト試験
  10. ITサービスマネージャ試験
  11. システム監査技術者試験
  12. 情報処理安全確保支援士試験
  13. エンベデッドシステムスペシャリスト試験

まとめ

いかがでしたでしょうか。ITパスポートを取得することで、自身のITスキルの証明となり、就転職やキャリアアップにも役立つ場合があります。ITだけでなく、経営全般の知識も得れますので、更に高い視点で仕事に臨むことも可能です。

興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください!

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