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親機のWi-Fi電波を受けて再送信することで電波範囲を広げる機器。電波が届かない部屋を救済する中継機。
詳しい解説
Wi-Fiリピーターとは、親機のWi-Fi電波を一旦受信して、そのまま増幅・再送信することで電波の届く範囲を広げる機器のことを指します。日本では『中継機』という呼び方の方が一般的ですが、メッシュWi-Fiの普及前は家庭のWi-Fi範囲拡大の定番アイテムでした。
仕組みとしては、リピーターが親機と同じSSIDで受信した電波を自分のアンテナから再送信します。これにより、親機から離れた場所でも電波を受け取れるようになりますが、内部的には『受信→再送信』を1台で行うため、転送速度は親機直結の半分程度に落ちるのが一般的です。
設置場所の目安は『親機からの電波強度が-60dBm程度の場所』で、弱すぎる場所に置いても電波増幅の元が弱いため効果が出ません。最新の機種は親機とのリンクに5GHz帯、端末との通信に2.4GHz帯を使い分ける『デュアルバンド中継』で速度低下を抑える工夫があります。
設定は、WPSボタンを押すだけの簡単接続(2分間ボタンを押し続けるだけ)が主流です。スマホアプリでセットアップする機種もあり、数分で導入できます。NECのAterm、バッファローのWEXシリーズ、TP-LinkのREシリーズなどが代表的な製品です。
トラブルで多いのは『中継機に繋いだのに速度が出ない』『親機と中継機の間で切り替わらない』『設置場所が悪く電波が弱い』です。これらの多くは、設置位置の問題か、ローミング非対応による切り替わり失敗が原因です。2025年以降はメッシュWi-Fiシステム(Eero、Google Nest Wi-Fi、Deco、Orbiなど)が価格的にも手の届く範囲になったため、新規構築ではメッシュを選ぶのが主流です。既存の親機に追加する簡易対策として、中継機は今も有効な選択肢です。
マンションの端の寝室でWi-Fiが2本しか立たない家を想像してください。リビングの親機と寝室の中間点の廊下にあるコンセントにWEXシリーズの中継機を挿し、WPSボタンを押すと、寝室でWi-Fiが4本立つようになります。ただし速度は親機の半分程度なので、高速通信が必要なら『中継機追加』ではなく『メッシュWi-Fi化』を検討する形になります。リピーターは『電波を伸ばす』のが主目的で、『速度を保つ』機種はメッシュになります。
別の呼び方
ワイファイリピーター
電波拡張機
Wi-Fi延長
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