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ルーターのボタンを押すだけでWi-Fi接続を完了できる簡易設定機能。長いパスワードを入力する必要がなく便利な仕組み。
詳しい解説
WPSは「Wi-Fi Protected Setup」の略で、Wi-Fi機器への接続設定を簡略化する仕組みです。パスワードを長々と入力する代わりに、ルーター側のWPSボタンを押して、接続したい機器側でも『WPS接続』を選ぶだけで自動的に接続と暗号化が完了します。
接続方式は主に2種類で、①プッシュボタン方式(PBC): ルーターのWPSボタンを押してから120秒以内に機器側で接続を実行する。②PIN方式: ルーターに表示されている8桁のPINコードを機器側に入力する。家庭では主にPBC方式が使われ、プリンター・Androidスマホ・スマート家電などで利用されます。
家電メーカーによっては『AOSS』(バッファロー)、『らくらく無線スタート』(NEC)、『AtermらくらくQRスタート』(NEC後期)など、WPS相当の独自ブランド機能として搭載されている場合もあります。仕組みは近い技術で、メーカー製品同士ならこちらの方がスムーズに接続できるケースがあります。
ただしWPSには複数のセキュリティ脆弱性が報告されています。特に2011年に発見されたPIN方式の脆弱性(総当たり攻撃で10時間程度で突破可能)は深刻で、多くのセキュリティ専門家はWPSの無効化を推奨しています。iOS(iPhone)はWPS自体を標準サポートしておらず、これはセキュリティ観点の判断と言われます。
使うべきかどうかの判断は、①設定の楽さとセキュリティのバランス、②接続機器の対応状況、③家庭環境のセキュリティ要件、で変わります。一般家庭で短時間だけWPSを有効化し、接続が済んだらOFFに戻す使い方なら現実的なリスクは低く、完全無効化にこだわる必要は大きくありません。一方、企業・重要情報を扱う環境では無効化が推奨されます。
新しく買ったWi-Fiプリンターをセットアップする場面を想像してください。ルーターのパスワードを覚えていない、あるいはプリンターに複雑な文字列を入力するのが面倒な時、ルーターのWPSボタンを2秒長押し→プリンターの操作パネルで『WPS接続』を選択、これだけで2分以内に自動ペアリングが完了し、印刷できる状態になります。Wi-Fiパスワードを打ち間違えるストレスから解放される便利機能です。
別の呼び方
Wi-Fi簡単設定
AOSS
らくらく無線スタート
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