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「ヤマハのサウンドバーをテレビにつないだのに、まったく音が出ない」「テレビの電源と連動しない」「サブウーファーだけ、あるいは片側だけ鳴らない」——こうしたトラブルで困っていませんか。せっかくの高音質サウンドバーも、入力設定や接続が少しずれているだけで無音になってしまいます。結論から言うと、音が出ない原因の多くは「入力切替の誤り」「テレビ側の音声出力設定」「HDMI ARC/eARCの接続や対応端子の間違い」「ミュート・音量」のいずれかで、設定を順に見直せば自分で解決できます。この記事では、YASシリーズやSR-Bシリーズ、TRUE Xなどヤマハのサウンドバー全般に共通する確認手順を、わかりやすく解説します。
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この記事でわかること
- ヤマハ サウンドバーから音が出ない主な原因(5系統)
- 入力切替・音量・ミュートなど基本設定の確認方法
- HDMI ARC/eARC端子への正しい接続とテレビ側の対応端子の見分け方
- テレビの音声出力設定(外部スピーカー/PCM/ビットストリーム)の直し方
- HDMI連動(各社の呼称)を有効にしてテレビと連携させる方法
- サブウーファーのワイヤレス接続・片側だけ鳴らない場合の対処
- 症状別の対処早見表とよくある質問(FAQ)まとめ
ヤマハ サウンドバーから音が出ない主な原因
ヤマハのサウンドバー(YAS-209、SR-B20A、SR-Cシリーズ、TRUE X BARなど)は、テレビとHDMIや光デジタルで接続し、テレビの音声を高音質で再生します。音が出ない原因を大きく分けると、(1)サウンドバー側の入力切替・音量・ミュートの問題、(2)テレビ側の音声出力設定の問題、(3)HDMI ARC/eARCの接続や端子の間違い、(4)HDMI連動(CEC)の設定、(5)ケーブル不良や一時的な不具合、の5系統に整理できます。
特に多いのが、入力切替とテレビ側の音声出力設定の組み合わせのミスです。サウンドバーがテレビからの音声を受け取る入力(HDMI(ARC)やTV/光デジタルなど)に切り替わっていないと、当然ながら音は出ません。同時に、テレビ側が「内蔵スピーカーから音を出す」設定のままだと、サウンドバーには音声信号が送られず無音になります。この「サウンドバーの入力」と「テレビの出力先」の両方が正しくかみ合って、初めて音が鳴ります。
次に多いのが、HDMI ARC/eARCの接続ミスです。サウンドバーとテレビをHDMIでつなぐ場合、テレビ側もサウンドバー側も必ず「ARC」または「eARC」と表記された端子を使う必要があります。普通のHDMI端子につないでしまうと、テレビの音声がサウンドバーに戻ってこず、音が出ません。これらは設定や差し替えで解決できるものばかりです。次の章から、確認しやすい順に手順を見ていきましょう。
サウンドバーとテレビの「音の通り道」を理解する
音が出ない問題を効率よく解決するには、テレビの音がどのようにサウンドバーから出るのか、その「通り道」を理解しておくことが近道です。一般的な接続では、テレビが受信・再生する音声を、HDMIケーブルや光デジタルケーブルを通じてサウンドバーへ送り、サウンドバーがそれを高音質で鳴らします。ここで鍵になるのが、HDMIのARC(オーディオリターンチャンネル)という仕組みです。通常、HDMIは映像と音声を「機器→テレビ」の向きに送りますが、ARCはこれとは逆に、テレビが受け取った音声を「テレビ→サウンドバー」へ戻すための専用の機能です。だからこそ、ARC表記のある端子どうしを正しくつながないと、音だけが出ないという現象が起きるのです。
さらに新しいeARCは、ARCを強化した規格で、より大容量の音声データを伝送できます。これにより、Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響を、情報を間引かずにサウンドバーへ届けられます。ただしeARCを使うには、テレビとサウンドバーの両方がeARCに対応し、対応端子どうしを接続している必要があります。お使いの機器がARCまでの対応なのか、eARCに対応しているのかを把握しておくと、「立体音響にならない」「特定のフォーマットだけ音が出ない」といった、より細かいトラブルの理解にも役立ちます。
もう一つ大切なのが、テレビ側の音声出力設定です。どんなに正しく配線しても、テレビが「内蔵スピーカーから音を出す」設定のままでは、サウンドバーへ音声は送られません。テレビの設定で出力先を「外部スピーカー」や「オーディオシステム」に切り替えて、初めて音の通り道が完成します。加えて、テレビが送り出す音声の「形式(フォーマット)」がサウンドバーで再生できるものでないと、無音になることもあります。つまり、「サウンドバーの入力」「テレビの出力先」「音声フォーマット」「接続端子」という4つの要素がすべてかみ合って、はじめて音が鳴るわけです。以降のステップは、この4要素を一つずつ確認していく流れになっています。

Step 1: 音量とミュートを確認する
意外と多いのが、音量がゼロまたはミュート(消音)になっているだけのケースです。まず、サウンドバーのリモコンで音量を上げてみてください。サウンドバー本体やリモコンに音量を示すランプ・表示があれば、現在のレベルを確認します。ミュートボタンを押してしまっていないか、ミュート状態を示す表示が点いていないかも見ましょう。ミュートはもう一度ボタンを押すと解除できます。
あわせて、テレビ側の音量とミュートも確認します。HDMI連動が有効な場合、テレビのリモコンの音量ボタンでサウンドバーの音量を操作できることが多く、テレビ側がミュートだと音が出ません。テレビとサウンドバーの両方で、音量がゼロでないこと・ミュートでないことを確かめてください。ごく基本的なことですが、まずここを潰すと無駄な遠回りを避けられます。所要時間は1〜2分です。
Step 2: サウンドバーの入力切替を確認する
サウンドバーは複数の入力(HDMI、TV/光デジタル、Bluetooth、アナログなど)を切り替えて使います。テレビの音を出したいのに、入力がBluetoothや別のHDMIに切り替わっていると、音は出ません。リモコンの入力切替ボタンを押し、テレビと接続している入力に合わせてください。HDMI(ARC)でつないでいるなら「HDMI」や「TV」、光デジタルでつないでいるなら「TV」や「OPTICAL」を選びます。
サウンドバーによっては、選んでいる入力をランプの色や本体表示で示します。どの入力が選ばれているか分かりにくい場合は、入力切替ボタンを何度か押して、テレビの音が出る位置を探してみてください。接続している端子と選択している入力が一致して初めて音が鳴ります。HDMIでつないだのに「Bluetooth」が選ばれている、といった食い違いは非常によくあるミスです。まずは入力を正しく合わせましょう。
Step 3: HDMI ARC/eARC端子に正しく接続されているか確認する
HDMIで接続している場合の最重要ポイントがこれです。テレビとサウンドバーをHDMIケーブル1本でつなぐ「ARC(オーディオリターンチャンネル)」を使うには、テレビ側・サウンドバー側ともに「ARC」または「eARC」と明記された端子に挿す必要があります。テレビの背面・側面のHDMI端子を見ると、いくつかのうち1つだけに小さく「ARC」や「eARC」と書かれています。そこに挿さっているか確認してください。
普通のHDMI端子(ARC表記のないもの)に挿していると、映像は映ってもテレビの音声がサウンドバーに戻らず、無音になります。サウンドバー側のHDMI出力(TV/ARCと書かれた端子)と、テレビのARC端子を、HDMIケーブルでつなぎ直してください。eARC対応どうしならeARC端子を使うと、より高音質な信号を伝送できます。端子の位置を間違えているだけ、というケースは非常に多いので、ラベルをよく確認することが大切です。所要時間は3〜5分です。
Step 4: テレビの音声出力設定を「外部スピーカー」に変更する
接続が正しくても、テレビ側が「テレビ内蔵スピーカーから音を出す」設定のままだと、サウンドバーには音が送られません。テレビの設定メニューを開き、「音声」「サウンド」などの項目から、音声の出力先を「外部スピーカー」「オーディオシステム」「ホームシアター」などに変更してください。呼び方はメーカーにより異なりますが、「内蔵スピーカー」以外を選ぶのがポイントです。
機種によっては「スピーカー出力」「デジタル音声出力」などの設定があり、ARC接続時は自動でサウンドバーへ切り替わるものもあれば、手動で選ぶ必要があるものもあります。HDMI連動(後述)が有効だと、サウンドバーの電源を入れた時点で自動的に外部スピーカーに切り替わることもあります。テレビのメニューを一通り見て、音声がサウンドバーに向かう設定になっているか確認しましょう。ここが内蔵スピーカーのままだと、いくら接続を直しても音は出ません。

Step 5: テレビの音声フォーマット(PCM/ビットストリーム)を見直す
接続も出力先も正しいのに音が出ない、または特定の番組・アプリだけ無音になる場合は、テレビが送り出す音声フォーマットがサウンドバー側で再生できない形式になっている可能性があります。テレビの音声設定に「デジタル音声出力」「音声フォーマット」などの項目があり、そこで「PCM」「自動」「ビットストリーム」などを選べます。
うまく音が出ないときは、まず「PCM」に変更してみてください。PCMは最も汎用的な形式で、ほぼすべてのサウンドバーで再生できます。これで音が出れば、フォーマットの不一致が原因だったとわかります。Dolby AtmosやDTSなどの立体音響を活かしたい場合は「自動」や「ビットストリーム」に戻しますが、eARC対応でないと一部の高度な形式は伝送できません。配信アプリだけ無音になる場合も、このフォーマット設定を「PCM」にすると改善することがよくあります。所要時間は3〜5分です。
Step 6: HDMI連動(CEC)を有効にする
「テレビの電源を入れてもサウンドバーが連動しない」「テレビのリモコンで音量操作できない」場合は、HDMI連動(CEC)の設定を確認します。HDMI連動とは、HDMIケーブルを通じて機器どうしが電源や音量を連携する機能で、メーカーごとに呼び名が違います。ソニーは「ブラビアリンク」、東芝レグザは「レグザリンク」、パナソニックは「ビエラリンク」、シャープは「アクオスファミリンク」などと呼びます。
これらの連動機能を、テレビ側とサウンドバー側の両方で「オン」にしてください。テレビの設定メニューの「外部入力」「HDMI連動」「リンク設定」などの項目にあります。連動が有効になると、テレビの電源オンでサウンドバーも自動的に立ち上がり、テレビのリモコンで音量調整やミュートができるようになります。連動しないときは、両方の設定がオンになっているか、ARC端子で接続されているかを再確認しましょう。なお、連動機能が悪さをして音が出ない場合は、いったんオフにして手動で操作する切り分けも有効です。
Step 7: 光デジタル接続を代替として試す
HDMI ARCでどうしても音が出ない、テレビにARC端子がない、という場合は、光デジタルケーブル(オプティカル)での接続を試しましょう。光デジタルは、テレビの「光デジタル音声出力(OPTICAL)」端子とサウンドバーの「光デジタル入力」端子を、光ケーブルでつなぐ方式です。HDMIの連動機能は使えませんが、音声だけは確実に伝送できるため、ARCの不具合を切り分けるのに有効です。
接続したら、サウンドバーの入力を「TV」や「OPTICAL」に切り替え、テレビの音声出力設定を「外部スピーカー」「光デジタル出力」などにします。光デジタルでも、テレビ側のフォーマット設定が合っていないと音が出ないことがあるので、Step5と同様に「PCM」を試してください。光デジタル接続で音が出れば、問題はHDMI側にあると切り分けられます。光ケーブルは端子に保護キャップが付いていることがあるので、外してから奥までしっかり挿しましょう。所要時間は5分前後です。
Step 8: サブウーファーのワイヤレス接続を確認する
「サブウーファー(低音用スピーカー)だけ鳴らない」場合は、サブウーファーとサウンドバー本体のワイヤレス接続(ペアリング)が切れている可能性があります。多くのヤマハのサブウーファーはワイヤレスで、電源を入れると自動的に本体と接続(リンク)します。まず、サブウーファーの電源コードがコンセントに挿さり、電源が入っているかを確認してください。背面の電源ランプが点いているかを見ます。
ランプが点滅したまま接続が確立しない場合は、手動でペアリングをやり直します。多くのモデルでは、サブウーファー背面の「PAIRING(リンク)」ボタンを長押しし、本体側も同様の操作をすると、再接続されます。正確な手順は機種により異なるため、取扱説明書のペアリング項目を確認してください。接続が確立すると、ランプが点灯(または点滅から点灯に変化)します。サブウーファーをサウンドバー本体に近づけ、間に大きな障害物がない場所に置くと、接続が安定します。電源を入れ直すだけでつながることもあります。

Step 9: Bluetooth入力時は接続先と選択を確認する
スマホの音楽などをサウンドバーでBluetooth再生したいのに音が出ない場合は、入力がBluetoothに切り替わっているか、スマホが正しくサウンドバーに接続されているかを確認します。まず、サウンドバーのリモコンで入力を「Bluetooth」に切り替えてください。次に、スマホのBluetooth設定でサウンドバーが「接続済み」になっているかを見ます。一覧に出ていなければ、サウンドバーをペアリングモードにして登録し直します。
注意したいのは、スマホが別のBluetooth機器(イヤホンや車など)に繋がっていると、そちらで音が鳴ってサウンドバーから出ないことです。スマホ側の出力先がサウンドバーになっているか確認してください。逆に、テレビの音を出したいのに入力がBluetoothのままだと、テレビ音声は出ません。「今どの入力で、何を鳴らしたいのか」を整理し、入力と再生元を一致させることが大切です。Bluetooth接続が不安定なときは、スマホとサウンドバーを近づけ、いったん登録を削除して再ペアリングすると改善します。
Step 10: ケーブル不良を切り分ける
設定をすべて確認しても音が出ない場合は、ケーブル自体の不良を疑います。HDMIケーブルや光デジタルケーブルは、見た目は問題なくても内部で断線していることがあります。可能であれば、別のHDMIケーブル(できればHigh Speedやプレミアム対応のもの)に交換して試してください。ARC/eARCを安定して使うには、品質のよいケーブルが望ましいです。
また、ケーブルを挿す端子を変えてみるのも切り分けに有効です。テレビに複数のHDMI端子があっても、ARCに対応しているのは1つだけなので、必ずARC表記の端子を使います。光デジタルケーブルの場合は、端子の向きを合わせて奥までカチッと挿さっているか、ケーブルが折れ曲がって断線していないかを確認してください。ケーブルを交換したら正常に音が出た、というケースは少なくありません。手元に予備ケーブルがあれば、まず交換して試すのが手早い切り分けです。所要時間は5分前後です。
Step 11: ファームウェアを最新に更新する
接続や設定が正しいのに不具合が続く、特定の機器との組み合わせで音が出ないといった場合は、サウンドバーのファームウェア(内部ソフト)が古いことが原因のこともあります。ヤマハは不具合修正や機能向上のためにファームウェアを更新しており、ネットワーク対応モデルなら、ヤマハの専用アプリ(Sound Bar ControllerやMusicCastなど)経由、またはネットワーク経由で更新できます。USBメモリを使って更新する方式のモデルもあります。
更新の前に、お使いのサウンドバーのモデル名を確認し、ヤマハ公式サイトのサポートページで最新ファームウェアの有無と手順を調べてください。更新中は電源を切ったりケーブルを抜いたりせず、完了まで待ちます。古いファームウェアのままだと、新しいテレビやHDMI規格との相性問題が起きることがあるため、トラブル時には更新を確認する価値があります。あわせて、操作に使うアプリも最新版にしておくと安心です。
Step 12: テレビとサウンドバーの電源リセットを行う
ここまでの手順で直らない場合は、機器の電源リセット(再起動)を試します。一時的な通信エラーやHDMI連動の不調は、電源を入れ直すだけで解消することがよくあります。手順は、テレビとサウンドバーの両方の電源を切り、電源プラグをコンセントから抜いて1〜2分ほど待ち、その後でサウンドバー、テレビの順に電源を入れ直すというものです。プラグを抜くことで、機器内部にたまった電気が放電され、状態がリセットされます。
あわせて、HDMIケーブルを一度抜き、両端を挿し直してから再起動すると、HDMIのハンドシェイク(機器どうしの認識処理)がやり直され、連動や音声が復活することがあります。再起動後は、Step2〜6の入力切替・出力設定・連動設定をもう一度確認してください。リセットは多くの一時的なトラブルに効く基本対処です。これでも改善しない場合は、サウンドバーの故障やテレビ側の不具合の可能性があるため、ヤマハのサポートや購入店への相談を検討しましょう。
音が出ない問題を起こさないための設置のコツ
一度正しく音が出るようになっても、配線や設定が崩れると再び無音に戻ってしまいます。トラブルを起こしにくくするための設置・運用のコツを押さえておきましょう。まず、接続するHDMI端子を固定で覚えておくことです。テレビには複数のHDMI端子がありますが、ARC/eARCに対応しているのはそのうち1つだけです。サウンドバーは必ずそのARC表記の端子につなぎ、どの端子を使っているかをメモやラベルで残しておくと、配線をやり直したときの取り違えを防げます。家族の誰かがケーブルを抜き挿ししても、正しい端子に戻せるようにしておくと安心です。
次に、テレビ側の設定を一度きちんと整えておくことです。具体的には、音声出力先を「外部スピーカー」に、音が安定して出る音声フォーマット(迷ったらまず「PCM」)に、そしてHDMI連動(CEC)をオンに、という3点を設定しておきます。これらが正しく設定されていれば、ふだんはテレビの電源を入れるだけでサウンドバーが連動して立ち上がり、テレビのリモコンで音量も操作できる快適な状態になります。立体音響を楽しみたい場合は、機器がeARCに対応していることを確認したうえでフォーマットを「自動」に戻すなど、目的に合わせて調整しましょう。
さらに、ケーブルとサブウーファーの配置にも気を配ります。HDMIケーブルや光デジタルケーブルは、抜けかけや断線が無音の原因になるため、端子に無理な力がかからないように取り回し、できれば品質のよいケーブルを使います。ワイヤレスのサブウーファーは、サウンドバー本体から極端に離したり、金属製の家具や厚い壁で挟んだりすると接続が不安定になることがあるので、見通しのよい場所に置くと安定します。あわせて、サウンドバーのファームウェアと操作用アプリを最新に保っておけば、新しいテレビや機器との相性問題も起きにくくなります。こうした基本を一度整えておけば、「急に音が出なくなった」というトラブルに悩まされる機会はぐっと減らせます。
3つの質問で原因を素早く切り分ける
ステップが多くて迷うときは、次の3つの質問で原因を素早く絞り込めます。最初の質問は「テレビの映像は映っているか」です。映像も映らないなら、そもそもケーブルや入力の選択がおかしいので、接続そのものを見直します。映像は映るのに音だけ出ないなら、原因はほぼ「音の通り道」に絞られます。HDMI接続ならARC/eARC端子の取り違え(Step3)と、テレビの音声出力先が内蔵スピーカーのままになっていないか(Step4)を最優先で確認してください。この2つだけで、音が出ないトラブルのかなりの割合が解決します。
二つ目の質問は「すべての映像で音が出ないのか、特定のアプリ・番組だけか」です。配信アプリなど一部だけ無音なら、音声フォーマットの不一致が濃厚なので、テレビの音声出力を「PCM」に変更します(Step5)。三つ目の質問は「鳴らないのは全体か、サブウーファーや片側だけか」です。サブウーファーだけ鳴らないならワイヤレス接続の再ペアリング(Step8)、Bluetoothで音楽を流したいのに鳴らないなら入力切替と接続先の確認(Step9)が中心になります。この「映像は映るか → 一部だけか全体か → どの部分が鳴らないか」という順で当たりをつければ、最短ルートで原因に近づけます。それでも解決しないときは、光デジタルでの切り分け、ケーブル交換、電源リセットへと進みましょう。
症状別の対処早見表
| 症状 | 考えられる主な原因 | まず試すこと |
|---|---|---|
| まったく音が出ない | 入力切替・出力設定・ミュート | 音量・ミュート→入力切替→外部スピーカー設定(Step1・2・4) |
| 映像は映るが音だけ出ない | ARC端子の間違い・出力先設定 | ARC/eARC端子に接続→外部スピーカーに変更(Step3・4) |
| 配信アプリだけ無音 | 音声フォーマットの不一致 | テレビの音声出力を「PCM」に変更(Step5) |
| テレビと電源・音量が連動しない | HDMI連動(CEC)がオフ | 両機器で連動機能をオンにする(Step6) |
| サブウーファーだけ鳴らない | ワイヤレス接続の切断 | 電源確認→ペアリングをやり直す(Step8) |
接続方式ごとの特徴
| 接続方式 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| HDMI eARC | 高音質・立体音響を伝送、連動可 | テレビ・バー両方のeARC端子が必要 |
| HDMI ARC | ケーブル1本で音声と連動を実現 | 必ずARC表記の端子に挿す |
| 光デジタル(OPTICAL) | 音声伝送が確実、ARC不要 | 電源・音量の連動は不可 |
| Bluetooth | スマホの音楽を手軽に再生 | テレビ音声を出すには別接続が必要 |
主要メーカーのHDMI連動の呼称
| テレビメーカー | HDMI連動の呼称 | 設定の場所の目安 |
|---|---|---|
| ソニー | ブラビアリンク | 設定→外部入力・HDMI連動 |
| 東芝(レグザ) | レグザリンク | 設定→機能設定・連動設定 |
| パナソニック | ビエラリンク | 設定→HDMI連動設定 |
| シャープ(アクオス) | アクオスファミリンク | 設定→ファミリンク設定 |
よくある質問(FAQ)
Q1. テレビにつないでも、まったく音が出ません。最初に何を確認すべきですか。
まず音量とミュートを確認し、サウンドバーの入力がテレビと接続している入力に合っているかを見てください。次に、テレビの音声出力が「外部スピーカー」「オーディオシステム」になっているかを確認します。HDMI接続なら、テレビ・バー双方の「ARC」表記の端子に挿さっているかも要チェックです。この3点でほとんどが解決します。
Q2. 映像は映るのに、音だけサウンドバーから出ません。
HDMI端子の間違いが最も疑われます。テレビ側もサウンドバー側も、必ず「ARC」または「eARC」と書かれた端子に接続してください。普通のHDMI端子だと映像は映っても音声は戻りません。あわせて、テレビの音声出力先が内蔵スピーカーのままになっていないかも確認しましょう。
Q3. 地上波は音が出るのに、動画配信アプリだけ無音になります。
テレビが送る音声フォーマットの不一致が原因のことが多いです。テレビの音声設定で「デジタル音声出力」を「PCM」に変更してみてください。PCMは汎用性が高く、ほぼすべてのサウンドバーで再生できます。これで音が出れば、立体音響を使いたいときだけ「自動」に戻すなど調整するとよいでしょう。
Q4. テレビの電源を入れてもサウンドバーが連動しません。
HDMI連動(CEC)がオフになっている可能性があります。テレビ側とサウンドバー側の両方で連動機能をオンにしてください。連動の呼称はメーカーごとに異なり、ソニーはブラビアリンク、東芝はレグザリンクなどと呼びます。ARC端子で接続されていることも連動の前提です。
Q5. サブウーファーだけ音が出ません。
ワイヤレス接続が切れている可能性が高いです。まずサブウーファーの電源プラグが挿さり、電源が入っているか(背面ランプ)を確認してください。接続が確立しない場合は、サブウーファーと本体のペアリング(リンク)ボタンを長押しして再接続します。本体に近づけ、障害物のない場所に置くと安定します。
Q6. HDMI ARCでどうしても音が出ません。ほかに方法はありますか。
光デジタルケーブルでの接続を試してください。テレビの「光デジタル出力(OPTICAL)」とサウンドバーの「光デジタル入力」をつなぎ、入力を「TV」や「OPTICAL」に切り替えます。光デジタルでも音が出ないなら、テレビの音声出力を「PCM」にしてみてください。これで音が出れば、問題はHDMI側にあると切り分けられます。
Q7. いろいろ試しても直りません。最後に何を試せばよいですか。
テレビとサウンドバーの電源リセットを試してください。両方の電源を切ってプラグを抜き、1〜2分待ってから挿し直し、サウンドバー、テレビの順に起動します。HDMIケーブルも抜き挿しすると認識がやり直されます。あわせてファームウェアの更新も確認し、それでも直らなければヤマハのサポートへ相談しましょう。
まとめ
ヤマハ サウンドバーから音が出ないトラブルは、(1)音量・ミュートの確認、(2)入力切替、(3)HDMI ARC/eARC端子への正しい接続、(4)テレビの音声出力を外部スピーカーに変更、(5)フォーマットをPCMにする、の順で切り分ければ、その多くを自分で解決できます。テレビとの連動はHDMI連動(CEC)を両機器でオンにし、サブウーファーが鳴らないときはワイヤレス接続を確認します。改善しない場合は、光デジタルでの切り分け、ケーブル交換、電源リセット、ファームウェア更新を試し、それでもダメならヤマハのサポートに相談しましょう。
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