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作業状態をストレージに保存して電源を完全に切る電源モード。長期未使用で復帰もできる。
詳しい解説
休止状態(ハイバネート)は、現在のメモリ内容をまるごとストレージに書き出してから電源を完全に切る電源管理モードです。電力消費は完全ゼロで、バッテリーが切れても作業状態が失われません。長時間PCを使わないが作業は続けたい、という場面にぴったりのモードで、ノートPC愛用者に人気があります。
仕組みは次のとおりです。①現在のメモリ内容を `C:\\hiberfil.sys` という隠しファイルに書き出し、②全ハードウェアの電源を完全に切断、③次回起動時にhiberfil.sysからメモリ内容を復元、④元の作業画面に復帰、という流れです。hiberfil.sysのサイズはRAM容量の約75%(Windows 10以降は50%程度)になります。
スリープとの比較では、①電力消費: スリープは少量、休止状態はゼロ、②復帰時間: スリープは数秒、休止状態は20〜60秒、③データ保全: スリープはバッテリー切れで失う、休止状態は電源完全断でも保全、④ストレージ使用量: スリープはゼロ、休止状態はhiberfil.sys分使用、という違いがあります。
使い方は『スタートメニュー → 電源 → 休止状態』ですが、デフォルトではメニューに表示されない場合があります。『コントロールパネル → 電源オプション → 電源ボタンの動作の選択 → 現在利用可能ではない設定を変更します → 休止状態』にチェックを入れると表示されます。また、コマンドで `shutdown /h` でも実行可能です。
ディスク容量を節約したい場合、休止状態機能自体を無効化することでhiberfil.sysを削除できます。管理者権限のコマンドプロンプトで `powercfg /hibernate off` を実行すると、hiberfil.sysが消え、RAM容量分のディスクが解放されます。復活させる場合は `powercfg /hibernate on` です。
ノートPCでは、スリープ中に一定時間経過または電池残量が少なくなると自動で休止状態に移行する『ハイブリッド スリープ』または『休止への移行』設定が用意されています。『電源オプション → プラン設定の変更 → 詳細な電源設定の変更 → スリープ → 次の時間が経過後休止状態にする』で調整可能です。
注意点として、休止状態の復帰はスリープより遅いため、短時間の中断ならスリープ、数時間以上使わないなら休止状態、という使い分けが一般的です。SSD搭載PCではHDD時代より復帰が大幅に速くなっているため、休止状態の便利さが再評価されています。
週末の外出で3日間ノートPCを使わない場面を想像してください。書きかけのプレゼン資料を開いたまま『スタート → 電源 → 休止状態』を選ぶと、画面が消えて電源が完全に切れます。3日後に電源ボタンを押すと、メモリ復元に30秒かかった後、プレゼン資料が開かれた状態で再開できます。バッテリー消費ゼロで、充電を気にせず外出できるのが利点です。
別の呼び方
hibernate
休止
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