Home / Apple / Mac / 【2026年最新版】Macでログインできない・パスワードが通らない原因と対処法

【2026年最新版】Macでログインできない・パスワードが通らない原因と対処法

※本ページにはプロモーション(広告)が含まれています

「Macを起動したらパスワードが通らない」「昨日まで使えていたのにログインできなくなった」――このような状況に陥ると、仕事のデータや大切な写真にアクセスできず、非常に焦ってしまいます。

Macのログインパスワードが通らない原因は、単純な入力ミスからシステムの不具合まで多岐にわたります。しかし、ほとんどのケースは正しい手順を踏めば自力で解決できます。

この記事では、Macでログインできない・パスワードが通らない原因を網羅的に解説し、初心者でもわかるように対処法をステップごとに丁寧に説明します。最終手段のmacOS再インストールまで含めた完全ガイドですので、順番に試していけば必ず解決の糸口が見つかるはずです。

この記事でわかること

  • Macでログインできない・パスワードが通らない主な原因7つ
  • Caps Lockやキーボード入力ソースの確認方法
  • Apple IDを使ったパスワードリセットの手順
  • リカバリーモードからパスワードを再設定する方法
  • FileVaultの復旧キーを使った解除方法
  • ターミナルからパスワードをリセットする上級者向け手順
  • セーフモードでのログイン試行方法
  • 別のユーザーアカウントを使った復旧方法
  • macOSの再インストール(最終手段)の手順
  • ログインできないトラブルを予防するための対策

Macでログインできない・パスワードが通らない主な原因

まずは、Macのログイン画面でパスワードが通らなくなる原因を把握しましょう。原因がわかれば、適切な対処法を素早く選べます。

原因1:Caps Lockがオンになっている

最も多い原因のひとつが、Caps Lock(キャプスロック)キーが有効になっていることです。Caps Lockがオンの状態では、すべてのアルファベットが大文字で入力されます。パスワードに小文字が含まれていると、見た目では正しく打っているのに認証が通りません。

Macのログイン画面では、Caps Lockがオンのときにパスワード入力欄の右側に上向き矢印のアイコンが表示されます。このアイコンが出ていたら、Caps Lockキーを一度押して解除しましょう。

原因2:キーボードの入力ソースが変わっている

キーボードの入力ソース(入力方式)が意図しないものに切り替わっているケースもあります。たとえば、日本語入力モードのまま英数字のパスワードを打っていると、実際に入力される文字列がパスワードと異なります。

また、外付けキーボードを使っている場合、キーの配列が異なる(USキーボードとJISキーボードの違い)ために、記号キーの位置がずれていることがあります。特に「@」「_」「-」「!」などの記号をパスワードに使っている場合は要注意です。

原因3:パスワードを忘れた・勘違いしている

長期間Macを使っていなかったり、最近パスワードを変更したりした場合に、正しいパスワードを思い出せないことがあります。Touch IDやApple Watchで日常的にロック解除していると、パスワード自体を打つ機会が減り、忘れてしまいがちです。

また、Apple ID(iCloud)のパスワードとMacのログインパスワードを混同しているケースもよくあります。この2つは別々のパスワードです(同じに設定している人もいますが、異なる場合も多いです)。

原因4:macOSアップデート後の不具合

macOSのメジャーアップデートやセキュリティアップデートの後に、ログインが通らなくなるトラブルが報告されています。アップデートの過程でキーチェーンやユーザーアカウントの設定に不整合が生じることがあり、正しいパスワードを入力しても認証が失敗する場合があります。

原因5:FileVault暗号化が影響している

FileVaultはMacのストレージを暗号化するセキュリティ機能です。FileVaultが有効な場合、起動時に表示されるログイン画面は通常のログイン画面とは異なるFileVaultのロック解除画面です。

FileVaultが有効になっているMacでは、起動直後のパスワード入力でストレージの暗号化を解除し、その後に通常のmacOSが起動します。このため、FileVaultの設定や復旧キーが関係してログインできなくなることがあります。

原因6:ユーザーアカウントの破損

まれにですが、ユーザーアカウント自体のデータが破損して、正しいパスワードでもログインできなくなることがあります。突然の電源断やディスクエラーが原因で発生することが多く、特に古いMacやストレージの空き容量が極端に少ない場合に起こりやすい傾向があります。

原因7:キーボードの物理的な故障

意外と見落としがちなのが、キーボード自体の故障です。特定のキーが反応しない、チャタリング(1回の入力で複数文字が入る)が発生しているなど、ハードウェアの問題でパスワードが正しく入力できないことがあります。

内蔵キーボードの場合は経年劣化やゴミの蓄積、外付けキーボードの場合はBluetooth接続の不安定さやバッテリー切れが原因になることがあります。

原因 発生頻度 解決難易度
Caps Lockがオン 非常に多い 簡単
入力ソースの変更 多い 簡単
パスワード忘れ 多い やや簡単
macOSアップデート後の不具合 時々 やや難しい
FileVault関連 時々 やや難しい
ユーザーアカウント破損 まれ 難しい
キーボードの物理故障 まれ 状況による

対処法1:Caps Lockの確認と解除

最も簡単で、見落としやすいポイントから確認しましょう。

確認手順

ステップ1:ログイン画面のパスワード入力欄を見てください。入力欄の右端に「上向き矢印」のアイコン(⬆)が表示されていませんか?表示されていればCaps Lockがオンです。

ステップ2:キーボードの左端にあるCaps Lockキーを1回押します。キーにランプがある場合は、ランプが消灯することを確認してください。

ステップ3:パスワード入力欄の上向き矢印アイコンが消えたことを確認し、パスワードを再入力します。

ポイント:Macのログインパスワードは大文字と小文字を区別します。「Password123」と「password123」は別のパスワードとして扱われます。Caps Lockがオンだと「PASSWORD123」になるため認証に失敗します。

対処法2:キーボードの入力ソースを確認する

Caps Lockに問題がない場合、次に確認すべきはキーボードの入力ソースです。

ログイン画面で入力ソースを変更する方法

ステップ1:ログイン画面の右上にあるメニューバーを確認します。入力ソースアイコン(「あ」や「A」、国旗のアイコンなど)が表示されているはずです。

ステップ2:入力ソースアイコンをクリックして、「ABC」や「U.S.」(英語入力)に切り替えます。日本語入力モードになっていた場合、これだけで解決することがあります。

ステップ3:入力ソースを英語に切り替えた状態で、パスワードを再入力してみましょう。

外付けキーボードの配列が違う場合

外付けキーボードを使用している場合は、以下を試してください。

ステップ1:外付けキーボードを一度取り外し(USB接続なら抜く、Bluetooth接続なら電源オフ)、Mac本体の内蔵キーボードでパスワードを入力してみます。

ステップ2:内蔵キーボードでログインできた場合、外付けキーボードの配列設定がずれている可能性があります。ログイン後に「システム設定」→「キーボード」→「キーボードの種類を変更」で正しい配列を再設定しましょう。

ポイント:USキーボードとJISキーボードでは記号の位置が異なります。たとえば「@」はUSキーボードではShift+2ですが、JISキーボードでは「P」の右隣にあります。パスワードに記号を含む場合は特に注意してください。

対処法3:パスワードのヒントを確認する

パスワードを忘れてしまった場合、まずはパスワードヒントを確認しましょう。

ヒントの表示方法

ステップ1:ログイン画面で、パスワードを3回連続で間違えて入力します。

ステップ2:3回目の失敗後に、パスワード入力欄の下にパスワードヒントが表示されます(設定時にヒントを登録していた場合)。

ステップ3:ヒントを手がかりに、正しいパスワードを思い出してみましょう。

ヒントが表示されない場合や、ヒントを見てもパスワードが思い出せない場合は、次の対処法に進みましょう。

対処法4:Apple IDを使ってパスワードをリセットする

Macのログインパスワードを忘れてしまった場合、Apple IDを使ってパスワードをリセットできる場合があります。これは最も手軽なリセット方法です。

事前条件

この方法を使うには、以下の条件を満たしている必要があります。

  • MacのユーザーアカウントにApple IDが紐づけられていること
  • 「システム設定」で「Apple IDを使ってパスワードをリセット可能にする」が有効になっていること
  • Macがインターネットに接続されていること(Wi-Fiに接続済みであること)

リセット手順

ステップ1:ログイン画面で、パスワードを3回連続で間違えて入力します。

ステップ2:画面に「Apple IDを使ってリセットできます」というメッセージと矢印(→)が表示されます。そのメッセージをクリックします。

ステップ3:Apple IDのメールアドレスとパスワードを入力して「パスワードをリセット」をクリックします。

ステップ4:Apple IDの二要素認証が有効な場合は、信頼済みデバイスに届く確認コードを入力します。

ステップ5:新しいMacログインパスワードを入力する画面が表示されます。新しいパスワードを設定し、確認用にもう一度入力します。

ステップ6:「パスワードをリセット」をクリックすると、Macが再起動します。再起動後、新しいパスワードでログインできます。

補足:パスワードリセット後、macOSのキーチェーン(保存済みパスワード)へのアクセスに旧パスワードが必要になる場合があります。キーチェーンのパスワードを求められたら「新しいキーチェーンを作成」を選択すると、新パスワードでキーチェーンを使えるようになります(ただし、旧キーチェーンに保存されていたパスワードは失われます)。

対処法5:リカバリーモードからパスワードをリセットする

Apple IDでのリセットができない場合、macOSのリカバリーモードを使ってパスワードをリセットできます。この方法はMacのモデルによって手順が異なりますので、お使いのMacに合った方法を確認してください。

Apple Silicon(M1/M2/M3/M4)搭載Macの場合

ステップ1:Macをシャットダウンします。電源が完全に切れるまで待ちます(画面が真っ暗になるまで)。

ステップ2:電源ボタンを長押しします。「起動オプションを読み込み中…」というメッセージが表示されるまで押し続けてください(約10秒間)。

ステップ3:起動オプション画面が表示されたら、「オプション」(歯車アイコン)をクリックし、「続ける」をクリックします。

ステップ4:リカバリーモードが起動したら、画面上部のメニューバーから「ユーティリティ」→「ターミナル」を選択します。

ステップ5:ターミナルが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。

resetpassword

ステップ6:「パスワードをリセット」アシスタントが起動します。パスワードをリセットしたいユーザーアカウントを選択し、新しいパスワードを設定します。

ステップ7:パスワードの設定が完了したら、Appleメニューから「再起動」を選択します。通常起動後に新しいパスワードでログインできます。

Intel搭載Macの場合

ステップ1:Macをシャットダウンします。

ステップ2:電源ボタンを押した直後に、Command(⌘)+ Rキーを同時に押し続けます。Appleロゴが表示されるまで押し続けてください。

ステップ3:リカバリーモードが起動したら、Apple Silicon搭載Macと同じ手順(ステップ4〜7)でパスワードをリセットできます。

Macの種類 リカバリーモード起動方法 対象モデル
Apple Silicon(Mシリーズ) 電源ボタン長押し(10秒)→「オプション」選択 2020年後期〜現在のMac
Intel搭載Mac 電源投入直後にCommand + R長押し 2020年前期以前のMac
注意:お使いのMacがApple SiliconかIntelかわからない場合は、Macの底面や裏面のモデル番号を確認し、Appleのサポートページで検索してください。2020年11月以降に発売されたMacBook Air、MacBook Pro、Mac mini、iMac、Mac Studio、Mac Proは基本的にApple Silicon搭載です。

対処法6:FileVaultの復旧キーを使ってロック解除する

FileVaultが有効で、通常のパスワードリセットがうまくいかない場合は、FileVaultの復旧キーを使ってロックを解除できます。

復旧キーの使い方

ステップ1:ログイン画面でパスワードを3回間違えると、「復旧キーを使ってパスワードをリセット」というオプションが表示されます(FileVaultが有効な場合)。

ステップ2:そのオプションをクリックし、FileVault復旧キー(英数字24桁のコード)を入力します。

ステップ3:復旧キーが認証されると、新しいパスワードを設定する画面が表示されます。新しいパスワードを入力して設定を完了します。

復旧キーがわからない場合

FileVaultの復旧キーは、FileVaultを有効にした際に表示される24桁の英数字コードです。以下の場所に保管されている可能性があります。

  • iCloudに保管:FileVault有効化時に「iCloudアカウントにロック解除を許可」を選択していた場合、Apple IDを使ってロック解除できます。
  • 紙に印刷して保管:「復旧キーを作成して、iCloudアカウントは使用しない」を選択していた場合、復旧キーを紙に印刷・メモして保管しているはずです。
  • 組織のMDM(モバイルデバイス管理):会社や学校支給のMacの場合、IT管理者が復旧キーを保管している可能性があります。
重要:FileVaultが有効な状態で、パスワードも復旧キーもわからない場合は、ストレージ上のデータを復元する方法はありません。macOSの再インストールは可能ですが、既存のデータはすべて消去されます。日頃からTime Machineなどでバックアップを取っておくことが非常に重要です。

対処法7:ターミナルからパスワードをリセットする

リカバリーモードの「パスワードをリセット」アシスタントがうまく動作しない場合や、より詳細な操作が必要な場合は、ターミナルから直接パスワードをリセットする方法があります。

リカバリーモードのターミナルでの操作手順

ステップ1:対処法5の手順でリカバリーモードを起動します。

ステップ2:メニューバーから「ユーティリティ」→「ターミナル」を開きます。

ステップ3:まず、Macのメインボリュームをマウントする必要があります。以下のコマンドでディスクの一覧を確認します。

diskutil list

ステップ4:表示された中から「Macintosh HD」に相当するボリュームを見つけます。通常は disk3s1disk3s5 のような名前です。

ステップ5:以下のコマンドでボリュームをマウントします(例としてdisk3s5の場合)。

diskutil mount disk3s5

ステップ6:マウントが完了したら、以下のコマンドでユーザーの一覧を確認します。

ls /Volumes/Macintosh\ HD/Users/

ステップ7:パスワードを変更したいユーザー名を確認したら、以下のコマンドでパスワードをリセットします(「username」を実際のユーザー名に置き換えてください)。

dscl -f /Volumes/Macintosh\ HD/var/db/dslocal/nodes/Default localhost -passwd /Local/Default/Users/username

ステップ8:新しいパスワードの入力を求められるので、新しいパスワードを入力してEnterキーを押します。

ステップ9:reboot」と入力してEnterキーを押し、Macを再起動します。新しいパスワードでログインを試みてください。

注意:ターミナルからの操作はコマンドを1文字でも間違えるとエラーになったり、意図しない結果になったりする可能性があります。コマンドは正確に入力してください。自信がない場合は、Apple Storeや正規サービスプロバイダに相談することをおすすめします。

対処法8:セーフモードでのログイン試行

macOSの不具合や起動時に読み込まれるソフトウェアの影響でログインできない場合、セーフモードで起動することで問題を回避できることがあります。

セーフモードとは

セーフモードは、macOSを必要最低限のシステムファイルだけで起動するモードです。サードパーティ製のソフトウェアやログイン項目が読み込まれないため、それらが原因でログインできない場合にセーフモードなら問題なくログインできることがあります。

Apple Silicon搭載Macでのセーフモード起動

ステップ1:Macをシャットダウンします。

ステップ2:電源ボタンを長押しして、「起動オプションを読み込み中…」が表示されるまで待ちます。

ステップ3:起動ディスク(通常は「Macintosh HD」)を選択します。

ステップ4:Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリックします。

ステップ5:セーフモードで起動後、ログイン画面が表示されたらパスワードを入力してログインします。

Intel搭載Macでのセーフモード起動

ステップ1:Macをシャットダウンします。

ステップ2:電源ボタンを押した直後に、Shiftキーを押し続けます。Appleロゴが表示されるまで押し続けてください。

ステップ3:ログイン画面が表示されたらパスワードを入力します。画面右上に「セーフブート」と赤い文字で表示されていれば、セーフモードで起動しています。

セーフモードでログインできた場合

セーフモードでログインできた場合、通常起動で読み込まれるサードパーティ製ソフトウェアやログイン項目が原因の可能性が高いです。以下を確認・対処しましょう。

  • 「システム設定」→「一般」→「ログイン項目と機能拡張」を開き、不要なログイン項目を無効化する
  • 最近インストールしたセキュリティソフトやユーティリティソフトをアンインストールする
  • macOSのアップデートがある場合は適用する

対処後、通常モードで再起動してログインできるか確認してください。

対処法9:別のユーザーアカウントでログインする

Macに複数のユーザーアカウントが設定されている場合、別のアカウントでログインしてから問題のアカウントのパスワードを変更できることがあります。

別アカウントからのパスワード変更手順

ステップ1:ログイン画面で、ログインできないアカウントではなく、別のユーザーアカウントを選択します。

ステップ2:そのアカウントのパスワードでログインします。

ステップ3:ログイン後、「システム設定」→「ユーザとグループ」を開きます。

ステップ4:パスワードを変更したいアカウントの横にある「i」(情報)ボタンをクリックします。

ステップ5:パスワードをリセット」をクリックし、新しいパスワードを設定します。

注意:別のアカウントからパスワードを変更するには、その別アカウントに管理者(Admin)権限が必要です。標準ユーザーアカウントからは他のユーザーのパスワードを変更できません。

対処法10:macOSの再インストール(最終手段)

上記のすべての方法を試してもログインできない場合、最終手段としてmacOSの再インストールを行います。

重要な警告:macOSの再インストールを行う場合、ストレージを消去して再インストールすると、Mac上のすべてのデータが失われます。可能であれば、先にTime MachineバックアップやTarget Disk Modeを使ってデータを救出することを強くおすすめします。

データを保持したまま再インストール

macOSは、ストレージを消去せずに再インストールすることも可能です。この場合、ユーザーデータやアプリケーションは残ったままmacOSのシステムファイルだけが再インストールされます。ただし、ログインパスワードの問題は解決しない場合があります。

ステップ1:リカバリーモードで起動します(対処法5の手順を参照)。

ステップ2:リカバリーモードのメニューから「macOSを再インストール」を選択します。

ステップ3:画面の指示に従って再インストールを進めます。インストール先ディスクとして「Macintosh HD」を選択します。

ステップ4:再インストールが完了するまで待ちます(インターネット接続速度によりますが、30分〜2時間程度かかります)。

ストレージを消去して再インストール(完全リセット)

データを保持した再インストールでも問題が解決しない場合は、ストレージを消去してクリーンインストールを行います。

ステップ1:リカバリーモードで起動します。

ステップ2:ディスクユーティリティ」を選択して起動します。

ステップ3:左側のサイドバーから「Macintosh HD」を選択し、ツールバーの「消去」をクリックします。

ステップ4:フォーマットは「APFS」を選択し、「消去」をクリックします。

ステップ5:ディスクユーティリティを終了し、「macOSを再インストール」を選択して、画面の指示に従います。

ステップ6:再インストール完了後、初期設定画面が表示されます。新しいアカウントとパスワードを設定してセットアップを完了します。

対処法の比較表

ここまでに紹介した対処法を一覧でまとめます。お使いの状況に合った方法を選んでください。

対処法 難易度 必要なもの データへの影響
Caps Lock確認 とても簡単 なし 影響なし
入力ソース変更 簡単 なし 影響なし
パスワードヒント確認 簡単 ヒント設定済み 影響なし
Apple IDでリセット やや簡単 Apple ID、インターネット接続 キーチェーンの再作成が必要な場合あり
リカバリーモードでリセット 普通 なし キーチェーンの再作成が必要な場合あり
FileVault復旧キー 普通 復旧キー 影響なし
ターミナルでリセット やや難しい コマンドの知識 キーチェーンの再作成が必要な場合あり
セーフモード起動 普通 なし 影響なし
別アカウントでログイン やや簡単 別の管理者アカウント キーチェーンの再作成が必要な場合あり
macOS再インストール 難しい インターネット接続、時間 消去する場合はデータ全削除

ログインできない問題を予防するためのポイント

今回の問題を解決できたら、今後同じトラブルを防ぐために以下の対策を講じておきましょう。

1. パスワードをメモしておく

Macのログインパスワードは、紙に書いて安全な場所に保管するか、パスワードマネージャー(iPhoneや別のデバイスのキーチェーン、1Passwordなど)に記録しておきましょう。Touch IDやApple Watchでの解除に頼りきりになると、いざという時にパスワードを思い出せなくなります。

2. Apple IDとの連携を確認する

システム設定」→「ユーザとグループ」で、Apple IDを使ったパスワードリセットが有効になっていることを確認しましょう。これが有効であれば、パスワードを忘れてもApple IDでリセットできます。

3. FileVaultの復旧キーを保管する

FileVaultを有効にしている場合は、復旧キーを安全な場所に保管してください。iCloudに保管するか、印刷して金庫や鍵のかかる引き出しに保管しておくことをおすすめします。

4. Time Machineバックアップを定期的に取る

外付けHDDやSSDを用意してTime Machineで定期バックアップを取っておくことで、最悪の場合でもデータを復元できます。バックアップがあるかないかで、トラブル時の安心感は大きく変わります。

5. パスワードヒントを設定しておく

システム設定」→「ユーザとグループ」→「パスワードを変更」で、パスワードヒントを設定しておきましょう。ヒントは自分だけがわかる内容にし、他人にはパスワードが推測されないようにしてください。

6. 管理者アカウントを2つ作っておく

メインのアカウントとは別に、もう一つ管理者権限のアカウントを作成しておくと、メインアカウントにログインできなくなった際にバックアップとして使えます。普段は使わないアカウントでも、いざという時に非常に役立ちます。

よくある質問(FAQ)

Q1. MacのログインパスワードとApple IDのパスワードは同じですか?

いいえ、別々のパスワードです。Macのログインパスワードはそのコンピュータ固有のもので、Apple IDのパスワードはAppleのサービス(iCloud、App Storeなど)にアクセスするためのものです。同じパスワードに設定することは可能ですが、初期状態では異なるパスワードです。Apple IDを使ったパスワードリセット機能は、Apple IDのパスワードを使ってMacのログインパスワードを新しいものに変更する仕組みです。

Q2. パスワードをリセットするとデータは消えますか?

Apple IDやリカバリーモードを使ったパスワードリセットでは、基本的にデータは消えません。ただし、macOSのキーチェーン(Safari等に保存したパスワード)にアクセスできなくなる場合があります。「新しいキーチェーンを作成」を選択すると、以前保存されていたWi-Fiパスワードやウェブサイトのパスワードなどは失われます。macOSを消去して再インストールした場合のみ、すべてのデータが削除されます。

Q3. Touch IDが反応しなくてログインできません。どうすればいいですか?

Touch IDが反応しない場合でも、パスワードを入力すればログイン可能です。ログイン画面でTouch IDの代わりにパスワード入力欄が表示されるので、そこにMacのログインパスワードを打ち込んでください。なお、Macを再起動した直後はセキュリティ上の理由でTouch IDは使えず、パスワード入力が必須です。これはmacOSの仕様であり、故障ではありません。

Q4. リカバリーモードが起動できません。他に方法はありますか?

リカバリーモードが起動できない場合は、インターネットリカバリーを試してみてください。Intel搭載Macの場合はOption + Command + Rを押しながら起動、Apple Silicon搭載Macの場合は通常のリカバリーモードと同じ手順(電源ボタン長押し)でインターネットリカバリーが自動的に利用されます。インターネット接続が必要ですが、Macの内蔵リカバリー領域に問題がある場合でもmacOSの復旧が可能です。それでも解決しない場合は、Apple StoreのGenius Barやお近くのApple正規サービスプロバイダに相談してください。

Q5. 会社支給のMacでログインできなくなりました。どうすればいいですか?

会社や学校から支給されたMacは、MDM(モバイルデバイス管理)で管理されている可能性が高いです。この場合、まずはIT管理者に連絡してください。MDMを通じてリモートでパスワードをリセットしてもらえる場合があります。また、FileVaultの復旧キーもIT管理者が保管していることが多いです。個人の判断でリカバリーモードからリセットを行うと、MDMの設定に影響が出る可能性があるため、まずはIT部門への確認を優先してください。

Q6. パスワードリセット後にWi-Fiのパスワードが消えてしまいました。なぜですか?

パスワードをリセットすると、macOSのキーチェーンにアクセスできなくなる場合があります。Wi-Fiのパスワードやウェブサイトのログイン情報はキーチェーンに保存されているため、「新しいキーチェーンを作成」を選択すると、これらの保存済み情報が失われます。Wi-Fiのパスワードはルーター本体のラベルに記載されていることが多いので確認してください。ウェブサイトのパスワードは各サービスの「パスワードを忘れた場合」機能で再設定できます。

Q7. 自分のMacがApple SiliconかIntelか確認する方法はありますか?

ログインできない状態では直接確認が難しいですが、以下の方法で判別できます。購入時期が2020年11月以降のMacBook Air、MacBook Pro 13インチ、Mac miniは基本的にApple Silicon(M1以降)です。また、Macの裏面や底面に記載されているモデル番号(A2337、A2338など)をスマートフォンでAppleの技術仕様ページで検索すると確認できます。迷った場合は、まずApple Siliconの手順を試し、反応がなければIntelの手順を試してください。

Q8. FileVaultが有効かどうかはログイン前にわかりますか?

はい、いくつかの手がかりがあります。FileVaultが有効なMacでは、起動直後のログイン画面が通常と若干異なります。具体的には、FileVault有効時の起動画面ではすべてのユーザーアカウントが一覧表示され、「ゲスト」アカウントは表示されません。また、FileVaultが有効な場合はログイン画面にシャットダウンや再起動のボタンが表示されるのが特徴です。リカバリーモードで起動してディスクユーティリティを開けば、ボリュームが暗号化されているかどうかを確認できます。

Q9. パスワードが正しいはずなのにログインできない場合は?

パスワードが正しいと確信しているのにログインできない場合は、以下を確認してください。(1) Caps Lockがオフになっているか、(2) 入力ソースが英語になっているか、(3) 外付けキーボードの配列が正しいか(JIS/US)、(4) 特定のキーが壊れていないか(別のキーボードで試す)。これらすべてに問題がない場合は、macOSアップデートやシステムの不具合が原因の可能性があります。セーフモードでの起動を試すか、リカバリーモードからパスワードをリセットしてください。

Q10. パスワードリセットをしてもログインできない場合は修理が必要ですか?

パスワードリセットを行ってもログインできない場合は、ハードウェアの問題の可能性があります。キーボードの故障、ストレージの障害、ロジックボードの不具合などが考えられます。まずはmacOSの再インストール(データ保持版)を試し、それでも解決しない場合はApple StoreのGenius BarApple正規サービスプロバイダに相談してください。購入から1年以内、またはAppleCare+に加入している場合は無償修理の対象になる可能性があります。

まとめ

Macでログインできない・パスワードが通らない問題は、原因を正しく特定すれば多くの場合自力で解決できます。この記事で紹介した対処法を簡単なものから順番に試していくことが大切です。

対処の優先順位まとめ

  1. Caps Lock・入力ソースの確認(まずこれを疑う)
  2. パスワードヒントの確認(3回間違えると表示)
  3. Apple IDでパスワードリセット(インターネット接続が必要)
  4. リカバリーモードからパスワードリセット(Apple ID不要)
  5. FileVault復旧キーの使用(FileVault有効時)
  6. ターミナルからパスワードリセット(上級者向け)
  7. セーフモードでのログイン試行(ソフトウェア不具合の疑い時)
  8. 別アカウントからのパスワード変更(複数アカウントがある場合)
  9. macOSの再インストール(最終手段・データ消失の可能性あり)

特に重要なのは、日頃からの予防策です。パスワードを安全な場所に記録しておくこと、Apple IDとの連携を有効にしておくこと、Time Machineでバックアップを取っておくこと。この3つを実践していれば、万が一ログインできなくなっても慌てずに対処できます。

すべての方法を試してもログインできない場合は、Appleの公式サポート(0120-277-535)に電話するか、最寄りのApple StoreのGenius Barを予約して相談することをおすすめします。専門のスタッフが直接サポートしてくれます。

この記事が、Macのログイン問題を解決する一助となれば幸いです。

Check Also

【2026年最新版】Macのシステム設定(環境設定)が開かない・フリーズする原因と対処法

Macの「システム設定」(ma …