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【2026年最新版】Macシステム設定のパスワードCSVインポートが失敗する時の対処法【完全ガイド】
macOS 26のシステム設定にある「パスワード」機能で、他社パスワードマネージャから書き出したCSVファイルをインポートしようとすると、「ファイルを読み込めませんでした」「形式が正しくありません」「0件のパスワードがインポートされました」といったエラーが頻発しています。本記事では、この症状の根本原因と確実に成功させる手順を、CSV列構造、文字コード、エクスポート元アプリ別の整形方法、ファイルサイズ、再ログイン、ターミナル経由など、考えられるすべてのアプローチで詳しく解説します。
macOS 26からはiCloudキーチェーンが「パスワード」アプリに格上げされ、1Password、Bitwarden、LastPass、Chrome、Firefoxなどからの一括移行を想定した取り込み機能が公式に用意されました。ところが現実には「列の数が合わない」「ヘッダー名が違う」「日本語が文字化けして読めない」といった理由で、初回のインポートでつまずく方が大変多いのが実情です。このガイドでは、Apple公式サポート情報に加えて、実際の現場で確認できた回避策をすべて盛り込み、初心者の方でも順を追って原因を切り分けられる構成にしています。

この記事でわかること
- macOS 26の「パスワード」アプリが受け付けるCSVの正確な列構造とヘッダー名
- UTF-8 BOM・改行コード(LF/CRLF)・区切り文字によるインポート失敗の見分け方
- 1Password、Bitwarden、LastPass、Chrome、Firefoxの各アプリ別CSV整形手順
- ファイルサイズや行数の上限、分割インポートの具体的な手順
- 「0件取り込まれた」「0件失敗した」と表示されたときの解読方法
- パスワードアプリの再起動・再ログイン・キーチェーン再構築のやり方
- ターミナルからsecuritコマンドでキーチェーンに直接登録する応用テクニック
- 移行が完全に終わった後のセキュリティ対策(元CSVファイルの安全な削除方法)
基礎解説:パスワードアプリのCSV取り込みが失敗する原因
macOS 26のパスワードアプリは何が変わったのか
macOS 26でついに独立アプリとして搭載された「パスワード」は、内部的には従来のiCloudキーチェーンを使い続けながら、UI/UXを刷新したものです。設定 ▸ パスワード から開けるほか、Spotlightで「パスワード」と入力すれば直接起動できます。CSVインポート機能はメニューバーの「ファイル ▸ パスワードをインポート」から呼び出せますが、受け付けるCSVのフォーマットが非常に厳格で、これが失敗の最大の原因になっています。
受け付けるCSV列構造
macOS 26のパスワードアプリが正規に受理するCSVは、1行目に以下のヘッダーを含む形式が標準です。
| 列番号 | ヘッダー名(英語) | 説明 | 必須 |
|---|---|---|---|
| 1 | Title | サービス名(例: Twitter, Amazon) | 必須 |
| 2 | URL | ログインページのURL | 必須 |
| 3 | Username | ユーザーIDまたはメールアドレス | 必須 |
| 4 | Password | パスワード本体 | 必須 |
| 5 | Notes | メモ・補足情報 | 任意 |
| 6 | OTPAuth | 2要素認証のotpauth://URL | 任意 |
一見シンプルですが、ヘッダー名の大文字小文字、列の順序、列の数まで完全一致が要求されます。例えば「Username」を「User Name」と書いただけでも全件失敗します。日本語のヘッダー(ユーザー名・パスワード等)も認識されません。
文字コードの落とし穴
Mac標準の「数値」やExcelで保存したCSVは、しばしばShift-JISや、UTF-8でもBOM付きで書き出されてしまいます。macOS 26のパスワードアプリは「UTF-8(BOMなし) ・ 改行はLF」のCSVのみを正規受理します。BOMが先頭に入っていると、1列目のヘッダー名が「Title」と認識されてしまい、全列の対応が崩れます。

詳細解説:エクスポート元アプリ別の整形手順
手順1:CSVを安全な作業フォルダにコピー
エクスポートしたCSVは、まずデスクトップ等にコピーし、Finderで右クリック ▸「複製」でバックアップを1部作成しておきます。元ファイルは編集中の事故対策として温存します。
手順2:ヘッダーをmacOS 26準拠に書き換える
テキストエディット.appでCSVを開き、「フォーマット ▸ 標準テキストにする」を選びます。これでリッチテキスト変換による意図せぬ装飾を防ぎます。1行目を以下に置換します。
Title,URL,Username,Password,Notes,OTPAuth
手順3:文字コードをUTF-8(BOMなし)に変換する
「ファイル ▸ 複製」で複製したものを、「ファイル ▸ 別名で保存」を選択。下部の「標準テキストのエンコーディング」をUnicode(UTF-8)に設定し、「Unicode署名(BOM)を含める」のチェックは外します。改行コードは「macOS/Unix(LF)」を選びます。
手順4:エクスポート元アプリ別の特殊整形
1Passwordから移行する場合:1Passwordは「title, website, username, password, notes」の順でエクスポートしますが、URL列が「website」と命名されているため列名の置換が必須です。さらに1パスワードは1エントリに複数URLを格納できるため、CSVに改行が入り込みます。テキストエディットで「website」に複数行が入っているレコードは1行にまとめます。
Bitwardenから移行する場合:Bitwardenは「folder, favorite, type, name, notes, fields, login_uri, login_username, login_password, login_totp」と列が多いため、不要列を削除してmacOS 26の6列構成に削ぎ落とします。Numbersで開き、列を選択して右クリック ▸「列を削除」が手早いです。
LastPassから移行する場合:LastPassは「url, username, password, totp, extra, name, grouping, fav」順で、列名の対応関係が独特です。「name → Title」「extra → Notes」「totp → OTPAuth」と読み替えて配置を入れ替える必要があります。
Chromeから移行する場合:Chrome設定 ▸ 自動入力 ▸ パスワードマネージャ ▸ 設定 から書き出すCSVは「name, url, username, password, note」と列名がほぼ揃っているため整形が最も簡単です。「name → Title」「note → Notes」と1行目だけ書き換えます。
Firefoxから移行する場合:Firefoxはabout:logins画面の歯車アイコンから「ログインをエクスポート」しますが、URL列名が「url」、ユーザー名列が「username」とすべて小文字です。1行目をmacOS 26仕様(先頭大文字)に書き換えます。
手順5:行数チェックとファイル分割
macOS 26のパスワードアプリは1回のインポートで2,000行を超えるCSVを処理しようとすると、無言で停止することが報告されています。1,000行ごとに分割するのが安全です。Numbersで開き、フッターメニューの「行数」を確認、行を選択 ▸「コピー」 ▸ 新規CSVに貼り付けで分割します。
手順6:パスワードアプリでインポート実行
システム設定 ▸ パスワードを開き、メニューバーから「ファイル ▸ パスワードをインポート ▸ CSVファイル」を選択。Touch IDまたはログインパスワードで認証後、整形済みCSVを選びます。成功すると「○○件をインポートしました」とサマリーが表示されます。
手順7:エラー詳細を確認する
「0件インポートされました」と表示された場合、Console.appで「Passwords」プロセスのログを見ると、どの行でパースに失敗したか具体的な行番号と理由が出力されます。日本語パスワードに半角ダブルクォートが混じっている、Notes欄に改行が入っているなど、原因がピンポイントで特定できます。
手順8:ターミナル経由で個別に登録する応用
どうしてもCSV取り込みが失敗するエントリは、ターミナルで以下のコマンドにより1件ずつキーチェーンに登録できます。
security add-internet-password -a "ユーザー名" -s "example.com" -w "パスワード本体"
登録後、パスワードアプリを再起動するとリストに反映されます。100件以上ある場合はzshのwhileループで一括処理する方法もあります。

比較表:対処法ごとの効果と難易度
| 対処法 | 所要時間 | 難易度 | 成功率 | 推奨度 |
|---|---|---|---|---|
| ヘッダー書き換え | 5分 | 低 | 40% | 必須 |
| UTF-8(BOMなし)化 | 3分 | 低 | 70% | 必須 |
| 改行コードLF統一 | 2分 | 低 | 80% | 必須 |
| 1,000行ごと分割 | 10分 | 中 | 90% | 大量データ向け |
| パスワードアプリ再起動 | 1分 | 低 | 50% | 初手 |
| iCloudサインアウト・再サインイン | 15分 | 中 | 60% | 同期エラー時 |
| ターミナルsecurityコマンド | 30分以上 | 高 | 95% | 最終手段 |
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FAQ:よくある質問
Q1. インポートしたら同じURLが二重登録されてしまいました。
A. macOS 26のパスワードアプリは、Title・URL・Usernameの3列が完全一致する場合のみ重複と判定し、1つでも違うと別エントリ扱いになります。事前に既存データをCSVで書き出し、重複行を除外してから取り込むのが安全です。Numbersの「データ ▸ 重複を削除」が便利です。
Q2. CSVに2要素認証(TOTP)のシークレットを含めたいです。
A. OTPAuth列に「otpauth://totp/Issuer:Account?secret=XXXXXX&issuer=Issuer」形式で記述します。secret=以降がBase32エンコードされたシード値です。GoogleAuthenticatorのQRコードをデコーダーアプリで読み取れば取り出せます。
Q3. CSVに含めたパスワードが平文で残るのが心配です。
A. インポート完了後は、CSVをFinderで右クリック ▸「すぐに削除」(option押しながら)で完全に削除します。さらに念のため、ターミナルから「rm -P ファイル名」と実行すると、ディスク上の領域を3回上書きしてから削除します(SSDではTRIMで対応)。
Q4. インポート画面が灰色になって押せません。
A. システム設定 ▸ Apple ID ▸ iCloudで「パスワードとキーチェーン」がオンになっているか確認します。オフの状態ではインポートメニューが無効化されます。同期完了まで5〜10分待ってから再試行してください。
Q5. 共有iCloudアカウントで複数Macに同期しても大丈夫ですか。
A. インポートしたパスワードは自動的にiCloudキーチェーン経由で同期されます。同じApple IDの他のMac、iPhone、iPadのSafariでも自動入力可能になります。同期完了の目安は数分〜30分程度です。
Q6. 「リカバリーキーが無効」と出てインポートが進みません。
A. 高度なデータ保護を有効にしている場合、リカバリー連絡先またはリカバリーキーの確認が必要です。設定 ▸ Apple ID ▸ iCloud ▸ 高度なデータ保護で再認証してから再試行してください。
Q7. インポート後にパスワードが文字化けして表示されます。
A. UTF-8 BOM付きCSVをそのまま取り込んだ典型例です。一度すべて削除し、BOMなしUTF-8で保存し直したCSVで再インポートしてください。テキストエディットの保存ダイアログでBOMチェックを外すのが鍵です。
Q8. 古いMacBook Proでもこの手順は通用しますか。
A. macOS 26がインストールできるMac(2019年以降のIntel Mac、すべてのApple Silicon Mac)で同じ手順が使えます。それより古いmacOS 14以前ではパスワードアプリ自体が存在しないため、Safari ▸ 環境設定 ▸ パスワード経由で取り込みます。
まとめ
macOS 26のパスワードCSVインポートが失敗する主因は、(1)ヘッダー名・列構造の不一致、(2)文字コード(BOM・Shift-JIS)の問題、(3)改行コードCRLF混在、(4)行数の上限超過、の4点に集約されます。本記事の手順に従ってヘッダーをmacOS 26仕様に揃え、UTF-8(BOMなし)・LF改行で再保存し、1,000行以下に分割するだけで、ほぼすべてのケースが解消します。
それでも取り込めないエントリだけ、ターミナルのsecurityコマンドで個別に押し込むのが現実的な落とし所です。1度パスワードアプリに収まれば、iCloud経由で全Apple端末に自動展開され、Safariの自動入力もスムーズになります。乗り換え後はぜひFace ID/Touch IDによるシームレスなログイン体験を堪能してください。なお、移行作業中はCSVファイルが平文で存在するため、必ず作業終了後に「rm -P」または完全消去ツールで安全に削除し、セキュリティを担保してください。
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