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10cm以内の超近距離無線通信規格。ICカード・スマホ決済・認証キーなどに使われる。
詳しい解説
NFCは『Near Field Communication』の略で、10cm以内の超近距離で通信を行う無線通信規格です。SuicaやPASMOなどの交通系ICカード、QUICPay・iD・Apple Pay・Google Payなどのスマホ決済、社員証による入室認証、広告ポスターのタッチ情報受信など、日常のさまざまな場面で使われています。Bluetoothより距離が短く、その代わり『かざすだけで認証・決済が完了する』という即時性が特徴です。
NFCには大きく3つの動作モードがあります。①『カードエミュレーション(スマホがカード代わり)』: スマホをかざすだけで改札を通れる、店舗で決済できる。②『リーダー/ライター(スマホがカードを読む)』: ポスターのNFCタグにかざして情報を取得、NFCタグで設定を一括切替。③『ピアツーピア(機器同士の通信)』: 以前はAndroid同士のAndroid Beamで使われましたが、現在ほぼ廃止されています。
日本の交通系ICやおサイフケータイは『FeliCa』というNFC規格の一種を使っており、海外主流の『NFC Type-A/B』とは異なります。iPhone 8以降、iPhone/Apple WatchはFeliCaに対応し、SuicaやPASMOをApple Walletに登録できるようになりました。Android端末も『おサイフケータイ』対応モデルなら同様に扱えます。
NFCの通信速度は106〜424kbpsと低速ですが、目的が『認証情報の受け渡し』に特化しているため、大容量ファイルの転送には使われません。Bluetooth・Wi-Fi Directの起動トリガーとしてNFCを使う連携もあり、『NFCで機器情報をスマホに取得→その情報でBluetoothに自動接続』という使い方も一般化しています。
セキュリティの面では、至近距離通信であることが最大の防御になっています。10cm以上離れれば通信できないため、通勤電車で『スキミング被害』が発生するリスクは事実上ほぼありません。とはいえ財布の中にスキミング防止スリーブを入れる、不用意にNFCをONにしたままにしないなどの対策も有効です。
改札の読み取り機にiPhoneをかざすと、0.5秒でピッと鳴って通過できる場面を想像してください。その裏では、iPhoneがSuicaカードのふりをして、改札機と10cm以内で認証情報を瞬時にやり取りしています。同じ仕組みでコンビニのレジで決済、マンションのエントランスで解錠、オフィスで入退室ログ記録、という一連の日常動作が、全て『かざすだけ』で完了。カードを取り出す動作が消える便利さは、NFCが縁の下で支えています。
別の呼び方
近距離無線通信
FeliCa
おサイフケータイ
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