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SafariがサードパーティCookie・フィンガープリントを自動判定し、広告主による横断追跡を防ぐプライバシー機能。
詳しい解説
インテリジェントトラッキング防止(Intelligent Tracking Prevention、略称ITP)は、AppleがSafariに組み込んでいるプライバシー保護技術で、Webサイトをまたいだユーザー追跡(クロスサイトトラッキング)を機械学習を使って自動検知し、サードパーティCookieや追跡目的のスクリプトを制限する仕組みです。2017年に初搭載され、バージョンを重ねるごとに強化されています。
仕組みは大きく3段階あります。1つ目は『機械学習による追跡ドメインの判定』で、Safariが複数サイトで利用される怪しいドメインを自動で特定します。2つ目は『Cookie制限』で、判定されたドメインからのサードパーティCookieは24時間で期限切れ、7日でクリアされます。3つ目は『ストレージ削除』で、JavaScriptで書き込まれるlocalStorageなども定期的にパージされます。
さらにSafari 14以降は『プライバシーレポート』機能が追加され、アドレスバー横の盾アイコンから『どのトラッカーをブロックしたか』を週単位で確認できます。1週間で数百〜数千のトラッカーをブロックしているのが可視化されるのは、想像以上のインパクトです。
有効化は『設定 → Safari → サイト越えのトラッキングを防ぐ』をONにするだけで、デフォルトでONになっています。追加で『すべてのCookieをブロック』をONにすると最強ですが、一部サイトでログインが切れやすくなる副作用があるため、通常は『サイト越え』のみで十分です。
企業側からは広告収益・計測精度への影響で批判もありますが、Appleは『ユーザーのプライバシーは基本的人権』という立場で妥協せず、毎年強化を続けています。ChromeのCookie廃止方針も、このITPが業界の流れを作ったと言えます。
ITPが強すぎるとSNSの埋め込みコンテンツ・予約サイトのカレンダー・配送追跡ページでCookieが切れて機能しないケースもあります。その場合はサイト別の例外を設定するか、一時的にプライベートブラウズを無効にして対処します。
Amazonで商品を見たあと、別のニュースサイトやSNSで同じ商品広告が出るような経験はないでしょうか。『サイト越えのトラッキングを防ぐ』をONにしておくと、Amazonが設置した追跡Cookieが他サイトに引き継がれず、追跡広告が激減します。1週間後にSafariのプライバシーレポートを開くと、『498のトラッカーをブロック』などと表示され、効果を実感できます。
別の呼び方
トラッキング防止
サイト越えトラッキング防止
クロスサイト追跡防止
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