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古い形式のディスク管理方式。2.2TBまで・パーティション4つまでの制約があるため、現在はGPTに移行中。
詳しい解説
MBRは『Master Boot Record(マスターブートレコード)』の略で、1983年から続いた古いディスクパーティション管理方式です。ディスクの最初のセクター(512バイト)に起動コードとパーティションテーブルを格納する仕組みで、長年PCの標準規格でしたが、現在はGPTへの移行が進んでいます。
MBRの構造は、①ブートストラップコード(OSを起動するための小さな命令)、②パーティションテーブル(最大4つの領域情報)、③署名(有効性確認用)、という3部構成です。シンプルな設計ゆえに広く普及しましたが、設計年代が古いため現代的な要求には応えきれなくなっています。
主な制約は3つです。①最大2.2TBまでしか認識できない(大容量HDD・SSDでは容量の一部が使えない)、②プライマリパーティションは4つまで(拡張パーティション経由で増やせるが複雑)、③ブートローダー格納領域が512バイトと小さく、現代の多機能起動プロセスに対応しきれない。これらの理由から、新しいPCではGPT+UEFIの組み合わせが標準となっています。
MBRを使っているかGPTを使っているかを確認するには、『ディスクの管理(diskmgmt.msc)』を開き、該当ディスクを右クリック→『プロパティ → ボリューム』タブの『パーティションのスタイル』欄で確認できます。もしくは、コマンドで `diskpart` → `list disk` で『Gpt』列に『*』が付いていればGPT、なければMBRです。
MBRからGPTへの変換は、Windows 10以降なら標準コマンド `mbr2gpt` で可能です。ただし、事前に重要データのバックアップ、BIOSからUEFIへの切り替え準備が必須で、失敗すると起動不能になるリスクがあるため慎重な作業が必要です。
なお、外付けUSBメモリや小容量のSDカードは今もMBRが使われることが多く、互換性の観点で当面はMBRも併存し続けると見られています。
新しく買った4TB外付けHDDをPCに繋いだら、2TB分しか認識しない場面を想像してください。原因はHDDがMBR形式で初期化されているためです。『ディスクの管理』で該当ディスクを右クリック→『GPTディスクに変換』を選ぶと全容量を使えるようになります。ただしこの操作で既存データは消えるため、必ずバックアップを取ってから実施しましょう。
別の呼び方
マスターブートレコード
MBR形式
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